黒仁庵 ポケットにバイクを忍ばせて。

五感で感じる情報を、どうしたら活字に出来るか、考えてみよう。
それが出来ると、五感が研ぎ澄まされるって不思議がわかる。

不思議の家がありまして……

2017年05月24日 | 日記

ここは、なんというのだろう。

福岡市南区にこつぜんと現れる謎の廃墟。

「博多めんちゃんこ」を食べた後、イップクがてら徘徊してたら坂を登る途中にこれが出現。


廃墟マニアには堪んないんでしょう。

聞きました。
その辺りの人びとに聞いて回りました。

「私が子供の時から、この状態でここにあったわ」50代ほどのオバ様。


犬の散歩とか、子供を遊ばせ(真ん前に公園あり)ているお母さんたちに聞いても、
「ズットこうしてある」 ばかり。

周辺グルリと歩いていたら、ほんのちょい離れたとこに「石の家」って寿司屋さんがあった。

「石の家?……これでしょ」
そのまんまじゃないか。入ってみたら大将らしきオジさん。
「すみません、通りすがりの者ですが、どうしてもアレが気になって」

そりゃ気になるっちゅうねん。
「あれはこちらのお店と何か関係があるのでしょうか?」
「いや、わからん、知らん」の一点張り。
(こりゃ、訳ありか……)
「ありがとうございます。失礼します」

訳ありっていっても、呪怨的なイケない感じはしない。
向かいの公園は実にホノボノ平和の空間。

アーなんだよ。近所の方が知らないって言ったらどうしようもナイジャン。

…見つけました。10人目くらいに「なんか …ハッキリは言えないんだけど」と言って話し始めた。
聞けば、ここの先代のご主人、太平洋戦争後、満州から引き上げて来る前、中国の仙人みたいな老人にお守りだ、と「石」をもらったらしく、日本に戻って事業も上手くいき、石のおかげだって、日本中から霊気を出す石を集めた、ってことだそうだ。

裏手に豪邸があって、今はそこに二世帯家族で住んでいるそうだが、廃墟化の原因は「わからない」とのこと。

寿司屋さんは息子さんだそうだ。
多分みんなに聞かれ、答えるのがヤになってんだろう。(だったら『石の家』は名前変えれば良いのに……とは言わない(^^;;))

皆さんどうでしょうか……
謎は謎のままで、勝手に福岡奇怪遺産に認定します♬