今を生きるためのBlog

東京在住、現在28歳のBlog。仕事で関係する中国、米国公認会計士の話題をはじめ、日々の思いを綴っています。

ANJO、大丈夫か?(続編)

2005年08月30日 | CPA・日商簿記
ANJO神田本校、閉鎖ですか。。(詳細は「実録!会計初心者CPA合格までの道」を参照)売りに出すのでしょうね。1ヵ月後の話を受講生に公表しないなんて、本当にひどい話だと思います。顧客満足度の視点が残念ながら足りないですね。つくばエクスプレスの開通で沸く秋葉原には数少ない暗いニュースだ。CPA関係者にとっては。

前回の記事にプラスしてあと1点、最近ANJOが危ないと思った点がありました。⑥として付け加えます。それはANJOの広告。日経新聞には2~3年前は毎日のようにANJOの広告が掲載されていた。最近はUSENばかりが目立つと思いません?「超速CPA」の文字ばかり目に付きます。

ANJO、大丈夫か?

2005年08月28日 | CPA・日商簿記
ANJOの東京本部が再編されるらしい。ANJOのウェブサイトには以下の通り書かれている。

この度ANJOインターナショナルでは、皆様へのサービス向上の一環として首都圏の拠点を大幅再編することとなりました。東京本部につきましては、利便性を最大重視いたしまして駅直結の現在の新宿校を拡張し、東京本部として2005年10月1日(土)より、リニューアルオープンいたします。横浜校につきましては誠に遺憾ながら2005年9月30日(金)をもちまして閉校させていただきます。又、新拠点としまして、新橋校が11月にオープン予定となっております。

新宿校を拡充、横浜校を閉校、新橋校を開設の3点なので、総じて見れば業務拡大である。神田の本部で勉強してきた私にとっての疑問。それは神田校がどうなるか。

たまに「2ちゃんねる」でCPAに関する議論を見たりするのだが、その議論で神田のビルを売りに出すのではという話で盛り上がっている。ANJOの経営は非常に危ないという話は一昔前から聞いている。実際、以下の点から私も危ないと思っている。

①無制限受講制度が廃止になり、教科書を買うことが必須になった。
②税理士講座などここ数年拡張させた一部の講座を廃止した。
③合格者に配布する図書カードの金額が減った。CPAで言うと、従来は1科目当り2,000円で4科目合格すると計8,000円。私の場合、2科目ずつ合格したら2,500円ずつで計5,000円(一度の合格科目数により金額異なる)。
④合格者祝賀パーティが最近開催されていない。
⑤最近は神田本部の自習室の人数が少ない。

一番気になっているのは上記の⑤。昔は多くの人で賑わっていたが、今は明らかにさっぱりだ。CPA受験者が減って市場規模の拡大が頭打ちとなっているのか、それとも他社にシェアを奪われているのか。財務諸表が公開されていない以上、経営状態の詳細は定かでない。どうなるんだANJO?

株って難しい(その1)

2005年08月24日 | 経営
今年初めにCPA受験でハワイに行った際、試験後に現地に留学していた大学時代の友人と遊んだ。彼は卒業後、京都の某大手メーカーに就職後、すぐに証券会社の研究所に転職。証券アナリストが自分の天職だと確信して英語を身につけるために再度辞職してハワイ留学していた。私は資産運用として投資信託しかやったことなかったのだが、ハワイで彼に「株式の方が絶対に面白い」と力説された。

ご存知の通り、投資信託は幾つかの株式で運用する。そのため、分散投資になるのでリスクは少ないがその分リターンも少ない。一方株式は分散の概念がなく、その企業の業績にのみ依存するのでリスクは高いがリターンも高い。リスクを減らすために分散するには業界の異なった株式を買う必要が生じる。高いリターンを目指して研究するのがまた楽しいという。

この話があったので、2005年は株デビューの年にしようと密かに思っていた。そして帰国後は銘柄選びに奔走した。先ずは、自分に身近で中国に関係があり、株主優待が魅力的な企業にしようと思った。

1社目はすぐに決まった。それはワタミ。「和民」で飲んだことがある人は多いでしょう。ワタミは香港に進出後、今年から広東省深セン市にも出店、今後も中国事業も拡大させる方針。ここの株主優待は和民をはじめとして系列店で使える6,000円券。半年毎なので1年持てば1万2,000円分の無料券がもれなくもらえる(但し、休前日・土曜・祝日は使えない)。学生時代にはよく行ったが社会人になってはほとんど行っていない。しかしこの1万2,000円は大きいぞ。

