<平成24年9月上旬>
<2016.09追記 森林整備による伐採のため平成29年1月31日まで
小丸尾根が通行止めとなっています。ご注意ください。>
鍋割山・その4(下山編)です。
鍋割山山頂まではその1・県民の森から二俣、その2・二俣から後沢乗越、その3・後沢乗越から鍋割山荘までをご覧ください。
鍋割山荘で、名物鍋焼きうどんを食べ、山荘脇の有料トイレを使った後、出発です。
この時点で11時過ぎ。
10リットルのボッカによる左足付け根の痛みも休憩中に和らぎました。
当初の予定は、鍋割山から小丸尾根で下山。時間と体力に余裕があれば、小丸~金冷シ~塔ノ岳を往復する。
というものでした。
時間は、ほぼ想定どおりでしたが、富士山が雲に隠れてしまったように、西側から雲が近づいて
きているため、とりあえず小丸分岐まで行くことにしました。
鍋割山荘裏の分岐。
ここを右に行きます。
ブナの原生林の中を下っていきます。
すぐに平らな尾根道となります。
左手の木の切れ目からは、蛭ケ岳や丹沢山などが見えます。
眼下には鍋割沢なども見えます。
左側は切り立っています。
進むと小ピークがあり、その登りで右後方を見ると、小田原方面も見えます。
酒匂川、チェックメイトCCなどのゴルフ場も見えます。
さらに後方を見ると、山荘の赤い屋根も見えます。
一旦下り、すぐに小丸に向けた登りとなります。
小丸手前から振り向いた景色。
手前が小ピーク。その奥が鍋割山。左にくだるのが登ってきた尾根です。
小丸に到着。鍋割山から約25分。
展望はあまりありませんが、明るいです。
標高は1,371mで、鍋割山よりも高いです。
軽いアップダウンを繰り返し尾根道が続きます。
小丸から約10分で、小丸尾根分岐に到着。
道標には、二俣方面などの表示は一切なく、展望が良い所に向かう踏み後かと思ってしまうくらいの
わかりにくさです。
実際、一度写真奥まで行って、相模平野を見て、戻って道標に「小丸尾根分岐」という記載があることに気がつきました。
この時点で、11時半過ぎで、このまま下山するか、塔ノ岳まで往復するか悩みました。
この地点から下山するのに、約2時間。
ここから塔ノ岳に行った場合、往復約2時間。休憩等を含めても、2時過ぎにはこの地点に戻ることができそうでしたが、
だいぶ雲が出てきたこと、登りで痛めた左足付け根がまた痛み出したことから、
塔ノ岳をあきらめ、下山を決断しました。
西側の雲が厚くなり、雨が降ってもおかしくないような空模様になっていました。
小丸尾根分岐から少しだけ下ったところは、目の前が開けすばらしい景色でした。
左手に花立山荘
左前方には、大山、三ノ塔、烏尾山が見え、
江ノ島、三浦半島、房総半島も見えます。
小田原方面も見えます。
どれもだいぶモヤってますが、冬の空気が澄んだ時期は良いでしょう。
さて、いよいよ下山です。
折り始め。
すぐに林の中に入ります。
ジグザグに下っていきます。
途中から岩が多くなり、沢(雨の際に流れていくようです)を横切ったあたりで、踏み後を見失い、
沢のようなところの下方に踏み後があったため、岩だらけの沢を下ろうとしてしまいました。
幸いおかしいと思い戻りました。
そのあたりの写真。
しばらくジグザグに下ると、じきに尾根道に乗ります。
尾根道といっても明確な道があるわけではなく、広くなっているところは踏み後やテープを良く見て行きます。
ひたすら下っていくなかで、痛めた足をかばっていたからか、左ひざも痛み出しました。
正直、塔ノ岳をあきらめてよかったと思いました。
左が植林した杉林。右が原生林。
尾根の両脇はけっこうな斜面です。
やせ尾根もあります。
所々、尾根が急な部分は、登山道が巻くように
なる部分もあります。
下から見た尾根の上部と斜面。
結構斜度があります。
小丸尾根分岐から約1時間かかって、「小丸まで1,000m」の看板に着きました。
ここで標高950m。約400m下りました。
二俣まであと400mくだらなくてはなりません。
少し下ると、目の前に小さいピークが出現。
