遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

たんぼっぷちの白い花

2012年07月03日 | 
お晩でがんす
最近少し太った、2Kg程だが少し調子が悪い
朝の散歩で少し絞ろうと思い今朝は歩きだした、「犬も歩けば棒に当たる」
鈍感な私でも歩くと色色なものが目に飛び込んでくる
矢張り外に出れば沢山の感動に出会えるものだとつくづく思った
農家には害草だが黄緑の草色に純白の花弁が愛らしい「ヒメジオン」が至る所で咲いている



強力な繁殖力を持つ花で直ぐに大群落を作ってしまう
引き抜こうと思っても根がしっかりしていて抜けない、途中で切れると更に増えて分枝して出てくる、厄介の花だ



其の脇に此れ又丈夫で力のあるタンポポが梅雨にも負けずに実をつけている
梅雨空はどんよりと無風だ、だから綿毛も飛び出さない
真ん丸の毛玉は只管風を待っているようだ



残月のように白い満月の綿の塊りが消え入りそうな透明感を持って風を待つ
傍に月を引きとめる、かもじ草のシルエットが見える
月を見詰めるかぐや姫と行かせまいとする貴族たちの構図だ



そして迎えの御車の光に倒されてしまった兵達を慰め痛みを取ってやる「いた取り」がすぐそばで咲いている
見た目より良く見るとずっとやさしそうな可愛い花である



日持ちの悪い花で活けてみても直ぐに花を散らして散らかしてしまう
「やはり野に置け蓮華草」であろう



田舎の而も中山間地の田は土手が高い、そして多くの花達を育む好適地を提供してくれる
何度も刈られても我慢ずよく目を出してくる土手の茅の花の実が綿毛を一杯持って時を待つ



昔は「芝子」と言って此の未だ若い花穂を良く噛んだものだ
少し甘みを持った花穂は子供たちの格好の獲物だ
どの道を通って帰ればこれが有るという事をちゃんと知っていて遠廻りをしたものだ
今は遠い昔の思い出だ



そんな一つ一つに懐かしい思い出が有り楽しめる
年を取るという事は思い出が沢山持てて何処へ行っても楽しめるという利点もある
楽しく年を取りたいものだ

そんじゃあまたはなすべえ
遊童子











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