もう1社は、折角CPAを勉強したのだから、米国基準で財務諸表を出している企業にしようと思った。そうなると、米国にも上場している大手企業という限定になり、電機メーカーを色々と調べた。1社、業績が悪い会社を発見。それは三洋電機。ここは昨年の中越地震で新潟の半導体工場が被災。保険をかけてなかったことで多額の損失を計上した。おまけに家電・AVも冴えずに赤字計上であった。株価チャートを見て底と判断!よしこれでいこうと購入した。。。つづく

仕事は与えられるもの?

2005年08月22日 | その他
東大理系出身で、管理部門や事業部門、そして調査部門などあらゆる部門を担当していた人が課の上司となった時期があった。てきぱきというわけではないが、無難に仕事をこなし、社内での評価は高かった。その上司に、「なんでそんな色々異動したんですか」と質問したことがある。彼の回答は、「自分で望んだわけでないよ。仕事は会社から与えられるものだから」というものだった。

一理あると思ったが、同時に「自分ではこうなりたくない」と感じた。正確には、「こうはなれない」と感じたのかもしれない。もちろん、仕事に対する価値観は様々だし、それで自分が満足だと思えば他人からどうこう言われる筋合いはない。この上司も決して後悔しているようには見えないし、見識がある立派な人だ。

こんなことを思い出したのはある事が起こったため。それは海外駐在の打診。実を言うと、去年末にも打診を受けた。当時はCPAの勉強の最中で、今は駐在が考えられない旨を伝えて話が立ち消えとなった。そして今回はCPAが一段落しての打診。まさに人事課が待ってましたと言っているかのようなタイミングで。今回も中国事務所への駐在で、自分にとっては嬉しい話。しかし、自分が希望する担当業務ではない。全く未経験のことを海外でやるというもの。今は断る方向で気持ちが向いている。

折角CPAを取ったのだからそれを活かす業務をやりたい。わがままと言われようと、それが自分にとって最良の選択肢。
それが会社にとっても良いのではないか?
CPAを活かせる業務があるのに、敢えてそれを外して打診するの?
今、人のやりくりがキツイのは分かるけど、もっと考えられるんじゃないの?

何度も打診を断るのは本意ではないが、この業務で駐在しても自分が十分楽しめないことは分かっている。仕事は与えられるものかもしれない。しかし自分で仕事を選ぶ視点を常に持っていたい。そこで大事なのは、選ぶためには自分がそのポストに相応しいことを証明すること。証明出来ないのに、「これがしたい」と言ってもわがままと捉えられる可能性が高い。自分が今回主張する根拠はCPA取得だと自分では思っている。

どうかこの気持ちが通じますように。念のため、うちの会社は銀行などとは違い、事情を説明すれば異動の話は比較的容易に断ることが出来ます。

監査法人、75%が時間不足

2005年08月21日 | 会計・税務など
最近の新聞報道によると、監査法人の約75%が監査にかける時間が足りないという。その理由として、①会計基準の複雑化、②不正発見に向けた新しい監査手法の導入で業務が増えていることを挙げている。

企業監査の目的は、会計基準に照らして財務諸表が正しいかにつき、reasonable assuranceを提供すること。

①の会計基準の複雑化は減損会計の導入などを指すと思われる。こうした複雑化する基準を理解して監査を実際に行うことは監査の目的に適ったことであり、ある意味仕方ない。

②はどうか。不正を見つけることは残念ながら企業監査の目的ではない。結果として不正を見つけることはあるが、不正を見つけることを義務付けられていないことは注意が必要だ。
西武鉄道やカネボウの件により、企業不正がクローズアップされたため、監査法人は不正発見に時間をかけるようになった。実際、カネボウの件では中央青山がどこまで不正に絡んでいたかを調査されている。しかし、監査法人には不正発見の責任を負うわけでない。この点、注意が必要だと感じる。

話は変わるけど、オランダサッカーで平山が2得点したらしい。しかも後半30分から出場で2点決めて、2-1で勝利。正直、背は高いがスピードがあるわけでなく、何だか頼りないので海外で成功するのは難しいと思っていた。そんな彼がデビュー戦で2点だなんて。。。頑張ってくれよ。

