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心に響く禅語 その6

2009-10-16 16:30:13 | 生きる智慧

こころに響く禅語 その6

*心無罣礙(しんむけいげ)

私達がよく耳にする「般若心経」の一節である。「心無罣礙」と

は、心のわだかまりがないこと。私達は心配事があれば心配

に心を捉われてしまい、悲しいことがあれば、悲しみに心を奪

われてしまうようである。そしていつも心のどこかにひっかかり

を作って、くよくよ考え込んでいる。その心のさまたげを「ケイ礙」

という言葉で表現している。「ケイ」とは魚を捉える網のこと、

「礙」とはさまたげを意味し、私達の心が網にひっかかってもつ

れた状態、私達は心配や悲しみに心を奪われなければいいの

だが、実際問題として不可能である。生きている人間である以

上悲しみ苦しみはつきまとう。何か心配事があるとそのことが

頭から離れない。夜もおちおち眠れない。ひどい場合はノイロ

ーゼになったりする。

だから心の「こだわり」「わだかまり」を捨てるように般若心経は

教えている。悲しみは悲しみとして受け止める。苦しみは苦しみ

として受け止める。それが、「心無ケイ礙」の説くところである。

悲しみ、苦しみはだれでも受ける。受けた心のダメージをどのよ

うに処理していくのかが、問題なのである。自己の宗教心をしっ

かりと確立している人は、きっと立ち直りは速いと思う。私達は

物事に「こだわりつつ」「こだわらない」心を学ばなければならない

。心に「わだかまり」「こだわり」を持たないで生きることは大変難

しいことです。

しかし、「わだかまりや」「こだわり」を持っているとすべてに疑心

暗鬼となってしまう。

「先入観」や「わだかまり」を出来るだけ持たないように生きること

が大切でしょう。


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