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golden days

nonsense sentence contents and fictional experiments

130829 父との時間

2013-08-29 | 父との時間
朝の吸引。

午前中に姉二人が父に会いに来た。
私は仕事で殆ど同席出来なかったが、前回来てくれた時みたいに、父はベッドに座ると言いだしたと、後で姉から聞いた。私が居ないから車椅子に座らせられないと、結局ベッドに戻ったらしいが、自分の娘に対する虚栄心?もしくはその裏付けとなる自尊心?みたいなものが、父をそのような行為へと動かしたならば、それはそれですごいことだなと思った。

日中は看護師が吸引、つなぎで母が口から喉周りを吸引。

夕方出先から帰宅後、吸引。

夜就寝前、吸引。


130828 父との時間

2013-08-28 | 父との時間
朝6時過ぎ、軽くマッサージ後に吸引。母が先行してネブライザーをしていてくれたが、喉が渇いていてなかなか気管に入らず、父には痛い思いをさせてしまった。

午前中、看護師が来宅して一通りの検診の後、点滴針を右腕から左腕に交換してくれた。

夕方の吸引。

夜の吸引。

130826 父との時間

2013-08-26 | 父との時間
朝の吸引。

午前中に看護師来宅し、検診、浣腸、その他。ネブライザーを事前に15~20分行い、吸引。
点滴が皮下に少しまわっていたので、右の手首と肘の中間へと点滴交換。
酸素や点滴のチューブが皮膚に触れることによる血行障害に注意、と看護師。

動かしていないと関節も動かなくなるので、動かした方がよいというアドヴァイスに、母は、痛がるけれどやっています、と答えた。介護保険の点数が超えそうなので、医療保険で請求が来るかもしれないとのこと。

夕方の吸引。

22時過ぎの吸引時、室温28度くらいまで下がっただけで父の手の血行が悪くなり、急に冷たくなったので、寝入る時にタオルを巻くようにした。

130824 父との時間

2013-08-24 | 父との時間
朝、吸引。

点滴針挿入部から出血していたので、母と点滴針を抜いて外した。針及びチューブを固定しているテープを剥がす際に、父は相当痛がっていた。皮膚も透けるように薄くなっていて、テープを剥がす際に皮まで剥がしてしまうのではないかと思うほどだったので、慎重に行った。

午後、看護師が来宅し、検診及び吸引。

夕方、吸引。

夜、吸引。

130823 父との時間

2013-08-23 | 父との時間
朝、吸引。口の中が乾いていて、少し手間取った。

午前中に医師の往診があった。一通りの検診と吸引。
口から呼吸するために口内が乾くので、ネブライザーという機械を入れることになった。

夕方にいつもの看護師が入り、すでに据え付けられていた機械の使い方の説明を母と私で受けた。痰を柔らかくする薬を水に混ぜて入れ、吸引の10~15分くらい前からミスト状に噴出させるものだった。掃除機の先のような形をした所から出るミストを、朝と夕方の2回、父の口元に向けるのだけれど、手で持っていると疲れるので、ベッドの手すりにハンカチか何かで固定すればいいとのことだった。
水と薬を入れるという作業がまた一つ増え、母は少しうんざりしながらも忘れないようにと確認していた。

夜の吸引時、母が事前に早速ネブライザーをやってみていたが、痰の感じはあまり変わりがないように思った。

130822 父との時間

2013-08-22 | 父との時間
6時、母は枕元で携帯ラジオをかけながら寝入ってしまっていた。父の喉もゴロゴロ鳴っていたので、軽くローリング+マッサージをした後に、吸引を始めた。始める前は痰が絡んでしまい、喋ろうとしている言葉が殆ど聞き取れなかった。

昼看護師、検診・吸引。

夕方、吸引。

夜、吸引。

130821 父との時間

2013-08-21 | 父との時間
6時に見に行った時には、父は静かに寝ていた。胸に手を当てたら、少しゴロゴロいっていたので、1時間後くらいにまた来ると母に言った。

朝食の支度の合間に行ったら、母が仏壇に向かって般若心経を唱えていたので、それを横目に吸引の準備で父の身体をローリングさせはじめた。母の読経が終わった時、横向きになり背中をさすられながら父は、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経と2回言って手を合わせた。

読経なんていつもしているのかと聞くと、祖母が亡くなって以来ほぼ毎日やっているし、発声にも良いから、と母は言った。身近に生活していながらも、知らないことはあるものだと思いながら、吸引をした。

9時頃、昨日の午前に看護師のセッティングしてくれた点滴が終わりかけていたので、指示通りに交換した。その時、母が話してくれた。さっき父が、もう終わりにしてくれ、と言ったので、私と息子が頑張ってるんだからそう簡単には終わらせませんよ、という会話を交わしていた、と。

