東京絵の具

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駿府城

2010年10月20日 | 中部
東御門橋と東御門。左側に巽櫓。

所在地:静岡県静岡市葵区駿府公園1-1

駿府城(すんぷじょう)、築城者:徳川家康

駿府とは駿河の国の中心を意味し、徳川家康が幼少時今川氏の人質となっていた
ところでもある。今川氏の居館があったとされる場所に家康が最初に城を築いたのは
天正13年(1585)といわれるが詳細は不明である。その後、隠居した家康が城を改築
したのは慶長12年(1607)だった。このとき西国の大名たちに負担させて大御所に
ふさわしい3重の堀と6重7階(あるいは5重7階)の天守をもつ城に大改築させた。

しかし、天守は出火で寛永12年(1635)焼失して以後は再建されなかった。
二の丸や三の丸の堀、大手御門の虎口はよく残されている。
また、二の丸東御門、巽櫓や本丸堀の一部が復元公開されている。
また、紅葉山庭園や茶室もあります。


Google Earthで見た駿府城周辺。


中掘


本丸掘。石垣は荒割した石を積み上げ、隙間に小さな石を詰めていく
「打ち込みはぎ」と呼ばれる積み方です。角の部分は「算木積み」という
積み方で横長の石を互い違いに積んで崩れにくくしています。


二の丸水路。本丸掘と二の丸掘をつなぐ水路で、本丸掘からの水を外へ
流す目的で築かれています。幅は約4.5m、江戸時代の深さは約4m、
長さは約95mあり、4回折れ曲がっています。


静岡県指定天然記念物「家康公御手植のミカン」
鎌倉時代に中国から渡来した紀州ミカン(コミカン)の一種で、
香りの強い種子のある小形の実をつけます。静岡ではホンミカンと
よばれ、蜜柑の起源を知る貴重なものとされています。


徳川家康像


駿府城にいた猫。偶然にも日光東照宮の眠り猫によく似ている。

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