虫媒日記。

大島まるかじれ。

暗転。

2007-07-11 02:39:43 | Weblog
暗闇は父親や鏡よりもより多くを繁殖させるわ。ほとんど無限大に。

(寺山修司『盲人書簡』)



実家で不思議なほどよく眠れるのは、
完全な暗闇があるからなんだわ。

と今気付いた。



私は完全な暗闇がとても好き。

おやすみなさい。

いつかも言ったかしら。

2007-07-11 02:08:22 | Weblog
実家のパソコンだと、
このブログが全く表示されないのです。
皆さん、如何ですか?(何。


さてさて。



百眼寮にて風変わりな物を食す。

         兎・鶉・蛹
     (うさぎ・うずら・さなぎ)

そんなパーティーが開かれていると知ったら
とりあえず行くじゃない。

兎と鶉はね、予想通りとても美味でしたよ。
ただ、鶉の卵、
といっても、まだ体内にある、大きな卵子みたいな状態の物ですけど、
それを見られなかったこと、食べられなかったことが大いに悔やまれる。
お尻の方に所謂「鶉の卵」大の物があって、
それからお腹の方へ向かってだんだん小さな卵が並んでいるのですって。
茹でて食べるとぷりんぷりんなのだそうです。
画像は見たのですけれどね。

まあ、百眼寮の冷凍庫に、あと10羽ほどいるそうなので、
いずれ。


蛹。
蚕の蛹だったそうですが、
もう見た目からかなりグロテスクです。
虫嫌いの人1人ぐらい殺してしまうかもしれないです。

で、

私も虫が嫌いなわけですが。

特に、蛾の胴体だとか、蝉の胴体だとか、
ああいった形状が一等苦手ですね。
しかも動いていたりすると、
失神できます。
ええ。

さらに言うと、
蛹ですから、
ビンゴで私の一等嫌いな形状をしていらっしゃいます。

蛹さんは、冷凍されていた上にオリーブオイルとガーリックで炒められ、
動く心配は全く御座いませんが、
表面で光沢を添えるオリーブオイルがですね、
妙なリアル感を醸し出しておりまして。

正直とても怖かったのです。

でも、

世の中体験できる物は出来るだけ体験したい

という想いから、
2,3分の躊躇の後、
えいやっ!
と口へ。

まずくわえてみる。
まぁ、まぁまぁ。

そして、噛んでみる。
あ、意外にいけるんじゃないかしらこれ。


(ちょっと表現が卑猥ですね。あ、私だけですか?そうですか。)

これは何とかいける。
あとは味だ。
と、完全に口の中へ入れて噛、、、、

んだ瞬間。

ぶちゅる。

と、凄い勢いで体液が口の中に飛び出してきたのです。


(もはやほんとに卑猥な表現にしか思えないのは、私の頭が腐っているせいですか?)


思わず飛び上がりました。

なんだかね、それがまたもう、非常に私の苦手な感じで。
私は、生き物の、瞬発力、
特に断末魔のそれが非常に苦手で御座いまして。
それを感じさせる勢いでした。
それが、緊張がほどけた一瞬に襲いかかってきたものですから、
非常に嫌な気分になりました。

同席していた花女嬢曰く、
殺意が込み上げる。


味は、私にとっては美味しくもなく、不味くもなく。
クセ具合は魚の血合い程度です。


た だ 。

問題はその後。
口の中に残った殻(背中部分)なのですよ。
これがなかなか。
まず、臭いのですよ。
そして、食感が非常に嫌な感じです。
変にしなやかで、
チュー○ットを歯で開けようとしたら、あの外側のビニール部分食べちゃった
みたいな感覚ですね。
しかもそのビニールが、弾力はそのまま、でもとても薄いんです。

多分食べた人にしか解らないと思います。


結論として、

私は、蛹を食べるのは、もう嫌です。

でも、
この「もう」がポイントなのです。
食わず嫌いじゃないところが凄いのですよ。
ここまでしっかり嫌いな理由を述べられたら、寧ろ立派でしょう。笑。



あまりに良い体験をしたので、
すっかり長くなってしまいました。

全く後悔はしていません。
ただ、嫌いな食べ物が増えただけで。
あ、でも、もしかしたら調理法を変えたらいけるのかもね。


もちろん画像を撮ったわけですが、
前述の通り、
万が一ショック状態に陥る方がいらっしゃると申し訳ないので、自粛致します。

何のことはない、蛹5匹なのですが。
一応。ね。笑。