うぐいす鳴く春に

2015年03月18日 | 日記

春が待ち遠しい2月の終わり。山に近いこのあたりでは、早朝からいろいろな小鳥の声がよく聞こえるようになります。
そして遠くからウグイスの鳴き声が聞こえてきます。そうなると、昼間暖かい日ざしが増えてくるように感じます。

2月28日 ミニスイセンの蕾の黄色が色づいて、チューリップの芽もだいぶ出てミニ葉牡丹も薹が立ち始めています。
  

 

いつもより、なにかとても寒く感じた2月・・・そこで、2015年2月の京都の天気を振り返ると

晴れ、または晴れのち曇り(曇りのち晴れ)の日が12日間
晴れのち雨、または雪の日が5日間
雨、曇り、曇りのち雨の日が11日間

28日のうち、晴れた日が12日間、雨、曇り、雪が降った日が16日間で4日ほどの差です。
数字だけ見ると、天気が悪いと感じた日が少し多くあっただけのように思えます。

実際には、2月9日から17日にかけての9日間は、晴れ、または曇りでしたが、前後の19日間は、
昼間晴れてものちに雨や曇り、もしくは雪も混じる雨の日などがあり、月の初めと月の後半は
日照時間が少なく、やはりどんより寒く感じたのはこのせいではないでしょうか。

最高気温は
1週目(2月1日~7日)5℃→6℃→6℃→8℃→9℃→8℃→10℃   平均7.4℃ 立春を境に気温上昇。
2週目( 8日~14日)10℃→3℃→8℃→11℃→11℃→5℃→9℃ 平均8・1℃ 1日もしくは3日おきに寒い日が。
3週目(15日~21日)8℃→13℃→9℃→9℃→8℃→8℃→15℃、 平均10℃
4週目(22日~28日)14℃→15℃→14℃→13℃→10℃→8℃→11℃ 平均12℃。

最低気温についても調べると、
1週目(2月1日~7日)-0.3℃→1℃→2℃→3℃→3℃→2℃→-0.1    平均1.5℃ 氷点下2日間あり 
2週目( 8日~14日)4℃→-1℃→-0.8℃→1℃→1℃→1℃→-0.4℃  平均0.6℃ 氷点下3日間あり
3週目(15日~21日)0.9℃→0.3℃→4℃→3℃→2℃→2℃→-0.3℃、 平均1.7℃ 氷点下1日あり
4週目(22日~28日)8℃→10℃→5℃→4℃→7℃→4℃→2℃ 平均5。1℃ この週は、週末にかけて気温は低くなっています。

2月1日~20日の20日間では、
最低気温が、氷点下の日が5日間、0℃台が2日間、1℃台が5日間、2℃台が4日、3℃台が3日、4℃台が1日でした。
朝晩がとても寒かったことがわかります。

2月21日~28日の間の8日間では、
最低気温が氷点下の日が1日、2℃台が1日、4℃台が2日、5℃台が1日、7℃台が1日、8℃台が1日、10℃台が1日
少しづつ気温が上がっている日が増えますが、2月28日は2・3℃で寒い朝でした。


曇りや雨の日が多かったのと、朝晩がとても寒かったので、昼間の最高気温が上がってきていたわりには
冬がいつまでも続いていたように感じていました。


さて今日は3月18日。月半ばを過ぎました。3月の天気も降り返ると、

1週目(3月1日~7日)雨→晴れ→曇りのち雨→曇りのち晴れ→曇り→晴れのち曇り→雨
2週目( 8日~14日)曇り→雨→曇りのち晴れ→晴れ→晴れのち曇り→晴れ→雨のち晴れ
3週目(15日~今日18日)晴れのち曇り→曇り→曇りのち晴れ→曇り

この18日間で
一日中晴れた日は3日間で、曇り、または晴れのち曇り(曇りのち晴れ)の日が10日、
雨もしくは曇りのち雨の日が5日やはり、なんとなく良く晴れた日は少ないです。

