かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

杉山神社(港北区新吉田町)武蔵国式内社・有力論社

2016年09月10日 | 神奈川の神社仏閣

927年に編纂された「延喜式」神名帳には、当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧が記録されており、
その神社のことを「式内社」と呼びます。

「相模国」の式内社は十三社が記録されており、すべて訪問しました。
「延喜式内 相模国十三社」の一覧はこちらでご覧いただけます。)

川崎市と横浜市の半分くらいが、昔は「武蔵国」だったため
現在の神奈川県内にある「延喜式内社」というとらえ方をすると、
武蔵国式内社の「杉山神社」を参拝しないわけにはいきません。

「杉山神社」は、武蔵国式内社の六の宮とされる格調の高い神社ですが、
「杉山神社」には「論社」が非常に多く存在します。
(「論社」とは、延喜式に記載された神社と同一もしくは
その後裔と推定される神社のことをいいます。)
また、鶴見川水系の横浜市、川崎市、町田市には、
不思議と「杉山神社」が40以上存在します。


今回紹介する港北区新吉田町にある杉山神社は、
武蔵国式内社の「杉山神社」の有力論社とされています。

神社の入り口

鳥居

社号標


まっすぐ伸びる階段

けっこうな斜度があります。
横を見ると竹林があります。


階段の上から社殿


手水


拝殿

狛犬(右

狛犬(左


拝殿の扁額

本殿


本殿の裏手には、左右から登ってくる参道が2本ありました。


神楽殿でしょうか。神輿殿でしょうか。

横浜市の名木古木に認定されている「カヤ」

下から見上げてみました


境内社の天神様


祠の中に石の祠があります。


境内社の稲荷社

稲荷社の眷属のキツネ(右

眷属のキツネ(左


境内は樹林に囲まれています。

階段が急なことからわかるとおり、社殿がある位置は丘の上です。


離れたところから見ても、新吉田杉山神社の境内の森は目立ちます。

大昔は、城郭、砦、館だったのかもしれません。


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この記事の写真は キヤノンPowerShot G7X Mark2で撮影しました。
Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkII
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