私の 37か国の 旅日記

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エジプト博物館

2016-07-30 12:12:52 | 日記
 ホテルの窓から外を観ると、ナイル河がゆったりと流れていた。ナイルの流れを観ている
と、エジプトへ足を踏み入れた実感が身体中に喜びとなって伝わってきた。
 
 まず、カイロで最初の見学場所はエジプト博物館から始まった。日本人の現地ガイドが付
き入館した。この博物館の一階に置かれている収蔵品は、ほとんど古代の石造りの遺物で、
1つ1つが見上げる様に大きな物ばかり、その間をぬうように観て歩く。

 ガイドは丁寧に分かりやすく解説してくれるが、なにせ5千年の歴史で、始めは聞いてい
るだけでエジプトの地名も人名も歴史までは理解できなかった。
 
 解らないまま説明を聞きながら2階へ上がると、そこは、あの有名なツタンカーメン(雨後
の恵み)一色だった。7才から18才までの11年間、18王朝の名も無い王であった。
 18才で亡くなるが、彼がなぜ若くして死んだかは、いまだ解っていない。その時王妃は
14才だった。ツタンカーメンの身体を覆ていたマスクと棺は22金で作られ、今も昔のまま
の輝きを示し、当時の職人の工芸技術の確かさを観る事ができた。
 棺は複雑なアラバスタ―模様で全面がデザインされ、描かれている絵は当時の人々の様子が
模様になっていた。宝石は、青いラピスラズリ―や水色のトルコ石 真っ赤な紅玉、色ガラス
など多種多様で若き王にしては豪華で贅沢過ぎる財宝に囲まれ埋葬されていた。
 これだけの棺の装飾が財宝で簡単に作れる物ではないので、死後造られたとは思えない。

 別料金40EPを払い2階の奥に有るミイラ室に入った。全部で11体のミイラが棺に納め展示
されていた。その中でも有名なミイラはラムセス2世。彼は歴代の王の中でも一番多く建造物を
創り遺した。有名なのはルクソールのアブシンべル神殿とカルナック神殿。王としての在位も長
く65年間君臨し90才まで長生きし、正妻8人と側室200人と子供200人。
毎月のように何人かの子供が生まれていただろう。すごいぞ、ラムセス2世。
 彼の後を継いで王となった子は13番目の王子だった。
 ラムセス2世が最も愛した王妃は第一后のネフェルタリ妃だった。 

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