柚豆のスケッチブック

季節の手作りレシピと和布で楽しむ日々の装い

オートクチュールの仕立て   その1

2016-11-10 14:11:27 | きものでおようふく

今から 45~6ねんまえに。

ある 有名なオートクチュールのアトリエのチーフが「独立される」と

親友が教えてくれました、彼女がそのチーフと一緒のアトリエで仕事をしていました。 

「天才だよ」  素晴らしい仕事のことを聞いていました

私は すっ飛んで行って 頼んで 頼んで 弟子にしてもらいました

最初は先生の自宅からのスタート  間もなく 新宿南口の駅近くに

アトリエを構えるまでに。修行の途中で私は嫁に行き。

先生もしばらくして 結婚され千葉に・・・・・

その間はありましたが、ここ7~8年前からその当時のオートクチュールの

アトリエのメンバーの中にいれてもらって先生とも、年に一度会っていました


私の親戚の結婚式が10月にあり その時に着る服を考えていたら

帯でジャッケトを作ろうと思い立った。

親友にパターンを起こしてもらい シーチングで仮縫いまでしてもらって

でも 何十年も本格的なオートクチュールの仕立てはしていないのと

帯地 しかも 私の二十歳のとき 兄の結婚式に出席するのに 母が

一式用意してくれたものです だから 生地が厚い!とても手に負えない!


今年も丁度 9月にあって そのはなしをしたりして 帰ってから

もう一度 先生に教わりたい!!と・・・・・・

       夢でした

その思いをどきどきしながらメールをしました

「私でお役に立つなら いつでもどうぞ」

もう泣いちゃいました。 この年でこんなうれしいことがあるなんて!!



ということで 今日は2回目 本仮縫いです

帯地の決まった幅と大きな柄 「柄合わせが難しい それと 幅が狭いのではぎはぎになるよ」

と親友 前身ごろも 後身頃と同じ柄の配置になるはずでした  が




なんと!!この柄合わせです!!もう 神の手 です



先生とこの 猫ちゃんの BBちゃんです



仮縫いをほどきパターンを補正し見頃も補正し 裏裁ちです



先生に駅まで送り迎えまでしてもらって お昼まで出して頂き なんて幸せ者でしょう 




何度見ても この柄合わせは 素晴らしい!!


当然 親戚の結婚式には 間に合いませんでしたが

時間をかけて ていねいに仕上げます。

 







 



 



 


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