明確な踏みあとやテープが無く、左の谷に向かう後が少しありました。
地図を見ても小ピークはありませんでしたが、等高線が膨らんだところに、地図には載らない小ピーク
があることを思い出し、おおよその位置を特定し、その先がまた尾根道となっていることから
このピークのてっぺんまで行ってその先を見ることにしました。
てっぺんまで行くと、踏み後がありました。
途中にあった苔むした倒木。
尾根が二俣に分かれる部分には、ロープが張られています。
雲が取れて晴れてきています。
やがて尾根道からジグザグの道になります。
すぐに林道に合流。
左が二俣。右が後沢乗越。
小丸尾根分岐から約2時間もかかってしまいました。
ここから先は朝通った道を戻ります。
下山途中からずーと考えていたことがあります。
二俣に着いたら、靴を脱いで足を冷やしたい。
すごく冷たくてとても気持ちよかったです。
ただし、川底の石はぬめっていましたので、滑らないよう注意してください。
雨の心配も無くなったため、元の道をのんびり歩いて帰りました。
勘七橋から見た後沢乗越方面。
見事に晴れました。
GPSロガーによる、山頂までの高度・距離図を参考に添付します。
鍋割山荘を出発して少ししてから計測しています。
この高度と距離の計測図は、これ↓で記録して作成しました。
※今まで紹介してきたGPSロガー「旅レコ」ですが、2014年4月で生産終了となっています。
Amazonではプレミアが付いて販売されていますが、参考までに希望小売価格8500円です。
東丹沢を歩くときはこの地図が非常に参考になります。(定価927円)
フォトストックで販売している写真を、加工無しでブログ等に掲載するのはどうかと指摘がありましたので、
一部の写真に、すかしを入れてあります。見苦しくて申し訳ありませんが、ご了承ください。
販売中の写真はこちらでご覧いただけます。(フォトライブラリーに移ります)
<2016.09追記 森林整備による伐採のため平成29年1月31日まで
小丸尾根が通行止めとなっています。ご注意ください。>
鍋割山・その4(下山編)です。
鍋割山山頂まではその1・県民の森から二俣、その2・二俣から後沢乗越、その3・後沢乗越から鍋割山荘までをご覧ください。
鍋割山荘で、名物鍋焼きうどんを食べ、山荘脇の有料トイレを使った後、出発です。
この時点で11時過ぎ。
10リットルのボッカによる左足付け根の痛みも休憩中に和らぎました。
当初の予定は、鍋割山から小丸尾根で下山。時間と体力に余裕があれば、小丸~金冷シ~塔ノ岳を往復する。
というものでした。
時間は、ほぼ想定どおりでしたが、富士山が雲に隠れてしまったように、西側から雲が近づいて
きているため、とりあえず小丸分岐まで行くことにしました。
鍋割山荘裏の分岐。
ここを右に行きます。
ブナの原生林の中を下っていきます。
すぐに平らな尾根道となります。
左手の木の切れ目からは、蛭ケ岳や丹沢山などが見えます。
眼下には鍋割沢なども見えます。
左側は切り立っています。
進むと小ピークがあり、その登りで右後方を見ると、小田原方面も見えます。
酒匂川、チェックメイトCCなどのゴルフ場も見えます。
さらに後方を見ると、山荘の赤い屋根も見えます。
一旦下り、すぐに小丸に向けた登りとなります。
小丸手前から振り向いた景色。
手前が小ピーク。その奥が鍋割山。左にくだるのが登ってきた尾根です。
小丸に到着。鍋割山から約25分。
展望はあまりありませんが、明るいです。
標高は1,371mで、鍋割山よりも高いです。
軽いアップダウンを繰り返し尾根道が続きます。
小丸から約10分で、小丸尾根分岐に到着。
道標には、二俣方面などの表示は一切なく、展望が良い所に向かう踏み後かと思ってしまうくらいの
わかりにくさです。
実際、一度写真奥まで行って、相模平野を見て、戻って道標に「小丸尾根分岐」という記載があることに気がつきました。
この時点で、11時半過ぎで、このまま下山するか、塔ノ岳まで往復するか悩みました。
この地点から下山するのに、約2時間。
