ありがとう大作戦!

「ありがとう」を言い続けると、
「ありがとう」ということが起こる?! 
ってほんとう?! 

現代語訳 古事記

2009-11-11 22:06:33 | 
鳥取で白兎神社へ行ってから
急に古事記を読みたくなり、本日購入。

「いなばの白うさぎ」は
なんだか好きで何度も読んだ記憶があるのですが
他の話は、子供の頃、岩波の子供文庫みたいなので
上・下巻だったかを読んだのですが
大半は忘れ……。

大人になって、子供の頃に大好きだったものを見たり
読んだりすると、
また新しい発見があったり、
子供の時はいじわるな人だな~と思っていた人が
(例えばアルプスの少女ハイジに出てくるロッテンマイヤーさんとか)
それはそれで受け入れられるようになったり。

今の自分が古事記に何を感じるのか、
それもちょっと楽しみ。



世界一の美女になるダイエット

2009-10-20 23:27:10 | 
猫村さんに借りた本
「世界一の美女になるダイエット」
(エリカ・アンギャル著/幻冬舎)
猫村さんから内容を聞いていなかったら、
たぶん本屋さんで手にも取らなかっただろうな~という本。
さすが幻冬舎というキャッチー過ぎるタイトルだが、
内容は、すごくはっとさせられることがいっぱい書いてある。
特に考えちゃうのは、
今日食べたものが、十年後、二十年後の自分をつくるということ。
私はかなり無頓着に食べている方だと思うのだが、
ほんと、良くも悪くも、
今すぐ結果が出る訳じゃない……。
健康であることこそが、
結局いろんなことの基本になるよな~とか考える。
高級な美容液とかクリームを使うよりも
食べ物で内臓から、肌をキレイにするとか。
水分補給とかは、
東洋医学の考えが、私自身は今、ハラに落ちているので
スルーの部分もあるが、
ほんとまったくもってそのとおり! 
ってことがいっぱい書かれている。
本屋さんで、ちょろっとでも開いてみて
損はない本かもしれません。

「建築家安藤忠雄」

2009-09-19 23:21:11 | 
新潮社刊「建築家 安藤忠雄」読了。
安藤忠雄の自伝なのだが、熱い…。
関西弁で熱く語る姿が、声が聞こえてくるようだ。
私は建築のことは判らないが、
そんなことは関係なく、
建築以外のことにも、あい通じることが満載。
実際その場所に行ってみる、
話をしてみる、
頼まれなくても興味を持ったらやってみるなど、
実際の経験談として書かれている。
誰でも同じように感じるかは判らないが、
とにかく熱く、読んでいて元気になる本だった。
魅力のひとつは、
発言がぶれないのが大きい。

「巫女さん入門初級編」

2009-03-12 22:52:54 | 
図書館で見つけて、
何これ~(笑)って気持ちで借りた本
「巫女さん入門 初級編」
(神田明神監修/朝日新聞出版)を読了。
神田明神の近くには秋葉原があるけれど
コスプレ巫女を見た神社の方がショックを受け、
本当の巫女の姿と日本文化を知ってほしいと
一日体験講座を開催したら大反響で、
申し込み多数のため、参加出来ない人もいるからと出版された本とのこと。
読んでみたら、昔憧れた巫女さんのことのみならず
神社について、用語や御作法について
すごく簡単に解りやすく書かれている本だった。
この本に書かれている言葉と内容を覚えたら
ほぼ基礎知識は大丈夫なんじゃないだろうか。
(私は覚えきれてないけれど……)
あぁ、なるほどとか、
そうだったのか! と思えるところが多数。
正中を横切るときに
神職さんたちが不思議な腰の屈め方をしているのとか
手の組み方とか、いろいろ。
あまり知識のない神社仏閣ファンなので
ピアノだったらバイエルみたいな感じなのがありがたい本だった。

