初雪(はつゆき) 艦内神社

護衛艦'はつゆき'を護った艦内神社は富士浅間大社の分祀によるものでした。
これは先代からの縁のものなのかは、断言出来ませんが由来は気象によるものです。
日本国で”初雪”が降るのは富士山なのでその縁によるものだと考えられます。
ちなみに2004年の測候所の廃止により初雪という概念は失われていますが、初冠雪という言葉は聞くと思います。

この理論だと不知火などの艦も特別な由緒を持った御宮の護りをいただいたのかもしれません。

金刀比羅宮 艦内神社

金刀比羅宮という御宮をご存知でしょうか？
四国の金比羅さんと言ったほうが有名かもしれません。
海洋にゆかり深い神社ですので自衛艦も神札を受けています。

そしてなんと自衛艦を最も多く護るお宮でもあります(海自将官談)。
理由は先に挙げたものもありますが、お札の返し方の特殊性にもあるようです。通常お札やお守りは一年を目安に古神札として御宮に返します。しかし多忙を極める？海自にはなかなか難しい事でもあります。
そこで神札を海に返します。具体的には香川沖を航行する際に艦から海に投射します。それを瀬戸内の漁師の方が見つけたら回収し、金刀比羅宮にお返しするのです。

ロマン溢れる神事だと思います、艦からお札を返す時は左舷からになります。護衛艦は分かりませんが漁船は処女航海の際には左旋回をします。

東京の虎ノ門に金刀比羅宮が御鎮座していますので皆様も是非ご参拝下さい。