ここから塔ノ岳に行った場合、往復約2時間。休憩等を含めても、2時過ぎにはこの地点に戻ることができそうでしたが、
だいぶ雲が出てきたこと、登りで痛めた左足付け根がまた痛み出したことから、
塔ノ岳をあきらめ、下山を決断しました。
西側の雲が厚くなり、雨が降ってもおかしくないような空模様になっていました。
小丸尾根分岐から少しだけ下ったところは、目の前が開けすばらしい景色でした。
左手に花立山荘
左前方には、大山、三ノ塔、烏尾山が見え、
江ノ島、三浦半島、房総半島も見えます。
小田原方面も見えます。
どれもだいぶモヤってますが、冬の空気が澄んだ時期は良いでしょう。
さて、いよいよ下山です。
折り始め。
すぐに林の中に入ります。
ジグザグに下っていきます。
途中から岩が多くなり、沢(雨の際に流れていくようです)を横切ったあたりで、踏み後を見失い、
沢のようなところの下方に踏み後があったため、岩だらけの沢を下ろうとしてしまいました。
幸いおかしいと思い戻りました。
そのあたりの写真。
しばらくジグザグに下ると、じきに尾根道に乗ります。
尾根道といっても明確な道があるわけではなく、広くなっているところは踏み後やテープを良く見て行きます。
ひたすら下っていくなかで、痛めた足をかばっていたからか、左ひざも痛み出しました。
正直、塔ノ岳をあきらめてよかったと思いました。
左が植林した杉林。右が原生林。
尾根の両脇はけっこうな斜面です。
やせ尾根もあります。
所々、尾根が急な部分は、登山道が巻くように
なる部分もあります。
下から見た尾根の上部と斜面。
結構斜度があります。
小丸尾根分岐から約1時間かかって、「小丸まで1,000m」の看板に着きました。
ここで標高950m。約400m下りました。
二俣まであと400mくだらなくてはなりません。
少し下ると、目の前に小さいピークが出現。
明確な踏みあとやテープが無く、左の谷に向かう後が少しありました。
地図を見ても小ピークはありませんでしたが、等高線が膨らんだところに、地図には載らない小ピーク
があることを思い出し、おおよその位置を特定し、その先がまた尾根道となっていることから
このピークのてっぺんまで行ってその先を見ることにしました。
てっぺんまで行くと、踏み後がありました。
途中にあった苔むした倒木。
尾根が二俣に分かれる部分には、ロープが張られています。
雲が取れて晴れてきています。
やがて尾根道からジグザグの道になります。
すぐに林道に合流。
左が二俣。右が後沢乗越。
小丸尾根分岐から約2時間もかかってしまいました。
ここから先は朝通った道を戻ります。
下山途中からずーと考えていたことがあります。
二俣に着いたら、靴を脱いで足を冷やしたい。
すごく冷たくてとても気持ちよかったです。
ただし、川底の石はぬめっていましたので、滑らないよう注意してください。
雨の心配も無くなったため、元の道をのんびり歩いて帰りました。
勘七橋から見た後沢乗越方面。
見事に晴れました。
GPSロガーによる、山頂までの高度・距離図を参考に添付します。
鍋割山荘を出発して少ししてから計測しています。
この高度と距離の計測図は、これ↓で記録して作成しました。
※今まで紹介してきたGPSロガー「旅レコ」ですが、2014年4月で生産終了となっています。
Amazonではプレミアが付いて販売されていますが、参考までに希望小売価格8500円です。
東丹沢を歩くときはこの地図が非常に参考になります。(定価927円)
東丹沢登山詳細図 改訂版 :大山・塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳全120コース (首都圏登山詳細図) | |
クリエーター情報なし | |
吉備人出版 |
フォトストックで販売している写真を、加工無しでブログ等に掲載するのはどうかと指摘がありましたので、
一部の写真に、すかしを入れてあります。見苦しくて申し訳ありませんが、ご了承ください。
販売中の写真はこちらでご覧いただけます。(フォトライブラリーに移ります)