ラヂオ惑星モルファス

大統領制について①


民主制(民主政)の定義とは何でしょうか?一定の社会の構成員が個々に持っている意思の集合で物事を決定していくやり方・・・でしょうか?
当然、個々の人の持つ意思は完全に同一であることはなく、より多くの人の意思が反映できるような共通項をによって決定されるのが通例だろうと思います。
私は、より少数であった「個々の意思」をより多数の共通項となった意思も、決して無視するのではなく常に少数者の意思をも包摂できるような共通項を求めることが民主制の本質ではないかな・・・と考えています。

さてその中で、最近の話題である「大統領」・・・アメリカでは選挙が行われ、韓国では支持を失い風前の灯火となっています・・・をちょっと考えてみました。

日本は、国家のリーダーを選ぶのに間接民主制を取って居ますから、国家レベルでは理解しにくいのですが、たまたま東京都知事の選挙があり小池百合子さんが知事になったので、東京都を独立国家として考えれば分かりやすいですね、ちょうど予算規模もスゥエーデンと同じくらいですし。

 リーダーを直接選ぶことは極めて民主的に見えますが、やはり結果としてポピュリストや中身の薄い選択をしがちだと思います。東京や大阪の知事を考えてみれば、青島幸男、石原慎太郎、横山ノック、橋本徹・・・そして小池百合子。タレントやテレビに出演するような「有名人」がいけないと言うことではないのですが、テレビという虚構の世界で見ていた虚像を真実の姿と思い込みやすいのではないかと思います。
その人の思想信条だけでなく、具体的な施策に対する考え方や対応方針などをつぶさに考えて投票するより「なんとなく、何かをやってくれそうな空気を感じる」とか「変化をもたらすだろうと感じさせる」というような「雰囲気」「空気」で投票しているのではないかと思います。また、候補者も具体的な施策(政策ではありません)の比較などというような有権者受けしないことをこつこつやるよりも・・・全然しないとは言いませんが・・・自分がいかに変化をもたらすような存在であるか、「有権者の日常の不満」を大きく転換できるような力があるのか、などをアッピールする方が当選への近道だと言えるでしょうね。

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