迷える羊のメモ帳

こんな言葉 あんな花に癒されて生きる

メモ帳23ページ目 愛情の袋かけ

2010-06-26 21:06:27 | 日記
街中の住宅地に囲まれた農地がある。以前は散歩道にしていたが
一年半前から道路拡幅工事が行われていて通行止めになってから
は、この広い畑を見る事がなかった。
数ヶ月前に工事が終わったので、久々に散歩がてら畑を見に行った

例年ならこの時期は、畑の前の屋台で野菜が売られる、無人で箱に
百円を入れて持ち帰るのである。朝もぎか随時補充しているのか、
兎に角新鮮で歯ざわりが良く、かおりも良く、美味しいのである。
生産者の顔がみえる、地元野菜だからこそなのか、大ファンである。
運がよければ、切花も台に乗る事があるので、散歩の足も自然と早まる。

畑仕事をするのは、かなり年配の老夫婦しか見たことがない、こんなに
広い畑をたった二人で管理しているのかと不思議にさえ思う。
数年前の春先の風が強い日に、綺麗に盛り上げられた「うね」にビニールの
おおいをかける作業をしていた、バタバタと風をうけて、なかなか安定しない
重労働である。しかし、この夫婦は手際よく難なく作業を進めて行くのである。
実に見事な仕事っぷりと感心したものだ。

この夫婦は、梨も作っている、この時は既に実の袋かけは既に終わっていた、
一個一個袋をかけたのは、彼らだけで作業をしたのだろうかと考えてしまう
鮮やかな白い袋に老夫婦の愛情を感じるなぁ~、陽を受けて綺麗に光っていた。
実りの秋が今から待ち遠しいものだ。

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