根岸の白瀧不動尊・「県下名勝史蹟四十五佳撰」（横浜市中区）

横浜市中区にある根岸森林公園を訪問した際に、通りかかったので立ち寄りました。
根岸の付近は海岸段丘になっており、根岸森林公園は段丘の上にあります。

白瀧不動尊も段丘の上部の縁にあります。
急な階段を登って行きます。

日影になっているので見にくいですが、写真左の「白瀧山不動尊」の石碑には、
横浜貿易新報社とあります。

この石碑は、昭和18年（1935年）に同新報が読者の投票により選定した
「県下名勝史蹟四十五佳撰」の記念碑です。
白滝不動尊は４１番に選ばれています。

※先日、横浜市の新市庁舎整備予定地から出土したれんがの建物の基礎とみられる遺構が、
横浜貿易新報の建物とみられています。
横浜貿易新報は、神奈川新聞社の前身です。

階段を少し登ったところにある社号標


その奥にある滝

昔は、不動尊のある段丘の下に、高さ２０ｍ、幅５ｍの滝があったそうです。
不動滝と呼ばれる見事な飛瀑でだったそうですが、開発により水源を失い、
写真のような一筋の滝となってしまったそうです。

海岸段丘の崖は開発できないからか、木々が多く残っています。

「根岸旧海岸線の森」として「かながわの美林５０選」にも選ばれています。

１００段と言われる階段を登りきって振り返ると海が見えると思ったら、
高速道路と工場群があって見えません。


不動堂


２種類の狛犬があります。

手前右の狛犬

手前左の狛犬

木が茂って隠れています。
奥の右の狛犬

奥の左の狛犬

こちらは工事のフェンスがあります。

不動堂

隣では擁壁工事が行われていました。

不動堂正面から


白滝山の号の扁額


不動堂の後方から




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