すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

桜の附下の仕上げ

2014-03-22 16:46:27 | 友禅

皆さんこんにちは。

もうお彼岸だというのに雪がよく降りますね、

春の雪と言いつつ、本当の春が来る前の

冬のもうひと踏ん張りというところでしょうか

今年は本当に雪が多いです。

雪害に見舞われた地域の方々にはお見舞い申し上げます。

春早く来てー!

 

さてさて、

そんな訳で桜の附下が洗い上がってまいりました。

早速仕上げの作業です。

H2603220

 

桜のしべを描くのです。

「においを入れる」作業です。

一花、一花、丁寧にしべを描きます

H2603221

 

裾に短冊を配して、中に桜の景色を友禅しました

金泥で、てん、てん、と匂いを入れますよ、てん、てん、てん、

 

この附下は胸元をすっきりさせて模様を入れなかった代わりに

背中に友禅で花紋を描きました。

その花にもてん、てん、てん、・・・

H2603222

細かいです。

 

こんな感じの桜が裾にちらほら

H2603224

地色は薄ーい「胡桃染」っぽい色。

 

 

帯も合わせて、出来上がりのイメージはこんな感じです。

H2603223

銀箔の砂子を少し蒔いたので、部分的に生地が少し寄っていますね

この後、「湯のし」をかけてお仕立てです。

早く仕上がりが見たいなー。

 

こちら岩手県一関市の京呉服すがわら でございます。

東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで

お客様のご要望に合わせて、

きものやがきものを作っているんですよー!

 

工房らくぜんでは、色やデザインに至るまで、

お客のご希望に沿うように精一杯制作致します。

何か作りたいものがございましたら、

いつでもご相談くださいねー!

 

京呉服すがわらにホームページが出来ました。

お店の情報等載ってますのでどうぞご覧になってみて下さいねー!

http://kimono-sugawara.jp/

 

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桜の名古屋帯出来上がり。

2014-03-12 15:42:00 | 作品紹介

皆さんこんにちは

 

さてさて、

名古屋帯を洗いに出した後、

工房では付下げの友禅をしていたんですが、

作業に夢中で写真を撮り忘れていたもんですから

今回も引き染めの写真です。

H2603120

 

帯と合わせて桜の模様でのご依頼です。

地色は薄い胡桃染(くるみぞめ)みたいな色ですよ

H2603121

シャワシャワシャワ~っと染めます。

綺麗に仕上がりましように。

 

そうこうしている内に

名古屋帯が洗い上がって来たので早速仕上げを施します。

花のしべを描くんですが、

我々職人はこの工程を「匂いを入れる」と言います。

 

ひと筆ひと筆しゅっ、しゅっ、と線を入れて、

H2603122

 

てん、てん、てん、と金泥を置いて行きます。

H2603123

全部の花に匂いを入れ終わったら、

ぎゅぅぅううう~っと、

H2603124

落款を押して、

H2603125

はい出来上がり

 

枝垂れ桜の名古屋帯、完成です。

H2603126

 

ジャーン!

H2603128

墨色の地色に銀糸の霞がまるで花霞。

漂う桜の匂いの様です、ステキ!

 

岩手県は今日も雪が降っていて

今年はなかなか暖かくなりませんが、早く春が来ると良いなあ。

 

こちら岩手県一関市の京呉服すがわら でございます。

東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで

きもの屋がきものをコツコツ手作りしているんですよー!

 

何でも頑張って作るのでいつでもお気軽にご相談下さいねー。

 

 

京呉服すがわらにホームページが出来ました

http://kimono-sugawara.jp/

お店の情報等載ってますのでどうぞご覧になってみて下さいねー!

 

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名古屋帯の引き染め

2014-03-02 11:56:16 | 友禅

皆さんこんにちは!

 

いつの間にか3月になってましたね

ちょっと ここんとこ立て込んで作業してたらブログを更新するのを忘れてました。

朝の空気も暖かくなってきて、

白鳥達が見事な隊列を組んで北に帰って行きます。

春が来るなー。

 

こちら岩手県一関市の京呉服すがわら でございます。

東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで

きもの屋がきものを作っているんですよー!

 

さてさて、そんなこんなで

工房は現在ものすごいテンションで作業中なんですよ

今同時に動かしている品物が五点くらいなんですけど、

何しろ工房は二人しか居ないもんで、

私は図案描きながら色挿ししながら糊伏せしながらまた図案描いたりしているんです。

妻はずぅ~っと糸目を引いてます。

 

そんでさっき

ブログの更新をするのを思い出して写真撮っときました。

名古屋帯の引き染めですよ。

地色は墨色です。

H2603010

 

シャワシャワと染めていきます

H2603012

 

地厚のかなり立派な銀通しの生地で、霞の様な地紋が入っています。

H2603011

白のままだとよく分らないですけど、

地色が入るとほら、

H2603015

織り込まれている銀糸が浮き出て立派です、

かっこいい、イカス!

 

模様の部分はこんな感じ。

H2603014

銀糸の霞が効果的ですね

糊伏せしてあるので黒くなってるけど

枝垂桜です。

糊を洗い落としたら綺麗な花が現れます。

艶っぽい、匂うような桜の花です。

これに合わせて作っているきものも上手く出来るといいなあ。

 

そうこうしているうちに

先日また新しいご依頼を頂きまして、私は大興奮です。

今回のもまた

「ぇえっ!?、そんなの作らせてもらえるんですか?イヤッホウ!!」

という感じ。ドキドキワクワクします。楽しい!

 

京呉服すがわらでは、お客様のご要望に合わせて

一点一点、丁寧に誠心誠意御誂え致します。

多少のお時間は頂きますが、作れるものは何でも作るので

お気軽に何でも言ってくださいねー!

 

 

京呉服すがわらにホームページが出来ました

http://kimono-sugawara.jp/

お店の情報等載ってますのでどうぞご覧になってみて下さいねー!

 

 

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