スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

今も健在、庶民的な店

2006-01-08 17:10:24 | 観光


Jさんから、「昔ながらの商店街」の写真をと希望されてから、私はずっと拘ってきた。浅草寺界隈で下町風景を見付けはしたが、どの店も建物自体が新しくて立派だった。ところが、ここで見るお店はみな戦争直後のもので60年以上は経過している。二枚目の裏をご覧下さい、空襲の猛火をくぐって生き残った店ではないか。どっこい皆さんが逞しく働いている。ここは何処か?

何と六本木ヒルズから歩いて5,6分のところにある麻布十番(あざぶじゅうばん)だ。麻布や広尾といえば高級マンションや外国大使館が点在する一等地なのだ。そんなところに、このような庶民的な商店街が存在する。都営地下鉄大江戸線が5年前に開通してから、大勢の観光客がやって来るようになったそうだ。なんと、3枚目の表、たい焼き店ではお持ち帰りは1時間待ちだという。奥の狭い店内では若い男女がたい焼きをほおばっていた。人々の服装や自動販売機などを取り去れば、これはまさしく戦争直後の闇市を彷彿とさせる佇まいだといえる。最後の森タワーは付録です。
下の写真は本ブログ完成後に追加添付したものです。一体全体何屋さんなのか分からないが、次から次へと客が動いた。



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14 コメント

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こりゃ~面白くて懐かしい・・ (sakura)
2006-01-08 17:31:26
よく探して来られたと思ったら 何と麻布十番!なるほどそう言えば あるある あったですね。笑いながら拝見していたら六本木ヒルズに変わる所が又々愉快・・・・
嬉しいですね! (じゃこしか)
2006-01-08 17:50:10
 poloさん今晩は。

これこそ最高の写真です。まだ忘れずに覚えて呉れていたのですね。

 とても嬉しいです。本当に有り難うさんでした。

大都会にも、昔ながらのこうした庶民の店が、残っているのに、心強さを感じました。

 古き良き時代の商人の逞しさは、まだまだ健在ですね。満更捨てたものでない事が判りました。
昭和にタイムスリップ (anikobe)
2006-01-08 18:45:18
大東京にこのようなお店のあるところが、しかも六本木ヒルズの近くにあるのですね。

隣の店のシャッターの錆び付いているにも拘らず、逞しく頑張るおでんやさんに、商人の魂のようなものを感じますね。

きっと本物の味を守り続けているのでしょう。
オールウェーズですね (熊子)
2006-01-08 21:37:38
オールウェーズ三丁目の夕日が話題の現在、やっぱり原風景はいいですね。駄菓子屋さんやたばこ屋さんもあるのかな。頭に日本手ぬぐいのおばさまが出てきた泣いちゃうな。お洒落な街も良いけれど、こうした商店街風景は落ち着きますね。今川焼きやおでんやさん。おでんやさんの前に立つおじさまは何を注文かな。今日も探索お疲れ様でした。
sakuraさん、こんばんは (polo181)
2006-01-08 21:50:32
コメントを有難う。東京にまだこのような場所があったとは驚きです。建物がどれも古く中にはモルタルが剥がれ落ちているのもあった。この書き込みの後に貼り付ける予定の店などは、いったい何屋さんなのか分からないのがあって、お客がどんどん入っていったのには実際驚きました。
じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2006-01-08 21:55:29
コメントを有難う。浅草寺周辺の下町風景は掲載しましたが、今一つでしたね。今度こそ庶民の商店街です。猛烈な地上げにも抵抗して、このように自分の商売に拘っている姿はあっぱれだと思いました。これらの店は、大抵二階建てで二階が住居になっているようです。おでんもたい焼きも食べたかったのだけれど、歯の治療中でまだ傷みがあったので、食べられなかったのが残念です。笑
anikobeさん、こんばんは (polo181)
2006-01-08 22:01:55
コメントを有難う。六本木ヒルズのすぐそばに、このような商店街があるとは夢にも知りませんでした。「東京を歩こう」と言う旅行案内本を読んでいたら、紹介されていたので、「これだ!」と思って行ってきました。建物がどれも古くて今にもこぼれ落ちそうな感じです。それでも、小商いを続ける精神力には参りましたよ。ところどころに、近代的なビルがあるけれど、全体的には庶民の商店街といった雰囲気でした。
熊子さん、こんばんは (polo181)
2006-01-08 22:11:07
コメントを有難う。タバコ屋さんや駄菓子屋さんを探しましたが見つかりませんでした。あちらこちらで買い食いをしたかったのだけれど、歯が痛くて何も食べられませんでした。それが残念です。オールウエイズ三丁目の夕日がどのような映画なのかしりませんが、人々が昭和への郷愁を感じ始めていることは知っています。撮影中に、自転車のおばちゃんが止まって、話しかけてきました。その人もカメラが好きらしくて、「良い写真を撮ってくださいね」とかなんとか、色々と話してから去っていきました。
これぞ下町原風景 (あまもり)
2006-01-09 00:26:43
今の日本を揺るがしている六本木ヒルズ族がいるそばに、こんなに庶民的な町があるとは。どこかタイムスリップできる穴がありませんでした(笑)

高層ビル街の中で頑張っているというのが嬉しいですね。

東京案内のガイドブックでここを紹介しているということは、美味しいお店が揃っているということもあるのでしょうが、この昔にタイムスリップしたような雰囲気をみんなが大事にしているということなんでしょうね。
あまもりさん、こんにちは (polo181)
2006-01-09 10:35:26
コメントを有難う。超近代と昭和中期とがはっきりと区分けされている地域のようです。彼等商店主はバブル期には地上げ屋に抵抗してきたのでしょう。小商いを守り通している根性は見上げたものです。撮影中の私に話しかけた中年女性は、最近やっとこの古さが売りになって、観光客が訪れるようになったと話していました。道路には高級外車が沢山止まり、何がどうなっているのか訳分からない地域です。地下鉄の駅、麻布十番がタイムスリップの出入り口かな。笑

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