最高気温は、
一週目(3月1日~7日)10℃→10℃→10℃→14℃→9℃→12℃→11℃ 平均10℃
2週目( 8日~14日)13℃→11℃→7℃→6℃→11℃→14℃→10℃  平均10℃
3月15日~今日18日)11℃→19℃→22℃→22℃ 平均すると18.5℃です。
但しこの3日の平均は、21℃もあります。16日月曜日から、いきなり4月半ば頃の気温になりました。

最低気温は、
一週目(3月1日~7日)5℃→4℃→1℃→7℃→3℃→2℃→5℃ 平均3.8℃
2週目( 8日~14日)6℃→6℃→4℃→ー1.2℃→0.7℃→0.1℃→4℃ 平均3.3℃
3週目の15日~今日18日)3℃→8℃→8℃→9℃ 平均7℃

3月11日は氷点下、12日、13日も1℃以下と寒い朝が続いたと思えば、翌日からは急に5~6℃
上がり、最低気温もだいぶ寒さが、ましになってきました。

ただ日中の気温が上がっても、夕方の気温との寒暖差が、この3日間は11℃もあり、
暖房を消した部屋の中にいると夕方になるにつれて、やはりまだまだ寒さを感じます。
夜はまだまだ暖房がいります。

この後の気温は来週の月~水の3日間は、また10℃台前半に逆もどりの予報がされていますが、
26日以降は概ね10℃台後半から20℃前半を行ったり来たりの予報がされています。


こういう時期に当てはまる、適当ないいまわしが何かないかと探していると、

余寒(よかん):春になっても寒いこと。
残寒(ざんかん):春になっても寒いこと。
春寒(はるさむ・しゅんかん):春になってぶり返した寒さ
ただし、これらは、2月の季語でした。

時候の挨拶の言葉としては、以下のように使われるようです。

3月上旬 (弥生/早春/浅春)の(候/みぎり)
3月中旬 (軽暖/春暖/春分)の(候/みぎり)
3月下旬 (陽春/春色/萌芽)の(候/みぎり)

さて3月17日の庭の様子です。
 
あのミニスイセンが満開になりました。
 

アークトチス、ラナンキュラスは12月末からロングランで、3月に入るとさらに次々咲いています。
全景はこんな感じです。
  

八重のクリスマスローズが咲いていたので、空を背景に下から撮りました。
  
 
そんなことをしていると、カタカタと音がします。どこかと探すとお隣の塀の上に。
  

嘴が黒いのでヒヨドリです。ムクドリの嘴は黄色です。なにかを見ているようでした。

お内裏さまとお雛さま~二人ならんで踊ります~♪と聞こえてきそうです。凛として。
 

壁面のつるバラから、芽が沢山出てきました。
  

あちらこちらの芽吹き、個体差があります。
   

今年の一番のり!「ルイ14世」にまさかの蕾がついていました!
 


プリムラにビオラ
   


いつになったら暖かくなるのかと首を長くしていたのですが、自然の声の便りは届いていたし
庭でもすっかり春が始まってました。

今日から春の彼岸入りです。(今年は3月18日~24日) この時期にふさわしい言葉は、
「暑さ寒さも彼岸まで~~」はい!「今でしょ~。」




早春の植物園 (3) 2015年

2015年03月03日 | 植物園


キク科 サイネリア。原産は、北アフリカ、カナリー諸島、マデイラ諸島。
園芸種は18世紀にイギリスで作出された交雑種がもとになっている。

葉は蕗の葉っぱのような形をしているので、和名は、1896年に「蕗桜」
という名が付けられた(wikipedia 抜粋)

 

上の茎が長い品種は、木立性セネシオ。 サイネリアの原種と交配させて、
寒さ、暑さに強い品種改良した園芸品種(ヤサシイエンゲイ 抜粋)

