極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

バービー (2023)114分 BARBIE 

2024-05-14 19:45:18 | 外国映画(DVD・TV)



 女性が主役のバービーランドでケンと一緒に完璧でハッピーな毎日を過ごしていたバービー。しかしある日突然、彼女の身体に異変が起こり始め、バービーは原因を探るためにケンとともに人間の世界へと向かうことに。しかし、完璧はバービーランドとは何もかもがまるで違う現実の世界に戸惑い、行く先々で大騒動を巻き起こしてしまうバービーだったが…。


 WOWOW ★★


 冒頭、「2001年宇宙の旅」のパロディとして、オリジナルではモノリスに遭遇したことで賢くなった類人猿(?)のグループが、武器を持つことでほかのグループたちとの戦闘で勝利するというシーンが有りましたが、動物の骨を棍棒として・・・ってシーンが有りましたが、この「バービー」ではバービーと遭遇した子どもたちが、それまでの人形を粉々に砕くというシーンがありました。で、私はこの時点でめちゃこの作品に興味がなくなり・・・てかさ、そんな残酷なシーンを子どもたちに演じさせて・・・すごく嫌だった。

 確かに全編ポップですごくワクワクするような映像でしたが、ようするに「シニカルな大人たち」がだけが楽しめる作品でした。そこにはいま世界的な流行している「多様性」や「ジェンダー」の問題など、制作者側の
「ね?私達ってよくわかってるでしょ?」って感じのいやらしさも見えて。

 間違って子どもたちが観に来なかったかどうかが心配です。
で、「タカラ」も「リカちゃん」を使って、もっと夢のあるファンタジーを作って欲しいです。それが「前時代的」と批判されても、私は評価したいです。

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