午後、看護師が検診、吸引。

夕方、吸引。

夜、吸引。

130820 父との時間

2013-08-20 | 父との時間
朝6時、父はガラガラと苦しそうにしていたので、左右交互に横向きにして(ローリングさせて)背中のマッサージ後、吸引した。父の唸るような寝言が多くて眠りが浅かったと、母は横になったまま言い、吸引の音の中でもまた寝入るような様子だった。吸引後、父も静かになったため、もう少し寝ておけば、と私は母に言った。

10時の医師来宅の前に、電気シェーバーで髭を剃った。医師と2人の看護師が来宅して検診し、1日(24時間)分の点滴をセットしている間、医師と母と私の3人で話した。

中心静脈からの栄養摂取については、皮膚の下に埋め込むポート式ではない管が露出するもので、そこからの感染症のリスクはあること、意識のある患者さんだと引き抜いてしまったりする事故も過去にはあり、そうすると手をベットに縛り付けておいたりしなければならない、など諸々の説明を受けた。

結論は、中心静脈点滴は行わない、喉からの直接の吸引も行わない、という方針を私は医師に伝えた。母も、家族の総意です、と言った。医師は、分かりました、このまま血管が続く限り現在の点滴で頑張ってみましょう、と答えたので、よろしくお願いします、と頭を下げた。

ヘルパーさんも退院以来、1日2回入ってもらっていて、清拭やオムツ交換、マッサージなどを行っていた。夕方も看護師が来宅し、検診・吸引を行った。

22時半頃に、夜の吸引を行った。

130819 父との時間

2013-08-19 | 父との時間
朝6時に吸引し、気管から痰は取れたがまだ残っている様子だった。

10時過ぎに代理の看護師が来宅し、検診・吸引した。その際に身体を左右に転がして起こし、背中を強くマッサージした後に吸引を行っていた。肺をスクイーズするくらいのイメージで、でも肋骨を骨折しない程度にとのことだった。吸引後もしばらく痰は少し上がってくるけれどやがて落ち着く、と言った。

その後、その看護師からも中心静脈点滴と喉からの吸引の話がされた。今後、点滴を入れられる血管が無くなってくるという事実があり、その時に中心静脈点滴をしないと普通の点滴になるが、方向性としてどのようにしていくと考えるか、とのことだった。

私が、点滴の数を減らしていくという選択はありますか、と質問したら、それも家族としての方針ですね、と言われ、明日の先生の往診時にはどうするかと聞かれると思います、と答えた。

私は取り急ぎ、姉二人にメールを送った。

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【緊急】家族会議メール

一昨日の夜に、私は立ち会えなかったのですが、母が院長先生と話をしました。今現在やっている点滴も経過的な措置であり、注入する血管も細くなってきていてこのまま続けるのが難しくなるだろう、とのこと。

1)その時には、中心静脈への点滴をするかどうか。
(家で鎖骨付近から注入できて、先日見たポートではないものらしいが、その分感染のリスクは上がるとのこと)
もしくは、現在のまま続けるか。
(↑これは進めても、上記のようにそのうち不可能になる。そもそも進められずに外されるのか?)

2)痰の吸引を鼻から行っているが、粘膜損傷や取りきれないことを考えて、喉に穴をあけて引きやすくすることもできるとのこと。

以上2点が、院長先生から母に言われたことのようです。

明日、また(院長先生ではないが)先生の往診があるため、それまでに、方向性を出しておいて欲しいらしいのです。

少し考えてみて、姉二人の御意見を下さい。

ちなみに私は、1)が悩ましいけれど、2)は無いかなと。
1)のどんなものをどうやるのか、を具体的に知りたいところ。
それが余りにも…だったら、無いかな。
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メールした後、間もなく上の姉から電話があり、父を家に連れて帰ろうと私達が皆思ったところからブレなくていいのではないか、ゆえに中心静脈点滴も必要ないのではないか、2)は私も無いと思う、と言ってくれた。私もその言葉に、確かにそうだなと気づかされた。

その後、ふと父の弟である叔父のことを思い出し、意見を聞いてみたいと思い電話をかけた。父が入院していた時に、福島から一度見舞いに来てくれているので、その後の経緯をかいつまんで話した。叔父は、母と私が出した結論であればそれでいい、と言った。あなた達の負担が少ないように、とも。

下の姉からも電話があった。上の姉と叔父とも電話で話した旨を伝え、母は院長先生から言われたから迷ってしまっているのかもしれない、と伝えると、やはり私たちは三宅島方式で良いと思う、と言った。そこであらためて、私の中での方針が固まった。

夕方にも看護師が二人来宅し、一通りの検診と吸引、点滴の確認をした。

そして母に、姉二人と叔父と電話で話した内容を伝えた。父に何かを食べたいと言われれば食べさせたくなってしまう、ということを母が医師に漏らせば、医師の立場にしてみれば中心静脈点滴の話を出さざるを得ない。けれど、父が家に戻ってきた原点に戻って考えれば、中心静脈点滴もしなくていいのではないかと思う、と私が言うと、母も納得したようだった。

夜11時前に吸引をした。