不良おやじの小言

思いのまま、自分で考え 人の生きる人生を認めた上で 

自由に、のびのびと、たった一度の人生

原子力と大震災の危機管理⑤

2011年05月19日 | 原子力の人災と温暖化
原子力と大震災の危機管理⑤
今政財界や業界団体は被災者の為に何をなすべきでしょうか?
出来る事は何でしょうか?



映像①----海外の話題

日本の高度成長の頂点から政府が借金生活に入りはじめたのは、
思えば1971年のニクソンショックで為替レートが自由化(金兌換貨幣ドルを突如、
非兌換(金とドルの交換をしないこと)に一方的に変更する旨を宣言)された
ところからはじまったようです。
その時の首脳は佐藤栄作首相、福田赳夫外相、田中角栄通産相でした。
その頃から以後角福戦争に始まり、三木・福田・大平による三木おろし争い、
大平・田中VS福田・三木・中曽根の40日抗争等
うんざりするほど政争を繰り返して行きました。
その頃出てきたのがしらけ世代と言われましたが、
置いてきぼりの8割の国民がしらけるのは当たり前で、
それがその当時若者に反映したのだと思います。
話はそれますが1971年は私が鉄鋼業界の下請企業から大手の住宅建設会社に転職した
27歳の頃ですが、その後住宅メーカーの協力工場や販売会社の再建協力や関連会社の監査、
また販売会社・協力工場や物流センターの閉鎖清算等で
北は北海道から南は九州まで全国を飛び回りました。
その時こんなメーカーの若造をちやほやして(多分本部に悪い報告をされたり、
余計なことを言われると受注がこなくなったり、睨まれたりして仕事がしにくくなる
というような理由だと思いますが?)、中小企業の関連会社や販売会社の経営者や従業員や
工務店は大変なんだな思いました。
給料も私達より関連会社の経営者達の方が低いのです。
勿論中小企業ですから殆ど経営者が実権を握っていますので、利益が出て儲かれば経営者は
自由に使える金が増えるのですが(汚職の規制も民間にはありませんしね)、それにしても、
販売会社は粉飾の一種である商品の能力以上の買い取りや、工場は無理難題の生産要求や、
欠陥商品や欠品のメーカーと工場と納入業者の罪のなすり合いで、どこが負担するか決まらず、
最終的に泣きを見るのは客と接する販売会社と現場の工務店等、
何故この人達は権力に立ち向かわないのだろうと思うことが度々ありました。

そう思い起こすと今は高齢で貧乏な私が、昔高額所得者と思われていたことも
あったのだなーと不思議な感じに襲われます。
話を戻しますと自民党政治の終盤には自民党政治家個人単位の汚職は繰り返していたのですが、
自民党政治家だけでなく他の議員も含めて国会全体が汚職に絡んだリクルート事件、
金丸議員の佐川急便事件を起こし細川政権が誕生しました、
しかしこの政権は短命に終わりまた自民党政権となり昨年民主党政権となりました。

しかし殆ど65年間政・官・業はそのトップグループの癒着でなるべく企業に有利な法律を
作りまたは変更し、民間の株式会社制度の企業間の経済中心での激しい競争を繰り返し
利権の奪い合いで、競争相手を蹴落としたり併合したり、
また民営化の払い下げ方式で天下りを大量に移転させたりして大企業を成長させて行きました。

そして企業が勝ち取った利益である多大の金融資産は国の行政に
循環して戻ることはありませんでした。

そして、税金で賄われる軍事費や教育費や福祉費やODA等利益を生まない費用を除いた、
経済のインセンティブ等の費用は政治の献金先であり、
官僚の天下り先である民間の主に上場企業や政府の庇護の基の大手金融機関である
株式会社を中心とする企業が持ち去って、企業内に保留されたり、政治家の資産や、
天下りや企業トップグループの資産に化けてしまいました。

残った政府には1000兆円に迫る借金が残りました。
これではまともな行政が出来るはずがありません。そして今回の大震災です。
真っ先に考えるべきは被災者のはずであるはずなのですが、
また政・官・業トップグループは相変わらず、
起こったばかりの震災の対応が悪い等政争に走り、経済界はそれに便乗し政権おろしで
前にも記した圧力団体・経団連の中心的存在である東京電力守ろうとし、
自民党系の圧力団体は政治を動かそうと必死に画策しているようです。
延命策を計る東京電力ですが、今その事が必要なのでしょうか?

その話は後でもいいでしょう!まず生活をする為の食糧やお金が不足している被災者の
人達の方が先だと思うのですが?そしてまた今度も置いてきぼりを食らうのは
圧力団体の利害集団に入っていない
8割の一部である漁村や農村等の人々である大震災に遭った人達かもしれません。

この状態は何とかなりませんか神様??
また国の今回の復興や財政の問題ですが前にも話したと思いますが何故こんなに税金を超えて
お金が使われすぎ1000兆円の借金になったのか公表されていないし、
政府もただ使うだけで過去を分析していないので解らないのかもしれません。
どこが一番の無駄だったのかそこを検証しないと今後運よく国の財政が立ち直っても、
国民を助ける保険も積み立てられないし、仕組みも絵に描いた餅になると思います。
各党の税制改革の意見は下記に掲載しますが、
借金の要因分析や原因を公表・公開してから増税なのかどうかという話ではないでしょうか?

