僕の細道

おんたけ山

御嶽山噴火から日が経ち、被災状況が鮮明になってきました。

私は、高校3年生の冬(昭和58年12月から59年3月まで)御嶽山の貸スキー店にてアルバイトしていました。

当時の「おんたけスキー場」は、今よりも長いゲレンデがあり、スキー板がストラップからブレーキに変わる時期で、貸スキー店も大繁盛の時代でした。氷点下15度の世界に囲まれた山小屋にはバイト連中が寝泊まりし、朝から晩まで顔を突き合わせていました。

おんたけ2240
http://ontake2240.jp/

王滝村公式HP
http://www.vill.otaki.nagano.jp/

下山したその秋1984年9月に長野県西部地震が起き、一緒にバイトしていた男性の一家3人とも亡くなりました。王滝村の村民で冬季は仕事が少なく、通いで貸スキー店にて働いていたのでした。赤ちゃんが生まれたばかりで、陽気で楽しい方でした。

地震後、風評被害で観光客の減少を払しょくすべく、王滝村の復興はバブル景気が加勢し、クワッドリフトや温泉施設など、様々な投資がなされ、一大リゾート地へと変貌していきましたが、スキーブームも去り、バブル景気も弾け、箱物に頼った自治体経営は頓挫し、平成の大合併でも借金まみれの王滝村の併合は進まず、今に至ります。

御嶽山は、信仰の山であり、今でも「御岳講」が続いています。冬季は御嶽山の清滝と新滝の流れる水が全て凍りつき、それを参拝しに多数の信者が寒参りに訪れます。

偶然ですが、妻の曽祖父は「御岳講」の案内人をされており、その功績を認められ、御墓が御岳山にあります。

そして、今回の噴火。

自然災害と共生を歩む人たちの動向が懸念されます。

【過去ログ参照】
『冬の過ごし方』(御岳編)2000年(平成12年)2月21日(月)
http://www.geocities.jp/yuutexii/ontake.html

「御岳山周遊」 2003年(平成15年)年9月30日(火)撮影
http://www.geocities.jp/yuutexii/ontake-aki.html

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