中国の経済統計の信憑性

2005年08月18日 | 中国
中国のGDPがかさ上げされているという事実は最近随分と報道されている。今年上半期のGDPを国家統計局(中央政府)は前年同期比9.5%増の6兆7422億元と発表した。しかし、各地方政府が出すGDPを単純に合計すると8兆3979億元。中央政府が発表したGDPより25%高い水準になる。地方のGDPで中央政府が出した9.5%増という成長率を上回ったのは雲南省と吉林省の2省だけというから驚きだ。

地方政府のトップにとって、自分の実績を評価してもらうためにも、少しでも経済成長率を高く出したいという思惑がある。それがこの数字の背景にある。中央政府もその点を認識しており、独自ルートでGDPを算出している。

地方政府だけでなく、中央政府の発表値も怪しい。毎年最新の統計年鑑でチェックしておかないと、いつの間にかGDP成長率が変わっていることがある。

中央政府の発表に更に疑惑を持つことが最近あった。それは、受け入れ投資額も操作していることが分かったからだ。商務部(中央政府)は2005年上半期の投資受入額(実行ベース)を前年同期比3.2%減の285億6,000万ドルと発表した。しかし、昨年発表した2004年上半期の金額は338億8,300万ドル。単純に数字だけ比べると、16%減少していることになる。政府は公式に発表していないが、恐らく昨年の数字をかさ下げしたのだろう。そうでないと3.2%減になった根拠がつかめない。なぜかさ下げしたか?理由は簡単。中国への投資が急減しているという印象を対外的に出したくないため。体外的に出すと共産党政権に危機をもたらすことになる。政府としてはこういったリスクを出来るだけ排除したいと苦慮していることが分かる。

最近読んだ本:「ザ・ゴール2‐思考プロセス」

2005年08月17日 | 本・映画の紹介
TOC(制約条件の理論)を提唱したゴールドラット氏による経済小説。TOCはBECのテキストにも出てきたこともあり、このシリーズの本を読んでみたいとCPAを勉強していた頃から思ってました。もちろん2だけでなくて1もあるのだが、2を先に読んだ理由は単純。図書館で既に借りられていたため…。どうやら3(チェンジ・ザ・ルール)もあるらしい。

1で工場閉鎖の危機を救ったらしい主人公が、今回は副社長としてグループ会社の経営再建に立ち向かう様子が描かれている。現状を変えるために横たわる制約条件を上げ、そこを絞り込んで改革手法を提案する。相手との交渉で双方の立場に立って妥協点を見出すといった手法は参考になった。会社内での経営再建策から家庭内での子供との対立に至るまで、見事なまでに対立点を解消していく。

論理的思考能力が身についている人はこう考えるのかと思いながら読んでいたら終わっていたという感じ。読みやすいのは確かなんだけど、自分がどこまで応用出来るかは…微妙ですね。苦笑

有効な時間活用のために

2005年08月16日 | その他
人間が与えられた1日は24時間。これを平日はどう使うかというと、会社が朝9時~19時として10時間(うち昼休み1時間)、睡眠が7時間として残るのは7時間。ここから御飯、新聞、テレビ、入浴などを引いていくと、本当に自由に使える時間って限られる。

人によっては睡眠時間を削るのも手だが、私の場合、あまりに睡眠不測になると頭痛になってしまうので選択肢にならない。CPAの勉強をしていた頃は少しでも平日に勉強時間を多く獲りたいがため、昼食を弁当やサブウェイにして10分で平らげ、会議室にこもって残りの時間、MCを解いたものだ。今でもたまにそうして、昼休みに中国語単語を覚えたり、本を読んだりしているが。。

最近思い始め、実践しているのは「ながら勉強」。電車に乗りながら、自転車をこぎながら、部屋の片付けをしながら中国語リスニングの練習をしている。電車に乗るとつい、ぼーっとしてしまったり、浅い眠りをしてしまったりする。しかし、それって時間の使い方としてはもったいない。完全に集中できないにしても他より賢明な方法だ。ましてリスニングなんて机に座ってじっくり勉強すると飽きてしまうもの。普段出来ないことを電車や自転車に乗りながらこなしていると何だか違う世界が見えてくる。