参考
角福戦争


※原発地域福島の被災者救援について

漁村農村の人が多い福島の被災者の救援についてですが、
まず全国平均の漁村の所得や農村の所得はどれくらいなのでしょうか?
全国の漁業個人経営者の平均所得は収入が878万円支出が652万円
(雇用費135万、油費112万、減価償却86万、その他319万)となって差引
漁業所得は226万だそうです。この中で雇用費が135万ということは
身内等家内工業的にやっていることが伺えます。
またソナー設備等全ての近代設備を整えた漁船は
3千万円から4千万円するそうで、
漁業個人経営者はそれだけの設備投資をしたら
借入返済等経営を圧迫し採算がとれない状況にあるようです。

一方農村の収入は平成21年の水田作経営(全国)の1経営体当たり平均は、
農業粗収益は210万円で、前年に比べて1.7%減少し、農業経営費は175万円で、0.6%増加し、
この結果、農業所得は35万円となり、12.0%の減少となったそうです。
(都府県は29万円で11.0%の減少、北海道は340万円で11.9%の減少)。
これは農業の減反政策も影響していると思います。ネット情報によると
「1970年以降、連綿と続けられてきた減反政策。転作を奨励するために
7兆円の国費を投入してきたが、この40年で食料自給率は40%に下落。
生産調整の対象になった水田の多くが休耕田になった。昨年、発覚した汚染米事件も、
本をただせば減反政策に原因がある。農業関係者の利益のために、
水田を水田として利用しない愚行。その制度疲労は明らかだ。
減反政策と高米価政策を推し進めてきたのは、農協、自民党、農水省
この鉄のトライアングルだった。」そうです。林業や牧畜も同じような状況だと思います。
これでは農村・漁村等過疎地方の若者は都会に逃げ出すのが当たり前だと思います。

これに対し都会では、サラリーマンの経費は余り認められていません、
しかし福利厚生はある程度行き届いており、出張費や交通費、教育訓練費等も
会社が負担しますので、一概には漁村・農村と比較できませんが、
東京電力正社員の平均年収は22年3月現在757万円、売上高は5兆162億円
だそうです。また役員報酬は21人で7億2千万で海江田大臣の発言によると、
一部の首脳の報酬は7,200万円程度となり、
その額はあまりにも高額だそうです。退職金も高額なのでしょうね。
東京電力と福島被災者との間には元々相当な格差があるようです。

原発地域の今後の補償問題は精神的保証も含め、
裁判沙汰になったら相当に長引く恐れがあります。
本店所在の中小企業の問題もやはり経営者と従業員と分けて考えなければならないと思います。
経営者でもリストラしたり、廃業したりした人達と雇用を維持し頑張っている人達とは
同列に考えられませんし、従業員も雇用されている人とリストラや廃業で失業した人では
条件が違ってくるのだと思います。
その他にも商店主や自営業、大企業等の出張所、共稼ぎや家族、単身者、障害者等
多数の難しい補償問題が発生してくると思います。
それに今後の放射能汚染に関した土壌改良や被災者の故郷回帰問題、
その後の防災体制の問題等も発生してくると思います。
いずれにしろ漁村や農村等を中心に現状の生活に一番困っている人達を速やかに救出する
ことは政府の役目だと思います。それが困難であれば少なくとも原発地域に関しては、
半年・1年位の生活現状維持の収入以上は仮払でも被災者に先に渡すべきだと思います。

原発地域以外の地域の救済は④の項で少し述べましたが、私は道路・交通・インフラを整備し、
今までの通り一辺の企業誘致等経済中心による街の復興ではなく、
過去の経験や技術を持った人達を生かし、日本の沿岸漁業の復興と近代化を目指し、
そこに流通としての商業や共同体の商店が集まり、
若者が回帰できる防災システムも含めた街づくりをする事がベターだと思います。
つまり昔からある街作りの考えを生かし、それを近代化したような魅力ある街づくりです。
ただそれまでの復興には時間がかかりますから、それまでの被災者たちの生活維持システムや
経験と技術の継承は高齢化もあり、時間との戦いで難しいものがあると思います。
それぞれの住民たちの復興計画と政府の政策に期待するしかありません。
参考
平成21年漁業経営調査


平成21年の水田作経営(全国)

映像②----かつお漁が危ない〜定置網漁業者の現状と苦悩〜

税制改革で増税の話
上記被災者の補償増大に伴って下記自民・民主・共産の各党の税制改革の意見です。
三党とも政府が何故このような一千兆円に近い借金になったのか、
その原因については余り触れていません。
また政府は現状の借金の内容についてインフレ率やデフレ率も含め過去の分析も
原因も公表していません。その面では今回の原発事故の問題と酷似しています。
つまり原因が解らないし、情報も公表されていないのに、
増税や財政立て直しの話が先行しています。
比較的詳細に内容を分析しているのは共産党ですが、
これも今の財政を立て直すための一部にはなりえますが、
一時的には経済が停滞することが考えられ、長期的改革が必要でしょうし
1000兆円の借金を解消する最善の策とは思えません。

