HARD HEAD

旅行 社寺

西国三十三所 第二十九番松尾寺

2012-05-31 20:02:54 | 西国三十三所札所
2008.11.01 今日は京都府の日本海側、丹後にある第29番松尾寺と第28番

 成相寺と天橋立を巡る予定で京都8時51分発特急まいづる1号に乗る

 レンタカーの店舗は西舞鶴の為、西舞鶴駅で下車10時18分到着

 駅前でレンタカーを借り松尾寺に向かう国道27号を福井県境に近い

 ところで松尾寺道に入る標高692mの青葉山の中腹まで上る。





 仁王門 江戸中期再建 



 仁王門からさらに本堂へ33段の石段が一直線に伸びる。







 本堂 1730年再建、二層屋根に唐破風の向拝を付けた宝形造り、青銅色の

 重厚の屋根と手前の灯明堂、宝形屋根との連なりも美しい。

 丁度十月一日より開山千三百年を記念して、秘仏本尊、馬頭観世音菩薩の

 七十七年ぶりの開帳中で参拝、本尊を拝むことができ生涯の勝縁と幸福
 
 を感じました、次回の開帳は三十三年後の2040年とのことです。

 本尊は鎌倉初期の作という馬頭観世音菩薩、西国札所の中でここ

 松尾寺のみ、三面八臂、忿怒面と菩薩面をもつ様相は深い慈悲が

 秘められている。



 大師堂



 元明天皇が本堂を建立以降、寺は時の天皇の庇護のもとに発展した

 名残の菊の紋章が見受けられる。

 宝物殿も新築され 仏画「普賢延命像」(国宝)ほか(重文)の仏画、

 仏像を拝観した、説明してくれた女性から77年前の前回の開帳に稚児

 として参加された女性一人が今回の開帳にも参列されたと聞き、法縁に

 感動しました。 第28番に向かう。

 

西国三十三所 第十六番清水寺

2012-05-30 20:12:17 | 西国三十三所札所
2008.10.31 六波羅蜜寺より徒歩でおよそ20分第16番清水寺に着く

 丁度西国三十三所巡礼の中興とされる花山法皇一千年忌記念の

 結縁開帳が行われている





 仁王門(重文)室町時代再建、朱塗りの鮮やかな山門、鎌倉時代の巨大な
 
 仁王像が安置されている。



 西門(重文)江戸時代初期再建



 三重塔(重文)江戸時代初期再建









 本堂(国宝)1633年徳川家光再建、寄棟造り檜皮葺の寝殿造様式正面36m

 奥行き30m、高さ18mの堂々とした仏殿。別名を「大悲閣」ともいう。

 本堂南縁の断崖に張り出した床が清水の舞台、釘を使わず48本の柱と

 縦横に通った貫とで建てられた懸け造りの桧板張りの床、広さ百数十畳
 
 分、高さ13m、実際に舞台に立つと随分と高く感じる。今回本堂の内々陣に

 ある本尊の十一面千手千眼観世音菩薩立像、33年に一度開帳される秘仏を

 拝むことが出来た、清水型と言われ最上の腕を頭上高く上げ金色の像で

 下から見上げたので大きく、大慈大悲の仏様と感じた。

 知恩院の三門楼上が公開されているので向かう。





 知恩院三門(国宝)1621年徳川秀忠の建立 正面50m、高さ24mの二階建て

 禅宗様(唐様)の壮大な門、木造の楼門では日本最大という、屋根の曲線は

 優美で軒下の組物は何層にも重なるなど衣装を凝らす、三門の楼上内部は

 普段非公開ですが、特別拝観公開中800円払い階段から楼上に上がると、

 世界は一変する。内部は飛龍や天女、楽器などが極彩色で描かれていて、

 荘厳な雰囲気を備えています、また楼上は広い一室になっていて、中央に

 釈迦如来座像その左右に十六羅漢像(いずれも重文)を安置している。

 三門を建てた大工の棟梁五味金右衛門夫妻の木像もある、楼上からは京都

 市街を一望できる。 普通寺院の門は山門と書くが知恩院の三門は仏教に

 おける三つの解脱の境地「空、無相、無作」の「三解脱門」の略称とのこと。

 極楽のような華やかさに酔いホテルに向かった。

 

 


