住宅の改装工事手伝いだとか、建築現場。これ一見きつそうに感じますけど予想に反して楽です。ただしセメントやボードを運ぶとなると死亡フラグ。
しかし、建築現場で働いてる人達は良い人多いですし楽しいです。
で、この建築現場やった時ですけど、自分の車持ってる人限定で「チクリ屋」という人がいました。凄く規律の厳しい会社だった為、現場での服装(ヘルメット、安全帯、安全靴など)に関して違反があれば減給されるのですが…「チクリ屋」の人は現場を巡回して、そういう人がいるとこっそり盗撮、写真提出。
違反者は給料受け取りの時にその写真を突きつけられ、「おまえあの時ヘルメットかぶってなかっただろう。だからペナルティで○円減給だ」と言われて引かれてしまうわけです。
チクリ屋は、1件発見あたり5,000円の報酬だったらしく、1人が1日で40,000円稼いだ事もあったそうです。
宅配便仕分けは、ヤマト運輸でしかやった事ないですけど、これは割とお勧めです。ヤマト運輸なら良い人多いですし荷物の扱いも丁寧ですけど、佐川は辞めた方が良いそうです。
交通量調査。これは座ってカウンター押すだけなので、楽ですし早く終わることもなければ残業する事もありません。ただし、ずっと座ったままで動かないため、季節を選ぶ事になります。晩秋~早春はやめた方が良いですし、当然真夏は…
学生時代に「フルキャスト」に登録していました。
「フルキャスト」は「交通費支給」とは書いてるけど、実際に行ってみると「交通費は日給に含まれている」と。つまり日給8,000円は嘘で、6.000円+2,000円は交通費。
しかも、業務上移動が必要になった時に、その「片道しか」支給にならない為、現場が遠いと割に合わないわけです。
フルキャストでは、引っ越しは2回ありましたが、日給制なので早く終わっても1日分支給されるとはいえ、引越は絶対やめとけと言います。
1回目はアパートからアパートへの引っ越しだったのですけど、業者はアサヒビール系列の「アサヒ・カーゴサービス」という所でした。この時はその会社の人も凄く感じの良い方で、移動中のトラックでも談笑してましたし、さほど大変でもなく14:00頃終わりました。
しかし次から書く2回目が「最悪」でした。この現場に行かされたのが原因でフルキャスト辞めました。
いつものように作業予約をしました。その時は仕事がない状態だった為、久しぶりに仕事があるという状態になりました。そして前日に作業内容の確認の電話をしました。それによりますと、メンバーは私ともう1人。集合場所は、東急東横線の都立大学駅の改札前に朝8:00。業者は「松本引越センター」。
そして、当日に集合場所に行き、もう1人の人と落ち合いました。現場に向かう途中に、その人から「松本引越センターは、アルバイトに対して暴力振るうらしいよ。」と聞きました。その時私は、それが単なる噂であってほしいと祈りました。
向かう途中に「松本引越センター」のトラックが現場に向かって走っていきました。そのトラックには3人が乗っており、その風貌は、「茶髪・ピアス・ヒゲ」といった感じでした。確かにそういった人達でもいい人たちはいるわけですから、見た目だけで人を判断するのは本当はよくないのですが、その人達が悪い人たちでない事を祈るしかありませんでした。
そして現場に到着しました。2人で挨拶に行くと…「ご苦労様です。ではトラックの中にユニフォームあるから着替えてしまって下さい」と、感じのよさそうな声で言われました。「どうやら大丈夫かな?」と、そこで安心してしまった私が愚か者でした…
そう、噂は本当だったのです。暴力を受けたという事はありませんでしたが、作業が開始した途端、いきなり怒鳴られました。別に怒られるようなことはしていないのに…。ちゃんと仕事をしていても、「さっさとやれ馬鹿野郎」「おせーんだよ」などといった罵声が次々と飛んできます。
ここで「それって能率が悪いからでは?」と疑問が出てくるかもしれませんが、実際にあの連中にとっては能率等関係ないと言っていいでしょう。アルバイトは、とにかく作業中は(ちゃんと仕事をしていても)罵声を浴びせられました。そのくせ連中らは客の飼い犬と遊んでる始末ですし。
「集団だからじゃないの?一個人だったらいい人かも知れない」等と言われたこともありますが、移動中のトラック(1対1)の中でもアルバイトに対して延々と文句を言い続け、罵声を浴びせるような奴の何処が「いい人」なのでしょうか?