大まかに言えば自民党は今まで色々な所に税金を含め国債を発行してお金使ってしまい、
借金が膨大になってしまったので、薄く広く皆さん税金を負担してください。
という虫のいい話で、民主党は度重なる減税があり、社会保障費が増大してきたので
消費税をあげてと言っています。
共産党は企業等裕福な層の優遇が過ぎるから、
もっと資産家や企業に負担させるべきだと言っています。いずれも一つの理由ですが、
じゃ今までの税金や国債を発行してのお金の使い方はどうだったのでしょうか?
というところが抜け落ちているような気がしませんか。

①軍事費や思いやり予算は正しかったのでしょうか?
予算に占める割合はどのくらいだったのでしょうか?
もし諸外国と比べ比率は適正だとしたら元々予算が膨らみすぎていたので
割合が低かったのではないでしょうか?
そうでないと世界で3番目の予算とか日本の軍事費が常に世界上位にランクされるはずはない
と思うのですが。何か別のルートで支出しているのですか?

②無駄な道路やダムや飛行場等設備にはどれだけ予算が使われたのでしょう?

③イ、民営化した時の株の収益やその後の補助金等は何にどれくらい支出したの  
  でしょう?
ロ、国民の税金を使いながら独立して行った民営化した企業ですから、
国民は知る権利があるのじゃないでしょうか?
ハ、国鉄など未だに国民の税金で負債を返済していて、
民営化企業は普通の企業とは違うのだから何故国民に内容等を情報開示しない
(国鉄、JAL、東電、NTT、郵政等)のでしょうか?

④ODAはどれくらい使ってどれだけ世界に貢献したのでしょうか?

⑤警察機構と防衛庁との予算はダブっていないのでしょうか?

⑥金融機関救済の為にどれだけ予算を使ったのでしょうか?

⑦公益法人や社団法人や宗教法人等への税制優遇や支援予算はどれだけ使って
国民に何をもたらしたのでしょうか?

⑧大きくて潰せない国鉄やJAL等多数の破綻企業の救済にどれくらいの
予算を消化したのでしょうか?
等、前にも「日本の財政破綻の原因は?」の項でお話しした、
政府は借金が増え始めた1971年以降国民や企業等から徴収した税金(直接税---所得税、法人税、
相続税、贈与税、地方法人特別税、間接税 ---消費税、酒税、たばこ税、揮発油税、航空燃料税、
石油ガス税、石油石炭税、自動車重量税、印紙税、登録免許税、電源開発促進税、とん税、
関税、地方譲与税関係---地方揮発油譲与税、石油ガス譲与税、航空機燃料譲与税、
特別とん譲与税、地方法人特別譲与税、地方税の普通税---道府県民税、事業税、地方消費税、
不動産取得税、ゴルフ場利用税、道府県たばこ税、自動車取得税、軽油引取税、自動車税、
固定資産税、法定外普通税、地方税(区、市町村)普通税---市町村民税、固定資産税、
軽自動車税、市町村たばこ税、鉱産税、特別土地保有税、目的税---入湯税、事業所税、
都市計画税、水地益税、共同施設税、宅地開発税、国民健康保険税、等の他社会保険料、
雇用保険料、労災保険料、健康保険料、介護保険料、医療負担費、
免許更新料等国に納める保険料や資格更新料や資格取得料等)のトータル収入が幾らで、
それらの支出がどうなっていて、国債は何が基準(基準も明確に示されている訳ではないが)
をオーバーして発行されたのかを掴めば、
この世界で一番の借金1000兆近くのインフレ率やデフレ率も含めた原因が解るはずですが
過去何も説明していませんし、情報開示も不十分です。優秀な官僚の皆さんからすれば、
ごく当たり前のことですのですぐに算出できると思うのですが?

これを知らせてくれないと国民はのど仏に魚の骨が突き刺さっているような気分で
増税には余り納得しないと思います。
要するに社会保障費の増大のせいにして説明が足りないのです。

1、自民党の意見
当面の財政運営について―税制の抜本的な改革に向けて

概要
概要図
イメージ

2、民主党の意見
税と社会保障の抜本改革調査会「中間整理」

3、共産党の意見
社会保障の財源を考える


※ひねくれ老人の独り言

アルカイダのビンラディンがオバマ政権によって倒されました。
前に「暴走金融の恐怖」の項で話しました
「9・11テロ組織に資金提供していたのはパキスタンの国家(軍)情報組織ISI
(長官がタリバンと通じていた)であることを最近アメリカは掴んだようだ」
という話をしました。パキスタン政府に内緒で電撃的にアジトを急襲したのは、
たぶんこのパキスタンの軍の諜報機関ISIが信用出来なかったからだと思います。

しかしこの戦争の特殊部隊のように人間の精神的に強いものを各国がいくら作っても、
所詮その人は好戦的な世界でしか生きられず、平和になったら居場所を失い、
その為にまた戦いを求めてさまようことになるか、
緊張の連続で精神的に壊れてしまうと思います。その事はアメリカやロシア、
イギリス等ベトナム戦争やその他の戦争をした国では、
帰還兵が社会に溶け込めず色々な精神障害を起こしていることが証明しています。
それに戦争をしている各国はデータで解っているはずです。
つまりこの各国の特殊部隊のような鉄の精神力を植えつけられた人間は、
国同士が戦い始めると、リビアを見れば解るように暴れだすと武器を捨てさせない限り
対処のしようがなくなってしまいます。
私達人間にとっては今の処理に四苦八苦している原子力みたいなものです。

