団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

こだわりの迷路に入らないためには!

2017-09-04 09:21:52 | 健康・病気

80代後半の女性が口をとんがらせて訴えます。「テレビが映らなくなったので、買った電気店に電話をして店員さんに来てもらったら、テレビの前の小テーブルの上の栄養ドリンクの箱をのけないと、映るようにならないといわれたの」と憤懣やる方のない様子。

言っている意味がよくわからないので、女性の話をよくよく聞いてみますと、どうやら下記のことに腹を立てているようです。

数日前から、テレビのリモコンの電源を押しても、テレビがつかなくなりました。また、ついても、今度は消すことができません。そこで、電気店に連絡したら、若い男性の店員さんが来てくれました。ちょっと調べて、栄養ドリンクの箱を別のところに移すよう伝えました。女性は高齢で力が弱いので、その箱を一人で移すことはできません。

しかも、つい最近までリモコンでテレビがついていたので「テレビを買い替えたら直りますか」とも言いました。店員さんの回答は「新しいテレビにしても直りません。箱を移さないと見えるようになりません」でした。

箱をテーブルの下に置いたら、ヘルパーさんが掃除する邪魔になります。それに「テレビがついても、消すことができなかったら、火事になる恐れもある」と心配します。「それでは、コンセントを抜いたらどうですか」と私がいいますと、「その方法がありましたか」。

こだわりの迷路に入り込むと、小テーブルの上の栄養ドリンクの箱を動かせない→テレビをつけたり、消したりできない→テレビを見ない、という悪循環になります。そもそも、栄養ドリンクの箱があると、テレビをつけたり、消したりできない理由を電気店の店員さんは説明しなければなりません。高齢者だから、わからないだろうと説明しなかったのか、説明を受けたことを女性が忘れたのか、はわかりません。

リモコンは電波で電源をつけたり、チャンネルを動かしたりしますから、電波の前に栄養ドリンクの箱を置いたら、電源がつかなくなるのも当然のことです。そうしたことを伝えて、ヘルパーさんが来たとき、栄養ドリンクの箱を置いてある小テーブルをテレビの前から動かしたらどうですか、と言いましたが、女性が解決に向けて動いてくれるかどうか。

コメント
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