「思ひ出の記」

2009-03-09 23:56:43 | 
先日行った、
松江の小泉八雲記念館で購入した本
「思ひ出の記」(小泉節子著・ヒヨコ舎)を読了。
八雲の奥さんのセツさんが
一緒に暮らした日々について書いたもの。
薄い本なのだけれど、
小泉八雲の人柄、考え方など
実に良く伝わってくる本。
小泉八雲の「怪談」は子供の頃に何度も読んだ本だけど
その作者のことをほとんど知らなかったので、
非常におもしろい本だった。
とにかく一本気というか、
頑固者というか
曲がったことや嘘が大嫌いで、
女性や子供、病人、
植物、動物へ
ものすごく深い愛情や慈しみをもっていた人だった。
子供の頃から
ほんと、数奇な運命と言っても良いような人生を送ってきたからなのか
とにかくココロの優しい、実直な人だったんだな~ってことが判る。
とにかくすべてを古き良き日本式で、
ってことに徹底的にこだわって生活。
近代的になること、
洋装になることをとても悲しんでいたそうだ。
会話文もとてもかわいくって、
八雲は独特の、
「おもしろいの家あります」とか
かわいい日本語で話すのだが
奥さんのセツさんまで
「パパさん、子供、皆待ち待ちです」とか
かわいい日本語になっているのが
ほんとほほえましい。

漱石の奥さんの鏡子さんの本や
澁澤龍彦の奥さんの龍子さんの本など
作家の奥さんが、一緒の生活を描いたものって
ほほえましさと、
客観的に見ているからなのだけれど、
びっくりして笑える部分、
そして、驚くほどの純粋さがあって
読み終わるのがもったいなくなる素敵な本が多い気がする……。


「なぜいま白洲正子なのか」

2009-02-17 23:50:35 | 
川村二郎著「なぜいま白洲正子なのか」(東京書籍)読了。
ものすごく、おもしろい本だった!
白洲さんの評伝とのことで購入したのだが、
そんなに期待はせずに読み始めたのだが、
冒頭から引き込まれ、
ほんとうにわくわくしながら読んだ。

白洲さんの本も魅力的だが、
実際の白洲さんと交流があったひとが
実際にもらった言葉、
実際に見たこと、
それらをたくさん盛り込んでいるから、
ご本人が書いたものとはまた違う視線があって
おもしろさがある。

著者が白洲さんから
好きなことをなにかひとつ、井戸を掘るつもりでとことんやれ。
とことんやると地下水脈にあたって、
いろんなことが突然わかる。
そんなことを言われるのだが、
これはが~ん! と来る素晴らしい言葉……。
この本を読むと、
白洲さん自身、時間がかかって、
いっぱいもがいて、井戸を見つけたことがわかる。
私はまったく井戸が掘れていない。
井戸そのものを見つけていない……。
これからでも探そうと思った。

読み進めていくと、
たくさんのよい言葉が出てくる。
すべては白洲さんの体感から出ているものだから
圧倒的な説得力がある。

ほんと、読み終わるのがもったいない~と感じた久々の本。

元気の出る本

2009-02-05 23:46:24 | 
以前、何かで薦められていた本、
前田義子さんの「強運に生きるワザ」
「迷わない強運哲学」
「勇気リンリン! 強運生活」を読んだ。
前田義子さんは「FOXEY」というファッションブランドのデザイナーさんで、
この本の元は、
雑誌の「Oggi」に連載されていたもの。
私は全く読んだことのない雑誌で、
さらにFOXEYというブランドは全く知らなかった。
写真で見ると、上質で綺麗な洋服で
正直、自分自身あまり興味のないタイプのものだったのだけれど、
とにかくこの前田さんの考え方、生き方がかっこいい。
タイトルから見ると運に関することの本のようだけれど、
仕事、家庭、子育てなど
女性の生き方として学ぶことや、
生きてゆくことそのものについて書かれているような本。
文章は前田さんが書いたのではなく
聞き書きという形態を取っているのだけれど、
端的に判りやすくまとめられているので
言葉が伝わりやすい。
FOXEYの服が好きかとかは関係なく、
女の人にとってはすごくエネルギーをもらえる本だと思う。