フェアプレーの精神で鍛えたスポーツ等の精神力とは全然異質のものなのです。

私はいつの頃か権力というものを極端に嫌うようになってしまいました。
独裁的に権力を振り回す人がいると本能的に拒否反応を起こしてしまうのです。
その意味では私も好戦的なのかもしれません。
また歴史の戦いのヒーローや著名人等も演技と嘘で固められているような気がして
尊敬する人もいなくなってしまいました。
その意味では私も精神的に病んでいるのかもしれません。

しかし、好戦的同士でも特殊部隊の人との違いがあります。
私は精神的には特殊部隊のように強くないのですが、決定的な違いがあるのは
暴力と人殺しを極端に嫌うところであると思います。精神的に強い特殊部隊は正義といっても、
所詮は人殺しです。だから彼らは銃の引き金をひく時や暴力で人を殺す時、
正義の為の任務と思って自分の感情を殺し自分の行為を正当化します。
お国の為という昔の日本の神風特攻隊と変わらないのです。
テロ行為をする人もまた同じようなテロ行為の正当化教育を受けるだと思います。
これは正に負の連鎖であり、武器を捨てない限り、
仇討的な行為は終わることがなく延々と続く事になると思います。
このような人の殺し合いは劇画や劇映画の世界だけにしてほしいものです。

しかし自分の身を守る為の正当防衛で人を殺してしまうことは
仇討的行為と違って当たり前で仕方のないことであると思います。

さて国と国との戦争ではどちらの国が正当防衛でどちらの国が人殺しでしょう?
日本には昔から「勝てば官軍負ければ賊軍」という諺がありますが、
本当は勝っても負けても死体の山で、後方で現場に参加しない勝った指揮官達だけが、
人の屍の上に胡坐をかきいい思いをするということではないでしょうか?
神様これでいいの?
人間は一人では生きて行けないものです。また精神的にもそんなに強い人はいません。
大勢の人の死を目の前にしたり、危機に会えば精神的に弱くなって当たり前なのです。

私の人生も残りわずかで、この大震災の復興やその後の人の精神のケアや、原子力の問題は、
小田和正さんのように何十年後かの「復興の姿をこの目で見たい」というまでの
意欲はありませんから、最後まで見られないのかもしれません。
今から長い人生の人達は、この難しい今の状況の中で、将来を考えたり、
自分達の運命を託す政治家を選んだり大変だと思いますが、
明日は我が身ですからやらなければならないことがたくさんあると思います。
それが皆さんのボランティアにも表れていると思います。 
私はただ一日でも早い被災地の復興と震災者の人達が
早く元気になることを祈るしかありません。

映像③-----元日本兵 小野田少尉 -苦悩と母の祈り映像はyoutubeで削除、
④----ホームレスとなる元米兵
映像⑤----冬の兵士 - Winter Soldier (3):イラク帰還兵
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原子力と大震災の危機管理④

2011年05月12日 | 原子力の人災と温暖化
原子力と大震災の危機管理④
※財界や業界団体は何故、震災に積極的に手を差し伸べないのでしょう!


これだけ、世界や日本国民のボランティアが地元が悲鳴を上げるぐらい東北に
手作業で訪れているのに、国や日本の財界や業界は何をしているのでしょう?
全世界に「日本は金持ちだけど自分の国は守れないのか!」と嘲笑われていると思います。
最新の機材や最新の技術を持っている大手ゼネコンや建設業界は利益がないと
瓦礫の撤去も手伝わないのでしょうか?手弁当ではいやだと言っているのでしょうか?

今回の大震災は、沿岸部の事故が多大であり、
「東北内陸部については電気、ガス、水道、交通網の大規模な遮断により、
大半の経済活動が停止したが、4月24日の東北自動車道の開通以降、
急ピッチで復旧が進んでいる、生産に占めるウエートが高い自動車、電子部品工場の大半は
内陸にあり、工場や営業施設は確実に復旧してくる。」との指摘があります。

沿岸の瓦礫等の撤去や仮設住宅は談合の温床でもある
全国の建設業関係の協会が号令をかければ、
瓦礫の撤去や仮設住宅はかなり進むのではないでしょうか?
それとも公共工事として発注され自分達の利益となるまで高見の見物というのでしょうか?
そんなにこだわるのであれば後からでもいいのじゃないでしょうか?
それともちゃんと法律的に書類にして発注してもらわないと、信用できないですか?
気持は解りますが、世界有数の地位にある日本の財界や業界は世界に
本当は利害関係で自分のことしか考えないグループで、
インドネシアの震災復興より遅くなるのではと思われるのではないでしょうか?

そして今後東北沿岸部の人が自ら立ち上がっていく為には、
生活維持(住まいの喪失・二重ローンの問題等)の為の解決や、日本の漁業、養殖、水産食品
製造業の復興と、中小企業の工場再建を中心とする沿岸地域の復興を計らなければなりません。
日本の圧力団体である財界や業界も海外や日本国民のボランティアの手作業を横目で見ていず、
率先してやるべきことがあるのではないでしょうか。

インフラの整備は今から国や県・市が当然やっていくでしょうが、
また原子力については世界から情報が遅いと言われているようですが、
震災後爆発前にアメリカやフランスの高度の原子力専門技師が協力しているのですよね、
でもこの状態ということは、誰も正解の回答が出来ないのではないでしょうか、
やはり一番の問題は原子力という、現時点でも人間の能力の限界を超えたものを、
世界が核兵器開発の隠れ蓑として平和利用と称し、
利権も含め電力事業に採用した事にあるのではないでしょうか?その意味では、
日本は原爆を2度も投下され多数の死者を出したにも関わらず、
この原子力による電力開発を導入した人達の罪は重く、
多大の責任があると言わざるを得ないのではないでしょうか?