西国三十三所 第十八番~第十九番~第十七番

2012-05-30 06:50:13 | 西国三十三所札所
2008.10.31 地下鉄烏丸御池駅下車、徒歩5分頂法寺(六角堂)に行く

 京の真ん中にあり、今やビルの谷間に埋もれてしまった感があるが

 かっぽ衣姿の叔母さんがお参りしている姿を見受ける、庶民の信仰が

 厚いお寺、またいけ花発祥の寺この本尊への供花がいけ花の始まりとされ

 「華道家元 池坊」となった、中世よりこの寺の住職は代々池坊の家元が

 務めているとのこと。











 頂法寺 通称「六角堂」と呼ばれる六角形の堂1877年の再建

 向拝を付けた為正面からは六角に見えず左からがよくわかる。

 バスにて第19番に向かう。





 行願寺(革堂、こうどう)バス河原町丸太町下車すぐ。

 寺町通りに面して建つ門は1870年再建された薬医門。





 本堂 1816年再建 本瓦葺入母屋造り、軒唐破風の向拝を設けている。

 参拝を済ませ第17番に行く、バス清水道下車徒歩5分六波羅蜜寺に着く





 六波羅蜜寺 本堂 (重文)1363年再建、朱色が鮮やかな本瓦葺寄棟造り



 本尊十一面観世音立像(国宝)は秘仏だが、本堂横にある大きな縁結び

 観世音菩薩像にその姿がしのぶことができると言われる。

 宝物館による、有名な空也上人像(重文)空也の口から6体の阿弥陀仏の

 小像が吐き出されている、六体の小像は針金でつながっている、その他

 藤原、鎌倉期を代表する仏像が所狭しと並んでいる、

 平安末にはこの付近に六波羅殿と呼ばれた平清盛ら平家一門の屋敷が

 営まれた、のちに鎌倉幕府によって六波羅探題が置かれたのもこの付近。

 次の第16番に向かう。

 





西国三十三所 第十一番上醍醐、准てい堂~番外元慶寺

2012-05-29 06:05:25 | 西国三十三所札所
2008.10.31 三室戸寺より六地蔵に戻り京都観光一日乗車券(市営地下鉄

 市バス、京都バス共通)1200円を購入地下鉄で醍醐に行く、本来は上醍醐

 准てい堂で御朱印を頂くのですが今年の8月24日落雷の為お堂が焼失して

 しまい上醍醐への登山口にある女人堂で受け付けていた、駅から徒歩25分
 
 ほどかかった、その後下醍醐による。











 仁王門 1605年豊臣秀頼の再建と仁王像 1134年仏師勢増、仁増の造立。





 金堂(国宝)豊臣秀吉の命により湯浅から移築され1600年完成した。







 五重塔(国宝)951年建立 高さ38m安定感のある、平安時代の貴重な

 建築物である。



 真如三昧耶堂 1997年再建



 不動堂



 弁天堂 1930年建立 





 三宝院唐門(国宝) 醍醐寺は一山すべてが寺域という巨刹、また上醍醐

 三宝院、霊宝館をゆっくり見学したい。

 次の番外元慶寺に向かう、地下鉄山科で降りタクシーにのる5分程で着く

 東山山麓の住宅街にある小さなお寺だ。







 白壁でひときわ目立つ龍宮造りの山門 花頭窓も印象的だ

 西国巡礼を復活させた花山法皇が、出家得度したゆかりのお寺として

 番外札所となっている。

 参拝後地下鉄で第18番に向かう。 


日本ダービー 観戦

2012-05-27 22:05:55 | 日記
2012.5.27 午後から、東京競馬場へ第79回日本ダービーを観戦に行った。





 ダービーは3歳馬の頂点を決めるレースで勿論一生に一度だけしか

 出走できない、今年は7572頭生産された中から勝ち残った18頭で

 戦かわれる

 ダービーは本場イギリスで1780年に創設された、今年で233回を数える

 イギリスダービーでウインストン、チャーチルが「ダービーのオーナーに

 なることは一国の宰相になるより難しい」と述べたと言われている。





 パドックに18頭の馬が顔を見せる、パドック内には正装した関係者が

 最後の応援をする。



 誘導馬に続き18頭が馬場に入場する。



 東北出身の歌手による君が代斉唱。



 発走直前、11万5千人のフアンも盛り上がり拍手がはじまる。







 発走 スタンド前を走る各馬 ゴール シーンは私も応援に夢中になり

 シャッターを押すのも忘れた。2400mを走って一位と二位との差は鼻差

 写真判定による決着でした。



 優勝 ディープブリランテ、岩田騎手が勝った、関係者と記念撮影

 嬉しそうだ。





 表彰式 岩田騎手おめでとう、地方競馬出身のベテラン騎手感激のあまり

 レース後泣いていたのと、スタンドに何度もお辞儀していたのが印象に残る。

 昔と違って若い人、特に若い女性が写真を撮ったり競馬を楽しんでいるのが

 微笑ましい、私もひとときを楽しんだ一日でした。