初老男のノンビリしたブログ

近所や周辺の事柄に対して、書き記して行きます。

何でもあり?

2017年10月11日 18時10分20秒 | 雑多な話し


日本人は決まり事が大好きです。
自分が無いから、世間に寄り添い合わせるのです。
 
それを見て、米国の有名な経済カウンセラーは言いました。
『日本人は物を盗まないが、時間を盗む』と。

これを初めて読んだ時に、何の事やらと思ったのです。
先日になって合点が行きました。
欧米流は比喩的な表現が大好きなので、こうのような文面になる。
『日本人は乱暴しないが、他人の予定を壊す』
こうなるのですね。

日米開戦したくらいなので、日本人が乱暴だと思い込んでいたのでしょう。
嫌日キャンペーンを大統領主体で行っていたくらいです。
敵は悪魔の様に憎めが、欧米流です。
だから十字軍が編成されるのです。

前振りが横に流れそうです。
他人の予定に合わせようとしたがる日本人です。
何でもいいと言われると何して良いかワカラナイ。
だから「アンタ何する?」と聞いてしまう。
 
子供に好きに遊べと言えば泣き出すのです。
幼児なら好き勝手に動けるのに、世間体が芽生えると何もできない。
それは大人になっても同じです。

だから祭日が必要なのです。
お祭りなら古代からの神事です。
政教分離しようが、お盆とお彼岸に正月がある。
クリスマスだけで足りずに、ハロウィンやバレンタインもあるのです。
人が決めると波風が立って面倒です。
でも神様なら良いのです。

自然災害を神様による、天罰と捉えた国柄です。
西欧諸国では土地が枯れてしまい、自然災害が少ない。
既に神様も心の中では殺してしまい、事件の時にだけ祈る。
もう『神も仏もない』のが西欧式です。

こういったことで、何でも良いのに何でも良くないのが日本。
『忖度』とか『気配り』が、無礼講でも有効なのです。
何でもしては、必ず問題になる。
駄目な線引きが見えないのが日本流ですね。
特に『京都式』なんて、洛内の住人しか理解できません。

地域住人の坩堝である東京でも、シキタリや慣習が息付いています。
何でもイイを信じると、騙されてしまうのです。
都会には都会のルールがある。
面倒この上ないです。

自らに由るから、自由なのです。
他人や世間に由るなら、他由です。
だから人買われの聖地『吉原』では『太夫』と皮肉ったのかも知れません。