大久保と秋葉原

2005年08月14日 | その他
活気付いたと最近感じた街が2つある。
1つは大久保。ここは学生時代に友人が住んでいたこともあり、たまに行っていた。5年以上前の話だけど、ここの魅力はアジア料理を比較的安い値段で食すことが出来ること。「屋台村」という東南アジア各国の料理が楽しめる小さなフードコートみたいなお店は何度か足を運んだ。当時はバックパックを背負ってアジアを中心に旅していたので、現地で食べた忘れられない味を求めていた。そして自分が買ったわけではないけど、売春婦は多かった。街角でそれと分かる女性がちらほら見かけた。当時はよく話しかけられたものだ。中国、韓国、東南アジア、中には金髪もいたなあ。

最近5年ぶりに足を運んだ。先ず驚いたのは物凄い人。新大久保では待ち合わせの人だかり。そして韓国を中心にアジア料理のお店が多いのは変っていないのだが、やたら目に付いたのが韓流グッズのお店。ヨン様グッズを求めて店先には年配の女性が沢山!なるほどな。もともと韓国人が集まる場所として有名な大久保。それが韓国ブームで火がついたわけだ。ニーズも考えて韓国でしか入手出来ないグッズを大量に輸入したのだろう。そして昔の売春婦も取り締まりが厳しくなったためか、全く見かけなかった。昔のちょっと怪しい雰囲気が消え、健全な(?)ショッピングを楽しみ、料理を楽しむ街に打って変わっていた。

もう1つは秋葉原。ここも電気街としては東京の人だけでなく、日本を訪れる外国人にも著名な場所。私の家も近いので、家電が壊れるとよく石丸電気に行く。秋葉原に行くのは、こうした電気製品を買い求める消費者、そしてPCを自分で組立てるために部品を求める若者だった。5年ほど前までは。今もそうした人が多くいる。

しかし、街を歩いて明らかに増えたと感じるのが、アニメファン。自分はこの世界に入り込んでいないから、アニメと言ってよいのかよく分からない。コスプレを着てお店のビラを配る女性がそこらじゅういる。彼女らを写真に収める若者も多数。「電車男」の世界ってこれなのだろうか。兎に角、秋葉原も物凄い人だらけだ。

街が活気付くのはそれ自体素晴らしいこと。経済的なメリットは計り知れないことだろう。しかし個人的に言うと、昔の大久保の雰囲気が懐かしい。そして秋葉原でコスプレ女性を撮影する若者を見ると若干将来を心配してしまうのだ。

Certificateを申請

2005年08月11日 | CPA・日商簿記
午前休を取って、溜池山王にある米国大使館に行って来た。目的はCPAのcertificate申請書類の公証。2度目なので要領もよく分かっている。

VISA取得の面接等で並んでいる列を横目で見ながら、公証・連邦年金の窓口へ。書類を提出して手数料30ドルを支払う。テレビで流れる大リーグ中継を見ながら待つこと3分。名前が呼ばれ、申請書類に嘘偽りがないかを宣誓してサインを記入。そして終了。1つ発見したのは、宣誓を担当する米国人も日本語が話せることが判明したこと。最初に「英語話せますか」といきなり質問されびっくりしてしまった。

1つ疑問に思うんですが、公証って必要なの?人を性悪説で捉え、宣誓させるのはある意味SOX法での内部統制について経営者が責任を負うのと似ている。AICPAとしては公証を通せば内容の信頼度が増すと考えるのだろう。しかし宣誓といっても中身はごく簡単なもの。「申請書の内容は真実ですか」と聞かれ、「YES」と答えてサインしただけ。いくらでも嘘が通せるとふと思ってしまった。それだけで午前休取って30ドル払うのだからCPA受験生は費用が高くついて大変です。本当に。これまで一体いくらかかったのだろう。

なお、公証を辞書で引くと・・「特定の事実または法律関係の存否をおおやけに証明する行為。各種の登記や証明書の発行など」と載っていました。

その後郵便局に行き、登録料61ドルのマネーオーダーを作成してEMSにてDelaware State Board of Accountancyへ送付。

終わった!!これで自分がやる手続きは全て終了。あとは1~2ヵ月待って、自分のcertificateがDelawareで承認されるのを待つことになる。ひと安心だが、まだまだ気が抜けません。。苦笑