CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-044「祟り蛇ナーク」(タイ)

2020年02月04日 00時05分43秒 | タイ映画
ギガ不足です
 化け物じみた大蛇の伝説がある人里離れた古い寺院を、そんな事情を知らないノーン、ファースト、バルーンの3人組が訪れる。彼らが恐ろしい伝説を知ったときには、すでに数々の怪現象に見舞われていた。
 果たして彼らは、この呪われた寺院から脱出することができるのか? 
 そして、伝説の悪霊“ナーク”は一体何を望んでいるのか?(「KINENOTE」より)


 冒頭、1人の僧が悪霊らしきものに襲われるシーンから始まる。

 寺院に言い伝えられる伝説による恐怖を描いたホラー。

 そんな寺院にノーン、ファースト、バルーンの3人の若者が出家のため訪れる。
 そして3人は、早々に怪現象に襲われることになる。

 ファーストとバルーンの2人がオネエということで、その驚きっぷりが騒々しい。
 ちょっとイラつくような感じがないわけでもないが、その騒ぎっぷりは時に笑わせられるところもある。

 そして主人公らしき、ノーン。
 何か、パンサー尾形に顔が似ていたな。

 そもそもその寺院では、出家しようとする者が命を落としていくという伝説がありながら、3人をそのまま出家させようとするのも不思議であったが、その伝説自体も今ひとつよく判らなかったな。

 そして出家を望む大蛇の伝説もあったのだが、3人に襲い来る恐怖、悪霊は蛇の伝説に関係あるものでもなかったような感じがする。

 3人が寺院に着いてからすぐに怪現象が起こり、いきなり大蛇が登場するシーンはあったが。
 驚きのシーン、更にその後も恐怖シーンが繰り返される。

 雰囲気的には怖いシーンだなと思うものもあったが、ファーストとバルーンの過剰なほどの怖がりっぷりに、逆にそちらの方に気を取られてしまう。

 クライマックス、いよいよ悪霊が目の前に現れ、恐怖感も頂点に達しようかという展開であるが、そこでも何かと小ネタで笑わせようとする。

 しんみりとさせるようなシーンもあったが、全体的には恐怖よりも笑い、というかドタバタと騒がしい印象の強いホラーであった。

 ファーストとバルーンのようなオネエが出家できるのかと思ってしまうが、タイの出家事情というのは、思ったものと違ったものがあるようである。

 ところで、本作も続編を考えているのかなというようなラストだったな。

/5

監督:ポンタリット・チョートクリサダーソーポン
出演:ワチラウィット・パイサーングンウォン
   プーリパット・ウェーチャウォンサーデーチャーワット
   ウィッタワット・ラッタナブンバーラミー、ヤーナニーン・パーラウィー・ワイゲーン
於:シネマート新宿

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20-043「マイ・スパイ」(ア... | トップ | 20-045「ティーンスピリット... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

タイ映画」カテゴリの最新記事