あるジャーナリストが言っていましたが、「アメリカという国は付き合ってみると、
個人個人は素晴らしい人が大勢いるのだが、国益とか国全体になると弱者に牙をむいてくる」
と言っていました。日本という国も構造的にはアメリカにすごく似てきているように思います。
世の中には色々な人がいます、安全、安心、平穏無事に暮らしたい人もいれば
(人民の90%はこういう人達だと思います)、野心に溢れ戦いを望み挑戦的なひともいれば、
お金持ちになって派手に人生を送りたい人もいれば、物事を探求・追求・研究したい人達も、
人の為にボランティアをしたい人達もいます。

また精神的には強い人はごく少数で大半の人は何かしら弱い一面を持っており家族や
コミュニティ等人間同志の支え合いなしには、生きていくということはかなりの難しい
思います。神を信じる人、信じない人もいます。
人種的には男女の人種、白色人種、黒色人種、黄色人種等、多種多様な人種の人達がいます。

それらの人達をまとめなるべく人を傷つけず、皆が生まれながらにして平等で公平な教育を
うける権利や、世の中に認められる機会平等(チャンス)があり、
平和に生きていけるような世界を作ることは人民皆共通の思いでしょうが、
その役割を担う各国の指導者達は今各国の国益や国内の利害関係に終始し、
国際連合という組織だけはあるのですが、拒否権等の法整備が進まず殆ど機能していません。
先にも記した事と同じように、
この世界の組織も各国の人民の生活現場から乖離してきているのかもしれません。

今後の復興について

戦後焼け野原から復興してきた、利害関係が複雑に絡む公共事業中心の都市開発のやり方を
当て嵌めては今回の沿岸部の復興は難しいのではないかと思います。
というのは前にも記したとおり、今までの都市部とは違った沿岸部であり漁業、養殖、
水産食品製造業等日本水産業の中心であり、技術立国の日本の支えである中小企業等もある
高齢化が進んだ社会である点であると思います。

今までの街開発の手法では道路、電車線路等交通網を整備し、電気水道ガスを整備し、
都市計画を作り、商業、工業、住居等の用途地域を定めるようなやり方でした。
今までの日本列島改造論のような、利権が絡んだ通り一辺の開発では
爆発的に人口を呼び込まない限り無理だと私は思います。
また街開発でも今までの手法が正しかったのかどうかもちゃんと全地域検証されていません。
地域によっては
夕張のようにゴーストタウンに近くなってきているようなところもあるわけです。
そして日本の都市部では今まで下記の圧力団体に所属するグループが、
政治に関与し、なるべく自分達に有利な法律を作り上げ富の大部分を独占してしまいました。

下記の日本有数の有力な企業や従業員は正確な数字は解りませんが、
約1千万位としても働いている人約6千万の約17%です。
約2割(この中でもサラリーマンが大半を占めますから、過去・現在の経営者・役員・理事等、
1割以下の限られたトップ達)の人が利権の奪い合いをし、
政治にも影響を与え多大の収入を得ていたわけです。

ということは残り8割は団体と言っても政治や法律に影響を与えるほどの力は
持っていなかったことになります。従ってこの8割の人達の意見は言っても仕方がない
と諦めたり、通じなかったり等して政治に余り反映されてこなかったことになると思います。
また民間のマスコミはCM収入が基本になっており、特に下記企業団体の追及は
よほど問題が表面化しない限り、政争や芸能・スポーツ・社会犯罪を扱っていた方が
無難な為、その報道に終始しました。

政府は財界の要望(海外からの圧力もあったのでしょうが)によって、
会計の資産評価を原価方から時価方に変えたり、戦前の持株会社法を復活させたり、
挙句に繰延ヘッジ損益という科目まで作ってしまいました。
法改正された商法や会社法等は、
①実体面では形骸化したなれ合いの長期会計制度の無い短期決算上場制度や株式会社制度、
②株さえ持っていれば企業を自由に支配出来る理論的でない持株会社制度、
③同じく理不尽な禿鷹ファンド等による企業を呑み込むM&A、
④金融博打である行き過ぎたヘッジファンド等によるデリバティブ等金融取引、
等論理的・倫理的というよりは道義的に劣る悪の勧めの弱肉強食システムを
作ってしまいました。
そして報道はそれらに伴う企業の下請け・孫請けの組織制度等の矛盾を
追及はしてきませんでした。
国も主に自民党ですが、これらの法律を改正してまで財界を支援してきました。

NHKにしても国会の予算に影響されますし、NHKトップの委員長には財界の代表がつき
仕切るわけですから、なるべく下記の団体の追及はなるべく避けてきました。

NHK経営委員会

そして常に8割以上の国民は置いてきぼりを食らってきたわけです。
これは全世界の資本主義先進国全てに言えることかも知れません。
社会主義や共産主義や軍事独裁、宗教独裁はやはり、
社会主義・共産主義・軍事・宗教等の一党体制になり、やはり1割から2割の指導者グループ
が潤うだけで、8割以上の人が置いてきぼりになっていました。

