(パ・リーグ、楽天5-6西武、21回戦、西武13勝7敗1分、5日、Kスタ宮城)パ・リーグ首位の西武は5日、楽天21回戦(Kスタ宮城)に6-5で競り勝ち、両リーグ通じて70勝一番乗りを果たした。5-5で迎えた九回一死から5番の中村剛也内野手(27)が3試合連発となる決勝の17号ソロ。同率2位のソフトバンク、ロッテもともに勝ってゲーム差は「1・5」のままだが、頼れる主砲の完全復活で優勝モードに突入だ。
ボールをとらえた瞬間に、本塁打とチームの勝利を確信した。5-5の九回一死、中村が楽天・小山の高めに抜けた143キロのシンカーを強振。打球はライナーでバックスクリーン右に飛び込み、西武が三たび勝ち越した。
「何も考えず、来た球を打とうと。勝たないといけない試合で一本打ててよかった」
“本家おかわり”が完全復活だ。3日の15号満塁弾、4日の16号ソロに続いて3戦連発。Kスタ宮城では通算14本目となる本塁打に「打球の方向がいいし、自分のスイングができ始めています」と手応えを口にした。
右ひじの故障から先月25日に復帰したが、試合勘はなかなか戻らなかった。ひじは現在も、外角の直球系の球をはじき返す際に痛みが走る状態。西武ドームでの打撃練習でも常にサク越えを狙っていた27歳は「悩みながら、中途半端な感じでした」と振り返る。
仙台では心機一転、フルスイングを心掛けた。「練習で思い切り振るようにしたんです」。屋外球場ならではの青空へ向かって伸びた号砲に、満面の笑みを浮かべた。
渡辺監督も70勝一番乗りに導いた主砲に「仙台に来るまでよくなかったけど、(球場と)相性がいいのかな。打撃の感じをつかんでくれた」とひと安心。歓喜のゴールを目指すチームにとって、中村の完全復活は何よりの好材料だ。
ボールをとらえた瞬間に、本塁打とチームの勝利を確信した。5-5の九回一死、中村が楽天・小山の高めに抜けた143キロのシンカーを強振。打球はライナーでバックスクリーン右に飛び込み、西武が三たび勝ち越した。
「何も考えず、来た球を打とうと。勝たないといけない試合で一本打ててよかった」
“本家おかわり”が完全復活だ。3日の15号満塁弾、4日の16号ソロに続いて3戦連発。Kスタ宮城では通算14本目となる本塁打に「打球の方向がいいし、自分のスイングができ始めています」と手応えを口にした。
右ひじの故障から先月25日に復帰したが、試合勘はなかなか戻らなかった。ひじは現在も、外角の直球系の球をはじき返す際に痛みが走る状態。西武ドームでの打撃練習でも常にサク越えを狙っていた27歳は「悩みながら、中途半端な感じでした」と振り返る。
仙台では心機一転、フルスイングを心掛けた。「練習で思い切り振るようにしたんです」。屋外球場ならではの青空へ向かって伸びた号砲に、満面の笑みを浮かべた。
渡辺監督も70勝一番乗りに導いた主砲に「仙台に来るまでよくなかったけど、(球場と)相性がいいのかな。打撃の感じをつかんでくれた」とひと安心。歓喜のゴールを目指すチームにとって、中村の完全復活は何よりの好材料だ。