10:00。1回目の休憩です。一緒の人といろいろと話をしました。その人は「やっぱり噂は本当だったか…」という事を言っていました。一緒の人も「なんかペースが異常じゃないか?アパートからアパートへの引越ならともかく、一軒家から一軒家の引越は普通はこんなペースでやらないよ。これは絶対もう1件あるよ」と言うので「うげぇ…勘弁してくれ」と思うしかありませんでした。
また、この時に応援部隊として、松本引越センターからもう1台のトラックが来て、新たに3人が加わりました。その3人の風貌は1人はパンチパーマ、1人はヤンキーっぽい茶髪の男、そして1人は髭のない麻原彰晃という感じの人でした。
12:00。2回目の休憩で、本来は食事の時間なのですが、松本引越センターの連中だけが食事を取り、アルバイトにはそのような余裕は与えられませんでした。しかし、この時までに作業の大部分が片付いていました。後から応援部隊で入った3人のうち、「髭のない麻原彰晃という感じの人」だけは悪い人ではなかった為(残る2人は元からいた3人と同じようにアルバイトには一方的に罵声を浴びせていた)いろいろと話したのですが、「たいてい1日2件あるし、俺なんか4件行った事もあるよ。その時はクタクタだったけど怒鳴られまくって大変だったよ」という事を言っていました。「やっぱりもう一件あるんだ…」そう思いました。
14:00。全ての作業が終了した為、松本引越センターの作業員から「本部に指示を仰ぐから、それまでの間トラックに乗って待っていろ」という指示がありましたから、一緒の人とトラックに乗りました。トラックの無線で会話が全部聞き取れたわけですが、連中らは本部に「都立大学現場終了。これよりフルキャスト2名を連れて旗野台の現場へ移動します」、そして本部から「了解」と。わかっていたとはいえ「やっぱりもう1件か…」顔から血の気が引いていくのがわかりました。
それから5分ぐらいして本部からの無線連絡。「旗野台の現場は量が少ないから3人いれば足りるだろう。アルバイトは帰らせろ」という指示。ホッと胸をなで下ろしたのは言うまでもありません。もし旗野台へ行かされていたら…考えるだけで恐ろしいものがあります。
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実はフルキャストだと、前日に現場業者名と、集合場所を確認しなければならないのですが、現場業者名が「松本引越センター」だと「そこだけは勘弁して頂けますか?」と断ってくるアルバイトがかなり多かったのだそうです。何故なら「松本引越センター」の現場に行ったアルバイトからは「殴られた」「蹴られた」という報告が後を絶たず、中には怪我をしたという人までいたらしいのです。
また、「松本引越センター」の作業員は中学校や高校で不良だったという人が多く、その人間関係しか知らないまま社会人になる為、また不良同士の人間関係が築かれてしまう現実があるのだそうです。
さらに、「松本引越センター」は、他と比べると料金がべらぼうに高いらしく、営業側は「その分安全性は最優先」とうたってるのですが、これははっきり言って全くの大嘘!
アルバイトに対してはさんざん文句を言うくせに、作業員からして平気で荷物を引きずり回すわ、荷物は投げるわで、しっかり新築の家のフローリングに大きな傷があちこちにボロボロについていましたし、「作業時には植木鉢用の出窓には乗らないで」という指示があったにもかかわらず、そこに大の大人3人が乗っかって、お客さんから注意を受けてはじめて「えっ、そうでしたっけ?」その出窓はガタガタになってしまいました。
その日の夜、私は39度の熱を出し、2日間寝込みました。その時に入っていた大学の講義も出席を取らないものであり、休んでも影響はなかったのですが、その後は熱がある中無理して大学に行き、意識朦朧としながら講義を受けました。
1週間後、私は作業着等の道具を持って給料を取りに行きました。そして「フルキャスト」からアルバイト登録を抹消しました。
それからずっと後に、別のアルバイトをしていた時に、そのバイト先の人と話していた時に「松本引越センター」の話題が出てきましたが、やはりその人も酷い目に遭ったと言っていました。その人と一緒にいた人は作業員からさんざん殴る蹴るの暴行を受け眼鏡が割れたそうで、ちなみにその人自身は「給料いらないから帰らせてくれ」と言って途中で帰ったそうです。
さらに、また別のアルバイトの時に聞いた話、そのバイト先の人が「松本引越センター」でのバイトをしたときに、平気で荷物を投げたり引きずったりしているのを見て、「そんなことして大丈夫ですか?」と質問したところ帰ってきた答えは…「ああ、俺の物じゃねぇから関係ねぇよ」だそうです。
その松本引越センターは、そういう事ばかりしていたから大手にも関わらず売上が落ち込み、2007年に当時の社長(創業者の息子)が自殺。それから間もなく、創業者である会長名義の額面計6億円の手形を取締役会の了承を経ずに作成、会長がグループ会社2社に対して裏書保証させていたことが発覚。これにより会長が解任、手形は回収され会社に実害はそのものはなかったとはいえ信用低下。
翌年に民事再生法適用の申し立てがされたものの棄却され、破産手続開始決定しました。
潰れるべくして潰れたわけです。
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しかし、フルキャストもフルキャストで、登録抹消したら、その情報も全て消してくれるはずだったのですが、登録抹消して半年後に「引越シーズンで猫の手も借りたいので来ませんか?」というハガキが来てましたからね。
※「松本引越センター」という会社はなくなりましたが、現在は「株式会社まつもと」という会社が2010年に設立されて、ここが業務を引き継ぐ形になって「New松本引越センター」というフランチャイズ形式の会社になったようです。