東京絵の具

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金剛山 正福寺

2011年03月21日 | 東京多摩
国宝 『千体小地蔵尊堂』 昭和三年(1928年)に国宝指定。

建物の周りには柵があり、回堂内の千体小地蔵尊像は見る事が出来ない。
国宝千躰地蔵尊像の公開(年3回) : 8月8日、9月24日、11月3日
千体小地蔵尊像は、名前の示す通り堂内には多くの小地蔵尊が奉納されている。
丸彫りの立像で、高さが10~30cm位が大部分で、何か祈願する人は、この像を
一本借りて家に持ち帰り、願いが成就すればもう一本添えて奉納したと言われる。
背面に文字のあるものは、約300体で、その年号は、正徳四年(1714)から
享保十四年(1729)のものが多く、奉納者は東村山を中心に、所沢、国分寺、
小金井まで及んでいます。

所在地:東京都東村山市野口町4-6-1
交通:東村山駅東口下車徒歩15分

西武新宿線 東村山駅下車徒歩10分にある金剛山正福寺には、
東京多摩地域唯一の国宝建造物である「正福寺地蔵堂」がある。

全国で国宝の建築物は、神社38件、寺院154件、城郭8件、住宅12件、
近代の住居1件、その他3件、計216件が指定されているが、こと東京に
於いては大震災や戦争などによって、ほぼ壊滅した歴史を辿っているので、
東村山市にある東京多摩で一つしかない国宝建造物は極めて貴重である。

確たる史科は現存していませんが、勧請開山は、中国南宋径山寺の
石渓心月仏海といわれ、開基は弘安元年(1278)に鎌倉幕府八代執権
北条時宗(時頼説も有)が建立したとも言われている。
発掘調査の墨書から、室町時代の応永14年(1407)に建立と認知されている。

鎌倉時代の禅宗様建築の代表的な遺構で、回堂内は江戸時代の
地蔵信仰により、多くの小地蔵尊像が奉納されています。


貞和(じょうわ)の板碑。都内最大級の板碑で、高さ285cm(地上部分247cm)、
幅は中央部で55cmある。西暦1349年の板碑で、かつては近くに流れる
前川の橋として使われ、経文橋または念仏橋とも呼ばれていました。

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