前田さんは強運になる秘訣のひとつに整理整頓を上げている。
ニューヨークと日本を行き来する生活らしいのだが、
どちらの家でも、どの引き出しの何番目には何が入っているか
すべて記憶しているそうだ。
なので電話であっても、必要な物がどこにあるか言えるそう。
すごい。

私にとっても、ほんと捨てることと整理整頓、
これはキーワード……。
……がんばろう……。


久高島の本

2009-01-19 23:08:25 | 
「日本人の魂の原郷 沖縄久高島」(比嘉康雄・著/集英社新書)を読了。
十二月に行って、
すっかり惚れ込んでしまった久高島。
それぞれの島に
それぞれの文化と良さがあるけれど、
ほんとうに独自の文化が残っていて、
何かが違うと感じる島。
ほとんど観光をしたような、しないような……
なのだけれど
帰ってきて空気感が判ると言うだけで、
ぐっとおもしろく読めた。
たぶん私は行く前に読んだとしても
言葉の意味も何もかもが、ほとんど判らなかったと思う。

たぶん、かつての日本人はどこでも
見えない場所に神様の存在を感じ、
人が見ているとか見ていないとか関係なく、
自然に、ものごとに対して
敬いや感謝を感じて生きていたのではないかと思う。
そんなことを考えさせられる本。

久高にいる間、島のいろんな人に
結婚しなくても良いから子供を産めとか
普通、どう考えたって
シングルマザーの推奨はありえないでしょう~という世代の人でも
普通にそう言われた。
かなり驚いたのだが、この本を読んだら
自然にそう言えるのが、なんだか納得した。

島の常連さんに
不思議と久高島には、いくら来たいと言っても
渡れる人と渡れない人がいるという話を聞いたし、
島の人にも
島にはじかれる人がいるというのも聞いたけれど、
それもありえるなあ~と……。

「沖縄文化論」

2008-12-01 00:18:12 | 
岡本太郎著「沖縄文化論~忘れられた日本」(中公文庫)を読んだ。
1959年11月から12月にかけて、
はじめて行った沖縄で感じたことをメインに、
その後の増補を含めて、1972年に出版された本。

熱い本だ。
今から五十年前に書かれた本だから、
もちろんものすごく、
このときよりも沖縄は変わってしまっているのだろうけれど
今の沖縄にしか行ったことのない私が読んでも、
過去のものとはまるで感じない。
違和感があったのは、向こうの人が泡盛はほとんど飲まなくて
ウイスキーとか洋酒を飲むという記載。
ここだけに時代を感じたのだけれど、
他は、現在にそのままあるかのように、
実際は変わっていても
確かにあるという感じが伝わる。

沖縄に行くと、
どんどん自分がシンプルになってゆくのを感じるのだけれど、
その理由がわかったように思う。

エルサレム・クロック

2008-11-15 17:11:17 | 
大桑千花さんの本、「エルサレム・クロック」を読んだ。
夏に読んだ「クロアチアの碧い海」と同じ著者。
クロアチア行きが決まった状態で読んだからか、
すごく空気感が伝わってくる文章と感じたのだけれど、
この「エルサレム・クロック」も
行ったことがないのに
匂いとか、熱とかが感じられる。

この、産業編集センターから出ている<私のとっておき>シリーズ、
最近何冊か読んだのだけれど、
興味深い国でも、写真ががんばりすぎて苦手とか、
内容は良いのに、著者の視線がぴんとこないとか(文章という意味で)もあって
シンプルで文章量が少ないだけに、
より、文は人柄が出るなぁ~と感じる。
その点、この大桑さんの何気ない言葉の感覚がとても好き。
実際エルサレム在住で書いているから、生き生きとしていて、
いろいろあっても良いところに視線を持って行くというか、
ものの捉え方がとても魅力的な人だと思う。
昔、叔母が行ったとき
すごく食べ物も美味しくて、良かったと言っていたけれど
いつか機会があったら行ってみたい国のひとつになった。
最近エルサレムの旧市街であった
聖職者達の殴り合いのニュース映像には驚きましたが……。