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あれこれ

日々の事

名前のない女たち

2010-09-21 13:13:53 | 
著者 中村 敦彦


なんとなく題名を目にした本を読んでみよう。と思う事がよくある。
これは映画化された?とかで、どこかで見にしたのだと思う。
内容はAV嬢のものらしいってことだけしかわからず読んだ。

心と体が痛い~~~
読みながら体中が痛くなってしまった。

もともとAVは嫌いだった。
いいこぶってるとかじゃなく、どう見ても痛そうにしか感じないから。
そう言ったら、「男の視点で作られているからじゃないの。」と言われた事がある。
本を読んで益々思った。「やっぱり、痛いんじゃないか。」

企画物って存在も初めてしった。
容姿がそこそこの人はこういう場でしか、活躍できないのか。
どんな世界にもヒエラルキーが存在するんだな。

すべてじゃないけど、家庭環境に問題があった人が多かった。
18過ぎたら自分のケツは自分でぬぐえ。と思っているけど、土台がぐらぐらしていたら、
正常な判断が出来なくなってしまうのだろうか・・・。

他人のことながら、「それで、いいの??」と聞きたくなってしまう。
モラルとかじゃなくて、自分が辛くないの?と。
これでいい!と言う考えなら、それはひとつの職業としていいと思うけど。

ひとつ疑問が解決したことがある
新宿で何回か「モデルになりませんか?」と声をかけられたことがあった。
ババアだし、不細工なのは自分がよっくわかってるので、何の勧誘か疑問だった。
風俗は若い女の子限定だと思っていたし。
こーゆーことだったんだな~。
自分は年いってるし、不細工だし、よっぽどの汚れしかないだろう。。
う~。痛い、痛い。


陽気なギャング

2010-08-02 14:16:52 | 
『陽気なギャングが地球を回す』、『アヒルと鴨のコインロッカー』、
『陽気なギャングの日常と襲撃』を読んだ。

ギャングシリーズはつながってるのは分かるけど、
『アヒル』も微妙につながりがあって、クスリとしてしまった

世間に疎いので、これが映画化されているなんて知らなかった~。
一年ぶり位に行ったツタヤで見かけたので、
『地球を回す』を借りてみた。

うーーーーーん
あのキスシーン、必要なの??
映画になると、必要とも思えない恋愛が織り込まれるなー。
小説は爽快感が楽しいのに、なんかちょっと違う~。

新たな結末は、まあまあ面白かったかな。
予想ついちゃったけど。

「祥子が全然イメージ違う!!」と憤っていたら、
娘に「映画になるとかわるんだよ。そんなもんじゃない?」と言われてしまった。
ごもっともです・・・

またプンプンしないよう、『アヒル』は観るのやめよう。


ラプンツェル

2010-06-24 11:43:46 | 
『眠れるラプンツェル』山本文緒

10年くらい前に買った絵が、私の家に飾ってある。
「ラプンツェル」の絵。
その時はなんとも思わず可愛いから買ったんだけど、その頃から心の奥では考えていたのかな~。なんて思ってしまった。
誰かここから連れ出してって。

15歳年下の中学生に恋してしまうお話
中学生は自分の子供と一緒だから、考えられない・・けど、15歳下ってありじゃない?
本もそうだけど、女が年上(かなり)ってすごく引け目を感じてしまう。
わかるなー。
好きになってしまってすいません。と謝りたくなってしまう。

「6年したらまた会おう」と汐美
「絵空事」とルフィオが怒る

中学生からの6年は環境がものすごく変わるし、確かにどうなるかわからないよね・・・と思いながら、
先日「12年たったら結婚できるかもね」と言われたことを思い出す。

まさに絵空事だわな。でも嬉しかった
こんな私も想像すれば現実になるんだろうか?

自分の事を、長い髪を垂らし、
やっと王子が来てくれたのに塔から出る勇気がない意気地無しのラプンツェルなんて言ったら・・・
友達からグーパンチくらいそうだ


あんまりだったな~

2010-06-12 17:57:55 | 
ブックオフで以前買っておいた、「ジオラマ」桐野夏生を読んだ。
傑作短編集と帯があったけど、感想はいまいち。
やっぱり長編の方が面白い作者だと思った。
「グロテスク」面白かったし。
女のドロドロした部分は圧巻だわ。