これらは、イタリアの庭をイメージして作られたコーナーにあります。




夢のような花畑もここに。
 

 

最後は日本の里山にありそうな早春の風景。雪割草(左)とリュウキンカ(右)
 

雪割草は、山地の湿った岩場などに生える植物です。リュウキンカ(立金花)は、水辺や湿地に生えます。
ちなみにリュウキンカの花言葉は、「必ず来る幸福」

後ろに白いユキヤナギ。黄色のマンサクとレンギョウ、薄紫のコバノミツバツツジ。手前下にあるのは沈丁花。


菜の花に、こぶし。
 



世界の各地の花をめぐり、最後は日本の早春で締めくくられています。↓大芝生地にある特設会場。



大温室の向こう側は、春待つ桜の庭です。


今年もバラモミ(ハリモミ)がいっぱい実をつけていました。
 

写真中央の色の濃い三角錐状の木↓がバラモミです。


北大路側にある正門入口には、白象がお目見えです。
 

本物の、俵屋宗達の杉戸にかかれた白象図は、養源院(東山三十三間堂の前)にあります。






早春の植物園 (2) 2015年

2015年03月02日 | 植物園
2月13日から3月22日まで、京都府立植物園の中心にある、大芝生地では、
第10回「早春の草花展」が開催されています。

テーマは、「世界の春」



ここは、オランダのアムステルダムにある「キューケンホフ公園」を
イメージして作られたもの。チューリップ・ムスカリ・わすれな草。











地中海原産コーナーでは、ストックがいっぱい。
 

中国原産コーナーでは、色々な種類のプリムラが展示されています。
一番上と最下段は、プリムラ・マラコイデス。2、3段目の大きい花はオブコニカ。


南カナリア諸島原産。キク科 マーガレット。


プリムラの仲間、ポリアンサの壁面仕立て


オーストラリアのコーナーで、見知らぬ植物がありました。
筒状の花に細かい毛がびっしり生えています。↓



この花は、ハエモドルム科 アンゴザントス 「カンガルーポー」とあります。
初めてみる科の名前で、カンガルーポーとは、「カンガルーの脚」の意味です。
カンガルーの脚も見たことはありませんが、こんな感じなのかと撮りました。



この「カンガルーポー」には、赤やピンク色の花もありました。
 



乾いた大地の、荒野のようなところに咲いている「カンガルーポー」。華々しい花を見てきたあとで
通り過ぎてしまいそうですが、名前に惹かれました。

早春の植物園 (1) 2015年

2015年03月02日 | 植物園


2月28日 暖かな陽射しに誘われて、京都府立植物園に出かけました。

 

北山門を入ると、目につく植物がありました。ケール「ネロ ディ トスカーナ」 アブラナ科

「食べられるんでしょうね~」と近くで見ていた方々と思わず顔を見合わせていました。
調べると、若葉は生でサラダとか、大きくなると煮込み料理で食べるとか。


次の通路を右へ曲がると、足元にはチューリップの芽がいっぱいあります。




先には、一際目立つ黄色の花と、可憐な白い花が咲いています。


黄色のクロッカスと、早咲きのスイセンです。
 





可憐なスノードロップも沢山咲いていました。


このあたりは、大きな木々の林の下を歩くような道なのですが、今まで気がつかなかった、
まだ樹齢の浅い苗木のような木がありました。




札を読んでみると、1994年までは化石としてしか知られていなかった木が発見され、
自生地のオーストラリアで100本しかない個体。

そのオーストラリアの森林局から贈られた貴重な木とか。

名前は、「ウォレマイ・パイン」ナンヨウスギ科・2億年前の化石があり、恐竜のいた
ジュラ紀から連綿と生きてきた木で「ジュラシック・ツリー」とも。

 

幹から出た枝は、枝分かれしておらず、葉が付いています。
このような木を見たことがありません。

たまに行く植物園で、まるで大きな発見をしたような気分になりました。(笑)