「あまねくひかり」 910×657mm 白亜地に油彩
長年連れ添った家猫がなくなって失われたことへの悲しみとか、今まで一緒にいてくれてありがとうとか、
言葉で表しきれない多くの思いに圧倒されながら、目が枯れるほど水が出て、そこにいないということの
いたたまれなさに新しい猫を迎えることに奔走してみたり、描きながらも感情があふれてきてなんかもう
あるところから進まなくなった。彼女は確かに存在したし、今もスピリットとしてか、あるいは
別の個体に転生しているかして存在しているだろう。確かにいるんだという印象しか表現できない。
かけがえのない時間を共有できたことを大切にしたい。その思いを込めて
彼女に捧げる。今もちゃんと心にいるよ。ありがとう。
2024 75th 群馬県展
11月22日(金)から12月1日(日) 9:30~17:00
群馬県立近代美術館 1階 展示室