居酒屋のおやじは50になったばかりですが、不倫が原因で離婚していました。とはいえ、妻にそのことを認めたわけではなく、最後まできっぱり否定していました。妻は仕事をしており、収入も人並み以上にあったこともあり、別れたといいます。
おやじは、前の職場で独身の中年女性と割りない仲になりました。でも、その関係が職場でばれるようなことはなかったそうです。妻とは悪い関係ではなかったといいます。でも、女性の感は鋭いです。妻が浮気を疑ったのです。
おやじはもちろん、はっきりと否定しました。でも、妻の疑いは晴れません。おやじが「どうしてだ」と聞くと、妻は「あなたが急にやさしくなったので、これはおかしい、と思った」と言います。
このことから、夫婦の間に溝ができ、結局、離婚したそうです。一人娘は妻と一緒に暮らすことになりました。
とはいえ、妻や娘とは月に1回、会って、食事を楽しみながら、近況報告を交わしているといいます。「一緒に住んでいたときより、今の方が妻や娘といい関係です。費用はこっち持ちなので、最近はちょっと負担になってきましたが」とおやじは話します。
相手の女性は、職場で問題になったことはありませんが、やりたい別の仕事があったようで、職場はやめたそうです。
「浮気を認めていたら、妻や娘を傷つけ、相手の女性にもっと迷惑をかけたことでしょう。不倫したことは男は認めてはいけないのです」とおやじは力を込めて言い切りました。