スズメは日本に何羽くらいいるのでしょうか。
日本学術振興会特別研究員の三上修さんが調べました。
もちろん、全部捕まえて数えるわけにはいかないので、一定の範囲で調査してそこから推定します。
500m四方の調査地を住宅地、商用地、農村部などの異なる環境ごとに生息密度を調べます。
今年の5~6月に秋田、埼玉、熊本の3県で各環境を数ヶ所ずつ合計40ヶ所を歩いて調べたそうです。
調べたのは、巣の密度 . . . 本文を読む
スズメはどうして人の近くにいるのでしょうか?
天敵から身を守りやすく、餌も豊富だからだと言われています。
巣を作る場所もありますしね。
しかし、農家の方などから見ればコメを食べてしまう害鳥です。
1970年代には800万羽を超えていたスズメ類の捕獲数が、最近は10万羽台まで減ったそうです。
2006年前半には北海道で1500羽以上のスズメの大量死がありました。
雪のある冬の間は、人が作っ . . . 本文を読む
人間に最も近い鳥と言えるかもしれないスズメ。
昨日の朝日新聞にスズメについて詳しく書かれた記事が載っていました。
御覧になった方も多いと思いますが、紹介しようと思います。
かなり長い記事なので、何回かに分けて紹介します。
2000年に噴火した三宅島では、住民が島外へ避難するとスズメがいなくなりました。
スズメは周辺の島へ移動し、住民が帰ってくると三宅島へ戻ってきました。
また、スズメは同じ地 . . . 本文を読む
事務所の隅っこにあるクロガネモチ。
真っ赤な実をつけています。
でも、クロガネモチって鳥たちには人気が無くて、いつも最後まで売れ残ってます。
ムラサキシキブの実なんかもうほとんど見られなくなってしまったというのに・・・。
モチノキとの区別が難しいのですが、実がついていれば簡単です。
モチノキはひとつの果柄にひとつの実しかつきませんが、クロガネモチは分岐していくつもの実が付きます。
また . . . 本文を読む
クスノキは樟脳が取れることで有名ですね。
樟脳は血行促進作用や鎮痛作用、消炎作用などがあるそうです。
葉っぱを1枚もらって指でぐりぐり揉むとスーッとする匂いがします。
クスノキだけじゃなくて、クスノキ科の仲間はたいてい同じにおいがします。
木の種類が分からないときに葉っぱの匂いをかいで同じ匂いがしたら、クスノキの仲間だなということがわかります。
今の時期、黒い実がたくさんついていますが、 . . . 本文を読む
今年掛川市の自然環境調査でカエルと海岸林の調査を行いました。
カエル調査はボランティアの方にも御協力いただきました。
調査結果がまとまったので、市民の方への報告会を行いました。
熱心な方が多く、寒い中、足を運んでくださいました。
ありがとうございます。
報告会終了後もホタルの情報を教えてくださった方など生き物の話で盛り上がっていました。
みなさん、好きですね~。
掛川市の自然環境調査は . . . 本文を読む
1997年にCOP3が開催されて京都議定書が採択されてから11年も経つんですね。
COP14がポーランドで開催されましたが、今回も先進国と途上国の溝は埋まらなかったようです。
日本は斉藤環境大臣が、2050年までに60~80%削減する長期目標を掲げたことを紹介し、京都議定書以降(13年以降)先進国は国別で総量目標を設定し、現在は削減義務がない中国など主要途上国にも目標を持ってもらうことを提案し . . . 本文を読む
遊然舎の事務所の近くにオオタカがいることは以前にも書きました。
事務所の川を挟んで隣の家の方が、イベントなどで放される白いハトを飼ってまして、そのハトを狙ってオオタカが来ました!
事務所の周りを飛ぶハトを追いかけていました。
しかし、ハトの飼い主の方が花火を何度も打ち上げるので、なかなか高度を下げられずハトを仕留めることは出来ませんでした。
ちょっとオオタカがかわいそうな気もしますが、ハト . . . 本文を読む
今年は実が少ないと何度か書きましたが、それをあざ笑うかのようにヒヨドリジョウゴの実がたくさん付いていました。
ムラサキシキブの実などは、かなり食べられた跡があるのですが、ヒヨドリジョウゴはあまりおいしくないのか、ほとんど食べられた形跡がありませんでした。
クロガネモチなんかも同様の傾向です。
赤く色づいて、いかにも鳥が好みそうな実ですが、ヒヨドリが食べるところはあまり見れません。
昔の人が . . . 本文を読む
備長炭の材料として知られるウバメガシですが、掛川ではよく見られる植物です。
海に近づくにつれて多くなります。
今年は木の実が少ないと先日書きましたが、ウバメガシのドングリもあまり見られません。
ウバメガシのドングリは殻斗(俗に言う帽子)が実にくらべてとても小さいのが特徴です。
この姿はなんかユーモラスでかわいいですね。
・ウバメガシ
ブナ科コナラ属 常緑高木
神奈川以西の太平洋側から九 . . . 本文を読む