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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

650.言語、発散型

650.言語、発散型
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 相手への伝達性を持たない言語も時にはあります。
 独り言も、他者への伝達の意図を持たないという点ではそれに当たりますが、受け手は自己であるとすれば、一応相手の存在する言語であると言えます。

 それに対して、発散型の言語は自己に対しても、他者に対しても伝達性を持たない言語です。自己の中にある受け容れがたいものや収まりまりきれないものをまさに”発散”するがための言語です。イライラしているときや、不安な時に発せられます。

 それは語彙になりきっていない音や声のような場合もあれば、その場とは無関係な語彙であったり、無意味な語彙である場合もあります。

 たとえば、「またまちがえてる」「だめでしょ!」というような、よく言われたり、耳にしている言葉がフラッシュバックのように蘇ってきて発せられることもあります。

 また、「とうふ、みそ汁!」「バスくる」「○○さん、みたよ」・・・のように、感情とはまったく無関係だと思われるような言葉が発せられることもあります。別に、豆腐のみそ汁が好きなわけでも、そこに嫌な思いがあるわけでもないのです。言葉遊び的、または音(おん)遊び的に選ばれた言葉の産出です。

 人の言語と感情には、大きな結びつきがあります。人は、心の起伏が大きいときに、言葉を発します。自分の中で抑えることのできない感情が言葉として発せられてしまっている、という状態です。

 教室の生徒さんやお子さんが発散型の言葉を発するとき、どのように対応したらよいでしょうか、また次に考えてみたいと思います。



造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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