横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

なぜマクロビオティックは世界に広まったのか?④

2007-09-21 09:25:51 | Weblog
 また、日本の食べ物は美味しいものが多く、さらに、素材を上手く加工調理して美味しくする技術も優れていることはご承知の通りです。
 このこと自体は非常に結構なことであるのですが、自然食の普及にとってはかなり大きな障害になっていると私は判断します(食べ物は不味いより美味しいものの方を、ほとんど大方の人は好むものです。美味しいと感ずるようなものが、往々にして健康をつまづかせ、病気へと導く罠となりうると私は私どもの研究成果から結論しております〔ただし、このような危険性を秘めている食べ物は、美味しいと感ずる物の中のごく一部の種類のものであるのです。その点を勘違いなさらぬようにして下さい〕。人間の欲望〔食欲〕という最も弱点と健康・生命とが密接な関係を持っておりますことは非常に皮肉であり、また、このような極めて誘惑的な病気発症のメカニズムが存在するからこそ、大半の人間がその罠に引っ掛かるのだと私は結論しています)。
 その点、外国の食べ物は不味い物が多いので、そのことが自然食の普及しやすい土壌となったと私は推察するのです。

 なお、近年は、マクロビオティックの内容もかなり緩やかな規律のものとなっていますが、一時代前は極めて厳格に食事の内容が定められていました。
 そのため、よほど決意の固い人以外は容易に入り込めない世界であったということも、なかなか普及しなかったことの一因であると私は考えています。
 入り口を広くして、簡単にできるレベルでその良さを体感し、十分理解できた人々は更なる高度なレベルに挑戦してみようという気になることでありましょう。

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