折れそう/憲法百選

2007-02-24 23:53:57 | 日々の勉強
民法の答練だったのですが・・・
折れそうでした。手が。てかむしろ、心が。

いつにもまして長ーい問題文に、論点が2問合わせて11個。涙
(ちなみに、普通は1問で3つくらい)
思考する時間はほぼなく出来る範囲で分析して、あとはひたすら書いて書いて書いて書いてで終了。

若干分量が多い気はしますが、最近の民法の出題傾向に適合してるっちゃ適合してるので文句は言えず。
省略していい部分とダメな部分を上手に峻別して、時間短縮を図るしかないかなーという気がします。
書くスピード上げるって手もなきにしもあらずですが、自分の字でそれをやるとリアルに判読不能になりそうだし。笑

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憲法判例百選Ⅰの第五版が出てました。
四版が2000年発刊だから7年ぶりの改定。
新規・差し替えは25件だそうで、主だったところだと
・郵便法違憲判決
・在外邦人の選挙法違憲判決
・外国人公務就任権の最高裁
・「石に泳ぐ魚」事件の最高裁
・早稲田大学江沢民名簿提出事件
あたりですか。逆に載るかなーと思い載らなかったのとしては
・群馬司法書士会事件
・土地収用法の平成14年判例
あたり。

択一向けにとりあえずは丁寧に流し読もうかなというところです。
解説が面白いからと読み込み過ぎないように注意しつつね。

ちなみに。憲法判例百選Ⅱの第五版は3月下旬だそーで。
ⅠとⅡでズレてるあたり、誰かが原稿遅らせたのかなあ、と邪推してます。笑

焦ったー/近況

2007-02-24 00:46:55 | 日々の勉強
予備校のラウンジも終了の時間になり、とてとてと帰る帰り道。

電車の発車チャイムが鳴ったところで、いきなり後ろで何人かの悲鳴が!
振り返ると1つ隣のドアのところで人だかりが出来てて、しかもちょっとドア際だけ開いてる感じ。

悲鳴&人だかり=なんかやばい状況
ちょっと離れてる感じ=巻き込まれるの回避?

もしや刃傷沙汰とかか!と思い、離れる準備をしかけたところで、
「電車を止めて!」という声。
どうやら人が電車とホームの間に落ちたみたいで。

ほっと一安心。。じゃないね。
なんせ発車チャイムが思いっきり鳴り響いてる状況。
これ発車しちゃったらやばいよ! 確実に落ちてる人亡くなるっしょ。

と思いつつも、あれだけ人が多いと手助けも出来ず、ハラハラと見ることしばし。
・・・無事助け出されました。
改めて、ほっと一息。

見てて思ったんだけど、これってシステム的に電車止まるんかな?
止まらないとすると(=人の警告で止まるとすると)タイミング的に相当やばかったような。
落ちたのがどんな人かとか見なかったけど、時間からすると多分酔っ払い。
自分も酔ってホームに落ちたことはあるし、気を付けないといかんね ><


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久しぶりの更新だし多少の近況報告:
◎司法試験の願書の出願
 法務省まで行ってきました。無事出願完了。
 警備員の人が怖いなーと思ってのだけど、帰りがけに「頑張ってね!」と励まされ良い意味で意外でした。

◎花粉症の為に医者に
 行こう行こうと思いつつ2週間くらい。ようやく行けました。
 開口一番、先生から「遅いじゃない!」とお叱りの言葉。
 去年もお世話になってるんだけど、去年は一月中旬には行ったものね。反省反省。
 飲み薬、点鼻薬、マスクと揃えて、これで花粉症対策は万全◎

◎択一答練
 行こう行こうと思いつつ1週間くらい。まだ申し込んでません(ぉ
 気付いたら時間過ぎてるとか、気付いたらカードもってないとか、気付いたら択一の合格証明(割引用)とか。いけてねー。
 この手の手続き的なんがきちんと出来ないのは気が緩んでる証拠な気がする。猛省。

◎歯医者
 行こう行こうと(略。
 いや、そろそろ予約とらないとまずいな。

破産法/今後

2007-02-16 03:10:55 | 日々の勉強
試験3つ目の破産法は、なんというか・・・肩透かしな感じでした。
学部試験にしても、司法試験にしても、聞かれるのは原則ながら、例外的なパターンや限界的な事例で悩ませるというのがセオリーのように思うのですが、今回はどうやら原則を説明して終わりだったようで。

