スケッチブック

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哀しいタヌキ

2018-01-03 12:46:56 | Weblog




W氏から得た情報で、タイヤポイントに行けばクロジが撮れるだろうと思って
今朝(三日)7時に起きて(私としては早起き)機材を背負い急いで歩いた。
ボイスを鳴らし餌を置けばものの10分もたたない内にやって来るだろうとの見込みだった。

ところがドッコイそうは問屋がおろさなかった。待つこと一時間、現れたのは
ご覧の通り老タヌキだ。下半身全面的に毛が抜け落ちて丸裸のような状態。
病気なのか、老いたせいなのかはさだかではない。しかし動きが鈍いので
老タヌキだと言えるだろう。私と同じだ。

そうこうする内に、彼は餌台にまでよじ登り、野鳥の餌(むき餌)を食べ始めた。
すっかり食べ終えたので、去るだろうと期待したがじっとこちらを見ている。
根負けした私は、静かに近寄っておかわりをふたつかみのせてやった。
それを食べ終えても去らない。もっとくれよとこちらを見ている。
結局3往復して満腹となり去っていった。

その頃には、私の体はすっかり冷え切って立ち去るしかなかった。
新春早々の鳥撮りは、タヌキに化かされてしまった。
(ちなみに、タヌキはイヌ科のタヌキ属 まんざら今年のエトに無縁ではない)

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