かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

小田原梅まつり・曽我別所梅林 流鏑馬(小田原市)

2015年02月15日 | 神奈川のいいところ
2月11日に曽我梅林の原会場で行われた流鏑馬を見に行きました。
梅の開花の様子はこちらでご覧いただけます。

武田流弓馬道(社団法人大日本弓馬会)の流鏑馬です。
武田流は、清和源氏の武田氏(若狭武田氏)から伝わる弓馬軍礼故実の流派だそうです。

午後1時からでしたが、11時すぎに到着。

馬が食事をしていました。

原梅林に馬場を作り、手前にブルーシートを敷いてここから見るようです。


脇には小田原北條太鼓が準備していました。


引いて全体を撮影。

馬場は全長120間(220メートル)あるので、入りきりません。
騎射は、左から右に向かって駆けます。

一旦、別所梅林まで行き、開始1時間前の12時過ぎに戻ってきました。
最前列は開いていないので、2列目に座りました。
的と富士山。


流鏑馬は「天下泰平・五穀豊穣」を祈願する神事で、騎射はその一部だそうです。
いくつかの儀式の後、左手の馬場元(スタート地点)に向かって行列します。

この白い馬は、メジロマックイーンの子供だそうです。

まずは、矢を射ることなく全速力で馬場を駆け抜ける「素馳」という足慣らしがあります。

射手の状態がぶれずに乗るのはすごいです。

いよいよ騎射の始まりです。

まずは「奉射」となります。
馬場には3か所の的があります。

射手は10人いて、馬は5頭。
白地に5色の丸のある式の的で1人1回、次に、
板目の板小的でやはり1人1回、計2回「奉射」を行います。

前の方は「身を低くしてご覧ください」ということで、
撮影は低い位置からで、脇は人の影、前はロープが入るという条件です。


騎射が終わると、目の前を馬場末(右側)からゆっくり戻ってきます。


御殿場線も、ゆっくり通過していきました。


前の方は、馬が目の前を通り過ぎ迫力がありますが、見にくいので
後方の立っている人の間に移動。
人の間からですが見やすいです。


板目の板小的をかけているところ。


中央にいる奉行。

帰りに目の前を通るときは、片方のあぶみを外し礼をするそうです。

「奉射」を行った射手の中から成績の良かった者を選び(5人)
「競射」が行われます。
「競射」では、的が小さい土器を合わせたものに変わります。


2番目の的を射る後ろ姿。


別の射手

この馬は和種の血が入っているそうで、しっぽを持ち上げて走ります。

1番目の的を射るところを前から。


女性の射手

的に当たると、中から紙吹雪が散ります。
すごいです。当てています。

別の射手

黒い馬は「流星」号で最も速いそうです。

観客と一体となり、盛り上がっていました。
(当たると歓声と拍手が起きていました)