そんなわけで、余事記載が多い答案になった気がしますが、松下センセは学部担当最後なので寛大な採点を期待してます。笑

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破産法の試験が終わったところで学部試験は無事終了。
留年することにして数を取らなくて良かった分、受けた3つは全てそれなりに手応えがあるのは嬉しいところです。

そして、学部試験が全て終わったのでいよいよ司法試験に完全集中モード。
択一まで3ヶ月、論文まで5ヶ月。残りの時間をしっかりと使って結果を出します。

振り返ると去年は心のどっかで「結果」を求めてなかったのかもしれません。
自分の実力と合格ラインは遥か彼方にあるかのように感じてましたし、落ちたとしてもローがあるというのもありましたし。

でも、あくまで資格試験なんですよ。その意味で結果が全て。
論文にきっちり通って、口述まで抜けないと意味はないわけです。

択一は「確実に50点」とれる実力が指針です。合格点が上がるとしてもこれより上にはならないでしょうから。そして、択一の成績を合格点以上に上げることに結果としての大きな意味はないので、これより上を目指す必要もないので。
論文は安定して答案を書く為に、スタイルの確立と基礎知識・趣旨理解の徹底が必要。

現状の自分の成績を勘案すると、今後のバランスとしては3月まで粘って論文重視、4月入ってから択一特化で5月に択一。
択一後の論文の勉強は新たに何かをやる余裕はないので、3月末までの1月半でどこまで論文を上げられるかが勝負どころと言えそうです。

しっかりと力を身に付けます。確実に結果が出るだけの力を。

漫喫

2007-02-14 03:18:42 | その他
久しぶりに泊まってます。
明日の試験の勉強が終わってないからもうちょい勉強したい&試験一限だから家に帰るのめんどいってな理由で。

そういえば、一年前のこの時期は勉強会の面々とこの手のオールで勉強ってのをなぜかやってたよなあとか思い出しつつ。

効率って点では間違いなく悪いんですが(笑)、不思議な楽しさがあるのが面白いところです。

TBCの事件/消費者法テスト

2007-02-09 02:42:57 | 日々の勉強
ちょっと気になる裁判例が出てます。
事案はTBCが顧客情報を流出させたことにより、プライバシー侵害を受けたとして原告らが損害賠償を求めたというもの。

判旨で興味深いなと思ったのが「関心のあるエステのコースの情報も流出しており、名前など基本情報のみの場合より秘匿の必要性が高い」と直截に認定している点。
早稲田大学江沢民講演会事件においても、「本件名簿は,氏名等の情報のほかに『本件講演会に参加を希望し申し込んだ学生である』との情報をも含むものであるところ,このような本件個人情報は,プライバシーの権利ないし利益として,法的保護に値する」との説示がありますから、同様の見方に立ったものといえるでしょうか。

これらの判例・裁判例の立場は、「いかなる興味関心を有するか」という点もプライバシーの要素に含むというようにまとめられるように思います。
そいで、ちょっとこれに関連して考えてた事があるんだけど・・・時間がないのでまた今度。プライバシー保護の意義から遡らないといけないし。


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消費者法のテストは、それなりに満足できるレベルの答案を書けました。
問題が大分広いテーマであった為、スペースが足りず、制度の評価的な話が薄くなってしまったけど、それ以外は概ね自分の中では問題ないと思います。
相対評価なので分かりませんが、これは出来れば優を期待したいところ◎

消費者法は授業内容もさることながら、教授のキャラクターが好きでしたね。
分野的に発展中ということもあるのでしょうが、他の法律科目とかと較べると柔軟かつ模索していこうという姿勢を感じました。
法の役割からして、理論的に整合的なモノを創り上げることは重要ですが、他方で、特にその過程においては様々な可能性の模索も重要でしょう。
そんな意味で教授の柔軟な姿勢、及びその試行錯誤が他の人による研究発展の礎になればそれでいいじゃないか、という姿勢は良いなと思います。

祖母の見舞い

2007-02-06 00:22:47 | その他
お参りをどこにするか迷ったのですが、祖母が良く行ってるところということで、巣鴨のとげ抜き地蔵にしました。
しっかりとお参りをして、御守りを頂き、祖母の入院している病院へ。

手術が明日と迫っているのですが、今のところ元気なようでほっとしました。
#入院中の人に「体調に気をつけて」と言われてしまいました。笑
後で聞いた話だと、検査の結果からはⅡ期だそうで、安心は出来ないけれど、悲観する必要もないというところのようです。

