横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

なぜマクロビオティックは世界に広まったのか?⑤

2007-09-22 08:23:45 | Weblog
 近年、日本でマクロビオティックが盛んになってきましたことは、日本人の食生活の内容がかなり劣悪なものへと変化したため、マクロビオティックの食生活に変えることで、如実に健康が回復することを感ずることができやすくなったためであるということも考えられると私は思っています。

 例えば、今から15年近く前の1992年11月14日の朝日新聞朝刊17面に、“肉類より穀物、米国「食改革」”というタイトルで、米国でのその当時の“栄養教育”の盛り上がりの様子を紹介する記事が掲載されました。
 その記事の中で、米国の食生活記者会の元会長で、ミネソタ州の“パイオニアプレス”の記者であるエリノア・オルトマン女史が、「それにしても、日本に来て驚いたのは、当の日本の食事が、このままではいずれ米国よりも米国型になりそうなことです」と話されています。

 すでに15年も前に、アメリカ人からでさえこのように指摘されるような状態に日本人の食生活内容がなってきてしまっていたのだということを、日本人は十分シッカリと認識しなおす必要があると私は思っています。
 米国型食生活とは、言わば肉食動物型とも言いうるものです。
 長年、草食動物型の食生活を送ってきた日本人が、短期間内での急激な食生活内容の変化に適応することはかなり難しいものがあると皆さんも感ぜられることと思うのです。
 米国型食生活は、酸性腐敗便の原料となる物質に富んでおり、酸性腐敗便の産出頻度を相当高めると、私は私どもの研究成果の観点から判断しうるものであるのです。
 このことが日本人に慢性病を蔓延させる元凶となり、“病院罹患率世界一”の汚名を頂戴するに至った最大の元凶であることを是非ご理解頂き、食生活改革を図って頂きたいと私は思っております。

 実際、このオルトマン女史の15年前の予測は、現在の日本人の食生活を見た時、かなりの確度で当たっていると皆さんも同意されるのでは無いでしょうか?

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