ジジイのたわごと

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<山田五十鈴さん>美しさと演技力と 芸の道、妥協許さず

2012-07-11 06:15:09 | トピック

山田五十鈴さん=1999年4月22日撮影


<山田五十鈴さん>美しさと演技力と 芸の道、妥協許さず

毎日新聞 7月10日(火)3時31分配信

 舞台、映画に数々の名作、傑作を残した大女優、山田五十鈴さんが、9日亡くなった。若き日から晩年まで美しさと演技力を兼ね備え、妥協を許さず、人生を見事に全うした。

 「大貨物」。大柄で、14歳なのに19歳ぐらいに見えたデビュー当時、映画関係者からそうあだ名された。自身の演技の未熟さを痛感し、懸命な努力を開始。伝記「聞き書女優山田五十鈴」では「それこそ三百六十五日撮影所に行って、人様の撮影を見ながら娘役のしぐさ(中略)といったことを見ながら勉強しました」とその苦労を語っている。

 やがて名監督が次々と山田さんを指名するようになる。溝口健二監督の「浪華悲歌」は、家族を助けるために転落していく若い女性を見事に演じ、続く「祇園の姉妹」でも利にさとい妹芸者をリアルに見せた。黒沢明監督作品の「蜘蛛巣城」「どん底」「用心棒」でも好演した。

 映画俳優の月田一郎さんとの結婚、長女の美知子(女優・瑳峨三智子)さん出産、そして離婚とめまぐるしく変わる状況の中でも、女優業を休むことはなかった。

 優れた相手役にも恵まれた。長谷川一夫さんとは映画「鶴八鶴次郎」(成瀬巳喜男監督)などで名コンビとして人気を博し、42年には劇団「新演伎座」を旗揚げした。43年に「歌行燈」(成瀬監督)で共演した新派の名女形、花柳章太郎さんからは、後に演技指導も受けた。

 舞台へ重心を移してからは、中村歌右衛門さん、尾上松緑さんらに誘われ、歌舞伎俳優とも多く共演。水谷八重子さん亡き後の新派公演にもたびたび参加した。

 「香華」を筆頭に、「しぐれ茶屋おりく」「たぬき」「女坂」などの五十鈴十種に選ばれた作品は文字通りの当たり役だった。「香華」はどんな境遇でも童女のようなかわいさを失わない郁代で、63年に初演以来、上演回数は800回以上。「たぬき」は74年初演で、寄席芸の名人、立花家橘之助役。三味線の難曲を弾き、義太夫を語り、落語をかけるという難役は山田さんにしかこなせなかった。【小玉祥子】

※ジジイのたわごと
 女優!!山田五十鈴・95歳にして巨星落つ!!
映画の題名は忘れてしまったが、山田五十鈴出演の映画は、何本か見たことがある。
スクリーンから伝わってくる、彼女の迫力に圧倒されっ放しだったのを覚えてる。
スクリーンの中の存在感は半端ではなかったのである。
彼女が出演した映画を、どこかの映画館若しくはテレビで再上映してくれるのを期待し、彼女の「安らかな眠り」を願うのみである。

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