そしてやっとインターネットの普及で、全世界の若者やこの置いてきぼりの多数の人達が
発言するようになってきたのだと思います。
しかし、この世界の8割の人達は自分達で今の世の中のシステムを運営する、
知識や能力は不足していると思います。したがって今の世界のインターネットによって
起きている革命はまだ紆余曲折があると思います。
それに比べ日本は既に充分、その能力は持っているのでしょうが、
日本の政府には前にも話しましたように多額の借金を抱えうまく行政が出来ません。

しかし徐々にでも政府は今の都市に人口や企業や雇用・富の集中格差の増大、
地方の人口減少や過疎化・雇用の減少・貧困の問題を
解決しなければなりません。
その為にはどうしても下記日本の富が集中された
圧力団体の意識改革を行う必要があると私は思います。

日本の中心的圧力団体は下記の通りです
(http以下の部分または下線部分をクリック)

1、社団法人 日本経済団体連合会(全国企業連合の圧力団体)約1,700社

※経団連の社員名簿 (企業会員)
2、社団法人 全国銀行協会(全国銀行連合の圧力団体)

3、社団法人 日本建設業連合会(全国大手ゼネコン、建設業の圧力団体)

4、社団法人 全国建設業協会(全国建設業の圧力団体)

5、社団法人 高層住宅管理業協会(主にマンション建設業の圧力団体)

6、社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会(主に戸建やアパート建築業の圧力団体)

7、社団法人 不動産協会(主に戸建やアパート建築業の圧力団体

8、日本労働組合総連合会(約600万人)

9、全国労働組合総連合会(約120万人)


大まかに言うと1~7までが自民党支持系、8,9が民主党支持系ということになると思います。
他にも政権の長かった自民党支持系には数々の圧力団体の協会や公益法人があります。
この圧力団体の意識が改革されない限り政治改革は進まないと思います。

今回の大震災に遭われた人達は、
都会的感覚の人達が思うようなビル立ち退きの高額補償金をやくざ等と共同で受取、
六本木ヒルズに住みたいとか思っている訳ではないのだと思います。
金銭面の補償だけでただ生きていくだけではなく、生活を維持して行く基盤、生きがい、
将来自立して行ける希望を被災者たちが一番望んでいることは
インターネットやテレビ・ラジオ等の情報で明確になってきました。

農村や漁村、牧畜等一般の人は勿論特に高齢者は今まで都会の人と違い、
年金や保険に余り頼ることなく、働けるだけ働き引退し、
後を息子など後継者に託し生きてきた経緯がある訳ですが、
若者の都会進出等後継者不足に遭い、今回生活の維持手段である、
田畑も船も牛も建物も収入等も何もかも失い、それに追い打ちをかけるように
原発で故郷まで捨てなければならない人達が出て来てしまいました。
また原発は子供たちや今からの将来の子を生む女性にも不安を与えてしまいました。
この意味でも再度言いますが電力開発を導入した人達の罪は重く、
多大の責任があると思います。

従って被災者(特に高齢者は先は長いわけではありませんので)今までの生活を取り戻し
平穏無事に、安心安全に暮らしたいと望むのではないでしょうか?
勿論以前よりいい暮らしはしたいとは誰しも思うと思いますが、
今の法制度では全てのものを失いかつ二重ローン等の二重三重の苦が訪れ、
むしろ生活が悪化して行きます。それは阪神大震災の被災者のその後を見れば一目瞭然です。
そして又そこから利益を吸い上げって行ったのは
上記圧力団体の所属する企業であったようです。

ですから震災地を原発地は別にして、多少バージョンアップして、
元の生活維持サイクルに戻すことが一番大事なことだと私は思うのですが。
震災地の今までの現状はいずれも人口が減少し、高齢化進んでいる地域であり、農業、漁業等
が中心の地域で特に漁業は日本全国で誇れる豊富な漁場を持ち養殖も盛んでした。

第2章 農林水産業
※福島県ホームページ
やはり今後は今までの通り一辺の街づくりではなく、近代化も含めた農業・漁業を中心とした
街づくりや若者の農業・漁業への回帰が不可欠になるのではないかと私は思います。
勿論沿岸部に在った技術を持った中小企業の工場もその中に組み入れていくことは
大事なことだと思います。一刻も早い復興を願います。
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原子力と大震災の危機管理③

2011年05月05日 | 原子力の人災と温暖化
原子力と大震災の危機管理③
圧力団体には気を付けよう!

財界や業界団体の兆単位の思い切った義捐金はないのでしょうか?

