野反湖の日光黄菅と花達

おばんでがんす

先日の日曜日に朝早く出て野反湖へ行ってきた、少し遅いかもしれないが、黄色い絨毯を見たいと思って出かけた

 

最初の駐車場の縁で見つけた靫草だ、馬具の靭に似ているからの命名でとても良く似ている

昔はこの辺でも沢山有った、山羊や兎の餌にする程あったのだが何時の間にか絶滅していま山へ行かなくては見られない

「験の証拠」の親戚で花も似ているし薬効成分もおんなじだ、淡い花だが強かな花だ

何故これほどに良い色合いに咲けるのだろう、矢張り野に置け蓮華草、なのだろうか

本命が出現した、見渡す限りの日光黄菅だ

如何程の手入れをしているのか、見た目には全く自然の儘らしいが咲き誇っている、地相が有っているのであろう

コバルトブルーの湖とのコントラストがとても良く似合っている

少し遅くなったきらいはあるが花は未だ未だ沢山ある

群生と言うものはこんな風に成って初めての群生なのだろう

斜面一帯を埋め尽くす一つの種類の花はとても人間の手ではこうはならない

そして色が又佳い、我が家等で咲く花は殆どが寝ぼけた色になってしまう。海抜や、朝夕の温度差やオゾンの多い空気の加減

等ETCが重なった結果なのだろうが、、、、

湖畔の瀬戸際まで広がった花は憎たらしいほど繁茂している

そしてその空間を独り占めしているわけではなく他の花もちゃんと内包している

碧空と碧水の間の真っ黄色の絨毯はどんな絨毯よりもきれいだ

だれでも写真が撮りたくなる風景だ、

昔ここで心中をした友人の事が思い出された、なさぬ仲であったが本人たちはそれでも良いと思ったのであろう

人迷惑な。家族哭かせ話であったが人生は何が有るかわからないのが人生だ

その時の心の痛みが取れたのか如何か不明だが、、痛取りの花が満開だ

榛名山の沼野原の物よりはるかに大型な、のぎ蘭が沢山咲いている、標高が高い分だけ夏の花は遅くなるし秋に花は早くなる

小葉の蜻蛉草と並んで咲いている、映像がうまくゆかなかったので割愛したが、色色な蘭科の花が沢山見える

伊吹虎の尾も満開だ、隈笹を突き抜けて大きく咲いている。つよい花だ

一帯を埋め尽くして咲く花は日光黄菅に勝るとも劣らない花勢である

当然日光黄菅と競合するがちゃんと話が付いていてうまくグラデーションしている

もうかなりの秋茜がとんでいる、これからだんだん赤い尻尾に成って成熟した成虫になるのだろう

花は人間と言う厄介な気難しい動物の心も癒してくれるし、トンボや蝶や多くの虫たちも育ててくれる

そしおてそれを捕食する鳥たちにも恩恵を与える、心の広い植物なのだ、明日は野反湖パートⅡを投稿したい

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子