真夏に撮った写真ですが、キキョウは秋の七草のひとつ。
秋の七草は、萩(ハギ)、薄(ススキ)、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、
葛(クズ)、藤袴(フジバカマ)、女郎花(オミナエシ)。
図鑑はカタカナが多いですが、昆虫も植物も趣のあるピッタリの漢字があるんだと
感激します。
中学のころ国語の先生に「あなたたちはボキャブラリーが少ない」と
よく言われていました。語彙のことですね。
美術の先生に「もっと建設的にものごとを考えて」と言われたことも忘れられません。
振り返ってみれば本当にその通り。漢字も言葉も勉強不足でした。
最近朝日新聞で見つけて気になった記事から。
♪国語学者の大野晋(すすむ)氏
「豊かな語彙を持ち、事実をしっかりと見て、そのときどきにぴたっとあう表現ができる。これが言語の能力があるということだ」
♪哲学者の鷲田清一氏(折々のことば作者)
「言葉をきっかけに、思い詰めていた事柄を別の視点から見られるようになり、
背負っている荷物がちょっとでも軽くなればうれしいですね」
♪9月7日「折々のことば」
「あの子は魚と絵が好きだからそれでいいんです」
もっと勉強もと担任に告げられた時のさかなクンの母の返答。7月2日朝刊から。
7月2日の記事は切り抜いてすでに室内に貼ってあり、
さかなクンに息子たちを重ねています。
授業中は窓の外の虫や鳥を眺め、体育館では天井の鳥の巣を見つけ、
あそこのクチナシにはナナホシテントウが、
どこそこにはホシホウジャク(蛾です)とよく知っていました。
好きなことしか夢中にならなかった息子たちは、二人とも虫屋方面に進学。
こういう生き方もあり!と励まされた気がしました。
考えていることを人に伝えるために、
豊かな語彙を身につけたいものと思うこのごろです。
読書の秋ですね!
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