今まで我々企業グループと言って下請けとしてこき使ってきた東北地方の中小企業を
見放すのが、財界や業界団体のやり方で、
また震災地復興の為に一儲けを虎視眈々と狙っているのでしょうか?
一部の経営者は多額の寄付をしているようですが、彼らはもう充分資産を蓄え、
まだ代表をしている会社だけでなく関連会社の配当や収益分配を受けているはずです。
つまり生活を維持する為の資金は有り余っているのです。
今回震災に遭われた皆さんに、色々希望の持てないことを言って申し訳なく思っています。
皆さんは別に悪いことはしていないし、
特に原子力発電で避難されている方は降って湧いたような事故で、大変な被害者だと思います。
だからこそきちんと言うべきことは言い、要求することは要求して頂きたいと思います。
忍耐や我慢や歯を食いしばって頑張るだけの精神論だけが美徳ではないと思います。
今回震災に遭われた皆さんは、都会の財界や業界の圧力団体のあの手この手の利益や
金に対する固執のすさまじさは余り経験がないと思います。

※圧力団体はどうして生まれてきたか

と言うと日本の場合戦後焼け野原から復興して行く時に、
住民や商売の声なき声を政治に反映させるということで出来って行って、
それはそれなりに戦後復興に貢献して行ったのですが、
成長が頂点に達した頃いつの間にか政治家と官僚天下りと業界トップの引退後または
経営者現役のたまり場になってしまいました。そしてその
国民という生活現場とは接触がなくなった現場を知らないトップ達がお茶を飲みながら
栄光の昔をああでもないこうでもない昔はよかった
今の若者はなっとらんとか昔の自分の悪さは忘れ、
天下り官僚と過去・現在の経営トップと大物政治家と知識人とかが語り合うわけです。

それはどんどん国民という生活現場と乖離して行き、住民や現場の声を無視し業界の利益
ばかりを主張して利権の奪い合いをし、政官業癒着の温床になってしまったのです。
それは各圧力団体の活動履歴や役員名簿を見れば一目瞭然です。
業界のトップや官僚の天下りや知識人のオンパレードなのです。
そして活動履歴を見ればよくわかりますがその人達が政治のトップに働きかけるのです、
そしてその協会では業界から金を集め影の権力を持つようになっていきました。
また政治家や官僚も自ら公益法人を立ち上げるようになっていきました。
そして日本政府は国民の生活を自力では守れない世界一の借金大国になっていったのです。

この政治を影で動かしてきたのが、経団連や金融業界をはじめとする原子力業界、鉄鋼業界、
電機業界、建設業界、自動車業界、放送業界、防衛・警察セキュリティ業界、公益法人等の
金持ちの企業グループです。これらの財界の利益保護圧力団体が近づいてきたら、
皆さんは用心した方がいいと思います。なにしろ表面は柔らかいですが人を使って
札束で皆さんの顔をひっぱたいて黙らせたり、
やくざを使って皆さんの集まりやコミュニティを金で分断したりするようなことを
平気でする人達です。
また下記のような記事の発言やマスコミを手なずけるような事をする人達ですから。
目先のお金に惑わされないようにしてください。
政財界が使って皆さんを黙らせる暴力団という組織の思想と
政財界の思想は似ているような気がします下記の映像を見ると皆さんもそう思うと思います。
これがやくざ組織を増大させミニアルカイダがなかなかなくならないのですね。
警察OBもたくさんやくざ組織にいらっしゃるようですが?

※映像---山口組

また今回の震災では労働組合とは無縁の人も多数いると思います。
従って裕福な官僚組合や大手労働組合にも平等に負担してもらいましょう。
私も貧乏なので、ほんの少ししか寄附していないのですが、
財界や圧力団体や公益法人や官僚組合や大手労働組合の大きな組織の義捐金は
余り聞いたことがありません。集めるのは一生懸命演技でやっているようですが?

財界と電力企業、なおも原発に執着か

宿題を忘れている東京電力・勝俣恒久くん

原子力関係の政府委員会にジャーナリストが入っている意味は?

1986年にチェルノブイリ原発事故

社団法人 日本原子力産業協会


原子力推進派のあゆみ・現在の役員名簿・会員名簿が
組織の概要という欄に載っています。
まさかマスコミは買収されないと思いますが?
マスコミも東京電力などのCMで成り立っていますし、情報を金でやり取りする人達ですから、
いつ裏切られるかわかりませんけどね。
余りマスコミの前ではしゃべらない方がいいのかもしれません。

※非情な経済システム
法律を作る国会、主に自民党と官僚と、利益と金に固執する財界や圧力団体が作り上げてきた、
日本の非情な経済システムの法律は、上記の圧力団体の経緯を見れば解ると思いますが
断然財界や圧力団体に有利なシステムになっています。
主に都会でこのシステムは発達して行きましたから、
皆さんも今後色々戸惑うことや困難に遭われると思いますが、
今回は世界中の人が注目しています。今まではほとぼりが冷めた頃、
政財界や圧力団体で共謀し、うやむやにしてきた過去がありますから、
きちんと言うべきことは言い、要求することは要求して頂きたいと思います。

日本国は世界一の借金大国でお金がありませんが、電気料金値上げや増税をしなくとも
政党や政治家や財界の個人や圧力団体には大変なお金持ちが大勢います。
また原子力を導入に貢献した読売新聞社や中曽根さんもお金を持っています、
特に読売新聞社は日本のメディア王ですし日本有数の資産を持った会社で球団や
一等地の娯楽施設も実質的に支配しています。中曽根さんは元派閥の領袖でもあり
金脈もたくさん持っているようです。また電力の恩恵もっとも多く受けて、
高度成長時に多大の収益を上げ、その後も着々と財を築いてきたた財界団体も
大金持ちの集まりです。遠慮せずに助けてもらいましょう。
金丸さんでしたか、中曽根さんでしたか
政治家が言っていたように法律なんて変えてもらえばいいんですよね!

