私の書道教室は 自宅と公民館でしています。
公民館の方は 12年前 私の師匠が引退されるとき、私を指名してその引継ぎをしています。
その公民館での出来事です。
ここでの生徒さんは 私より皆、年上の方ばかりで、20人ほどいます。
2時間のうち、最初の1時間半は 添削に時間を要していて、皆さんも黙々と書いています。
一通り添削が終わった頃、おばちゃんたちばかりですので、おしゃべりが始まります。
編んだベストを褒めたり、作ってきた服を着てそれを褒めたり、
なぜか書道教室なのに、作りかけの服を持ってきて、先生これどうしたらいいのかしら？、、、の質問があったり、
何でもありの教室です。
今から もう5年前だったかしら、阪神書道会が終了してしまい、
一東書道会に編入しようという話になった時、
ほとんどの方は、こういう時、
「どうする？もう入らないで、先生の手本だけもらって それだけを書く？」とかになってしまいがちです。
その方が、個人の出費が少なくて済むことは確かです。
この時、私が言ったことは
「私は 一東書道会に編入します。そこで、また師範試験を受けますから、
皆さんも 私に付いてきてください。」
すると 一人の方が拍手をして、その方以外も 順次拍手をして、全員が一東書道会に編入したのです。
なかなか、熱い話でした。
そして、今日、教室が始まって1時間半ほど経った頃、
ご年配の生徒さん「友人が入院して、無事退院しました。
退院したその日に ラジオでトワ・エ・モワ 誰もいない海 を聴いたら、泣けて、泣けて、
歌詞が とてもいいので、、それにダブって、、、、
歌詞がいいよ、ほんと。」
別の生徒さんが「歌ってー。」
そしたら、その方、本当に歌い出して、声はかなり枯れています、なんと3番まで歌いました。
最後の方は みんなで歌っていました。
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いまはもう秋 だれもいない海 知らん顔して 人がゆきすぎても
わたしは忘れない 海に約束したからつらくても つらくても死にはしないと
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なかなか、熱い教室です。
イジメなんて、まずはありません（私が許しません）
雰囲気がいいから 続けられる、それが長く居る人の感想です。
年に一度、各ランクの試験があります。
その時には 必ず、受けるように伝えます。
大抵の場合、生徒さんは「どうしようかな？自信ないし。」
そこで 私は 「受かるように指導します。」って言うのよ＾＾。
誰もいない海 トワ・エ・モワ