今回の入院は病院側の対応があまり良くありませんでした。
(他の場合を知らないので一概には言えませんが)
まず、12月の初旬に「混んでるので年明けに手術」と言いつつ、1月末になっても手術がなされない。(この辺は「年明け」をどう解釈するかによりますが、上記文脈だと遅くても1月中旬が限度に思えます。)
また、手術日程の遅延について適切な説明がなく、投薬などの措置がない。
さらに、手術日程が決まったのが入院の4日前、手術日は入院の翌日と非常に急。

そんなこんなで、病院に対する信頼がやや揺らいではいます。
揺らいでいますが、手術の際は医者を信じざるを得ないのも事実。
明日の手術が上手くいくことを祈るばかりです。

快癒祈願/行政法二部テスト

2007-02-02 20:18:20 | 日々の勉強
快癒祈願で良い神社とかってありませんかね?
祖母が今度手術をすることになり。。無宗教ながら、神頼みもしたくなります。


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そして今日は行政法2部の試験でした。
今回は8単位分しか受けないから4単位科目のこれは結構重要。

ちなみにMixiで友人のトコに書いた自分の出題予想はこんな感じ。
>行政訴訟
◎処分性    ○各種訴えの住み分け
▲原処分主義  △原告適格
>国賠・損失補償
◎国賠の違法性 ○事業損失
▲共用カシ   △谷間の問題

結果は
>行政訴訟(出題意図と思われるもの)
(・処分性)
・原告適格の認定
・出訴期間
(・訴えの住み分け)
・第三者の主張制限
>国賠・損失補償(こちらは問題文抜粋)
・私人・私団体が行政任務を行う場合の、国家賠償責任の判断枠組み
・財産権を制限(収容・剥奪ではない)する場合の、損失補償の要否と内容

・・・予想ガン外しでした。あはは。
まあ、行政訴訟の方はひたすら参照条文を引っ張りまくって(ほぼ全て使った)、それらしいことを書いてまとめ、国賠・損補は出題意図を絞れなかったので、基礎知識と授業で扱った判例とかを書いてとりあえず授業聞いてるアピールして終了。

評価次第だけど、優:良:可で2:7:1ってとこで。

しらふ/最終講義

2007-02-01 01:36:31 | その他
女性専用車両のように、酔ってない人専用車両作ったらどうだろうか。

最近帰る時間帯が遅いのだけど、そんな時間帯だと酔っ払いが多いのだよね。
飲んでる人同士だと酒臭いのって気にならないんだけど、しらふだと結構きつく。。

・・・まあ、しらふと分けた所で酔ってる人は酔ってる事に気が付かないから、機能しなさそうだけど。笑


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民訴の伊藤眞先生が退官されるという事で、最終講義を拝聴に。

テーマは「民事紛争の解決と民事訴訟法理論の役割」と大きなテーマ。
聞き手は一方で民訴を習いたての3年生がいるから平易に説明する必要があり、他方で教授陣など(最高裁の判事さんまで来てたらしい。さすが)もいる為、そちらを満足させる必要もある状況。
大変だなあと思いつつ足を運んだけれど、講義内容は深くかつ明瞭で面白かったです。

伊藤教授の中心にある発想は、紛争解決という一連の流れの中で、訴訟をあくまでもその一場面に過ぎないものとしてその役割を限定的に解釈し、当事者の紛争上の私的自治を中心とした役割分担を考える、というものだそうで。
そして、その場合における、訴訟の役割は、紛争解決のための判断の提供に留めるべきではないか、というのが伊藤教授の示すところでした。

確かに、この発想に立つと、積極的意味で紛争管理権を捉える事も出来るでしょうし、株主代表訴訟で勝訴した場合の執行権を株主に認めないという考え方も説得的に聞こえますね。

ただ、問題となるのは、この発想の前提には自律的に十分な合理的決定を行える当事者が想定されているように思えるのですが、それは現実的なのか、というところです。
大半の人にとって、訴訟はやはり「最後の手段」でしょうし、その利用が合理的になされるのは「べき論」ではあるものの、合理的になされているとするのは擬制的に思えるからです。
そうすると、法制度の在り方としてそのような合理的当事者が実現されるべきなのはそうだとして、当面はもう少し裁判所がリードする形、最終的な判断を下す形を取るのも合理的なように思いました。