今回の法律改正は憲法ではありませんから国民投票もいらず、国会議員の多数決で決まります。
企業も株主総会が問題であれば、株式会社制度をかえればいいわけですよね。
それが通らないようでしたら国会議員も口先だけで皆で支え合おうなんて嘘っぱち
ということがよくわかりますよね。

その非情な経済システムの内容ですが、二重のローン、補償問題、各種保険という問題です。
法治国家ですからまず法律がどのようになっているかという事ですが、
二重のローンの問題ですがこれは金融機関は二重債務は解消してくれないという問題です、
つまり多少手心は加えてくれるでしょうが、震災前のローンの残高と新規ローン
(例えば建替える場合)を抱えて返済していかなければならないという問題があります---
(大手金融機関は日本一高い報酬と人のお金を運用してデリバティブ等で儲けているのにね!
---すみません今回は大手の金融機関は余り関係ありませんでしたね、
地方の中小金融機関でしょうから不良債権が増え被害者なんですよね。)
大手金融機関は政府に融資してくれる立場でもあり、
特に過去自民党は大手銀行から多額の融資を受けてきたようですから
政府も二重ローンは市場の弱肉強食の産物として、考えてきませんでした。

総務省の平成20年の政治資金収支報告に、自民党は7億位三井住友銀行より
融資を受けています。しかし借入は収支報告時に残高がなければいいのですから幾らでも
操作できると思います。
阪神大震災の際には、住宅の再建や補修のために二重ローンを組んだ人が、
返済できず自己破産に追い込まれるケースが相次いだそうです。
阪神大震災時の状況は下記を参考にしてください。

住宅ローンで途方に暮れる[マネー]All About

また原発においては今のところ自民党が作った原子力賠償法というものがあります。
その条文の第3条では下記のようになっています。

(無過失責任、責任の集中等)
第三条  原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、
当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。
ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、
この限りでない。

2  前項の場合において、その損害が原子力事業者間の核燃料物質等の運搬により
生じたものであるときは、当該原子力事業者間に特約がない限り、
当該核燃料物質等の発送人である原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。
この下線線の部分は今政府と電力会社で今回はこれに当たる当たらないと
言いあって責任が明確になっていません。
裁判までいったら被災者も含めて長い時間を要する問題になる可能性がありますし、
そうすると現実の補償も相当に送れる可能性があります。

次に生命保険はいち早く保険会社が全部支払うと表明しましたので
支払われると思いますが、行方不明や死体が見つからなければ
公的証明があれば支払うということだそうです。
詳しくは下記のネットを参考にしてください。

弁護士 小松亀一法律事務所_法律その他_震災による行方不明者死亡保険

その他に証券紛失や、行方不明の方が家族に隠して入っていても
気づかないという問題もあります。
地震・津波で流されたり壊されたりした車のローンは特約がなければ、支払われないようです。
その他機械やリース等の問題は下記ネットを参考にしてください。

仙台弁護士会 » 震災関係Q&A


全世界に言えることかも知れませんが、政府と言うものは本当に人民の事を考えて運営されて
いるのでしょうか?特に資本主義の世界では利害関係中心で金さえあれば皆救えると
思っているのではないでしょうか?日本では政府や法律を作る政治家が国民の
票を獲得する為に、あらゆるところにお金をばらまきました。
特にお金持ちには弱く、他より多くばらまき益々お金持ちを太らせてしまい
政府には金がなくなってしまいました。
また世界の共産主義や社会主義の世界では余りに公平(見せかけかもしれません)を言いすぎ、
情報を隠ぺいし、そして公平とは程遠い、何故かヒーロー的独裁者や軍事独裁者が生まれ、
軍事力を民に平然と向けてしまいます。本当に世の中どうなっているのでしょうか?
政治思想がどこか歪んでいるのではないでしょうか?
※その他参考ネット

火災保険 火災保険および火災共済の現行地震免責条項に関する提言

2原子力賠償 原子力損害の賠償に関する法律


3生命保険・損害保険 悪徳不動産屋の独り言
4 
二重ローン 復興のかげで


5 阪神・淡路大震災の記録

【福島原発】 <官僚の東電“天下り”> 東電だけではない!電力業界への ...

※母と子の会話
子「学歴の無い貧乏人はやくざ組織に入るとお金持ちになれるんだって?」
母「ばかなことを言うんじゃないよ、喧嘩をしたり、麻薬を売買したり、
  悪いことをしてお金を稼いでいる人達なんだから、
  馬鹿なこと言ってるとピストルで撃たれて死んじゃうよ!」
子「え、日本にはピストルないんだよね?」
母「やくざは、ピストル持ってるの!」
子「何故、警察は取り締まらないの?」
母「取り締まっているけど、闇で外国から持ってくるの!」
子「どこから?」
母「外国では色々な考えがあって、
  自衛の為にピストルは必要だと言ってる国があるの!」
子「へー、だから武器とか爆弾を使うアルカイダとかいるのか、
  で、アルカイダに武器や爆弾を売っている人達は誰なの?」
母「それは、武器輸出国よ!」
子「その武器輸出国は誰が取り締まっているの?」
母「もー、○□×???」
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