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音楽大好き男の徒然なる日記

もっともっと柔軟な発想で鉄路を守ろう/JR30周年に思う(再掲載)

2018-11-03 | 鉄道
このブログは2017年4月8日付初出しました。
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北海道新聞 2017年3月24付記事
「JR北海道支援 知事が4類型提示 設備更新や車両保有」

北海道新聞 2017年4月2日付社説
「国鉄民営化30年 地域格差の是正求める」



鉄道としての営業にはいろいろの制約があるのは重々承知だ。
だが、設備が古くて維持経費がかかって、それが負債の要因であるならば大問題じゃないか。

人があっての鉄道だし、鉄道あっての町じゃないか。
ならば、もっともっと柔軟な発想を持つことが大事じゃないか。


例えば、
・JR鉄道駅もしくは駅舎ロータリー敷地にコンビニエンスストア(飲食コーナーつき)を誘致する とか、

・ローカル線をJR貨物が使わないなら、「ヤマト運輸・佐川急便」などの有力運輸業企業に鉄路を使用して輸送してもらう とか、
・駅から離れたところに人が集まって働く企業や「道の駅」があるなら
 思い切ってそっち寄りに駅そのものを移動するか駅寄りに移転してもらう とか、

・車両運行は人手を介する「非自動閉塞方式」にしてしまって
 運行車両も製造から約40年もかかっている「キハ40系」より古い車両は全廃する代わりに、
 「ハイエースワゴン」やマイクロバスを鉄道営業車両に改造してリース契約する とかの発想はできないか。
 もちろんそうなると車内のトイレはない代わりに、途中の無人駅に自治会に委託して人の管理が行き届く新しい駅舎(主にユニットハウス)を建てる とか。

現状ではローカル線のある町でも、なぜかコンビニの店舗は駅前からかなり離れたところが多かったりする。
事実、道内ではそんなところが目立つ。
確かニセコのセブンイレブンはJRニセコ駅から歩くと20分はかかった。
だから余計、鉄道を利用する人(特に観光客)は減るわけだ。
「コンビニに行けば菓子パンもおいしいコーヒーもカップラーメンもあるのに、
ローカル線の駅にはキオスクもうどん屋も何もないじゃないか、バカ野郎!」と思うはずだ。

鉄道会社がコンビニの駅前設置に閉鎖的だとしたらもはや「自滅行為」だし、
駐車場の問題なら会社や自治会が積極的に取り組むべきじゃないだろうか。

さらに、
北海道庁は今後すべての高速道路建設計画を白紙にしてでも
JR貨物と協議して流通業者の長距離運送をトラックから鉄道に切り替える「モーダルシフト化推進策」として、
「東京~札幌間の全在来路線(すなわち新函館北斗~東室蘭間)の早期電化と貨物輸送の速達化」や
「北見~網走~釧路間の貨物列車営業運転実現、そのための路盤強化」の助成金積み立てをする とか、
「旭川~稚内」間・「網走~知床斜里」間・「釧路~根室」間は
“国土防衛基幹路線”として再国有化する
 とかも一考だと思います。

ねえ?


ちなみに、こちらもぜひお読みください。
「dot.(ドット)」より
「JR北海道をつぶすの誰だ 会社もグループもみんな逃げた」
https://dot.asahi.com/aera/2017040500077.html


「石破前地方創生相が語るJR30年 “国鉄解体は政治が悪い”」
https://dot.asahi.com/aera/2017040600025.html


「前原元国交相が語るJR30年『超党派で鉄道を支える』」
https://dot.asahi.com/aera/2017040600030.html

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