山法師
2022年05月26日 | 花
おばんでがんす
山法師の花が満開に成って来た
最初は薄緑の少し小ぶりの十字架だが、日に日に大きくなり日に日に白くなってくる
これは苞なのだが、ハンカチの木のハンカチと同じだ、蕾は未だ真緑
今年も沢山の実がなって小鳥たちの餌に成るだろうし、落ちた実が生えてまた雑草のように子生えが出るだろう
「若緑十字架に咲く山法師、なぜ耶蘇教に改宗したのか」
「蕺と言う悪名の十字花、摘まれて干されてそれでも十薬」、、、拙歌だ
十字架の花は結構ある、だが百樹園ではこの二つが代表だ、
山法師もその土地の精霊からいつの日にか基督教になったのか、、、鳴るべくして成った訳でもあるまい、諸般の実情が有って十字架花に成った
十字架は即、基督教を想起させる、だから単純に耶蘇教に成ったのかと言われてしまう
そんな事は無いのだ晩霜害の桑の代役も務まる、小正月の繭玉の木でもあり神教や土俗の信仰にも大きく関与している
これは私の変則的発想で有ろうか、または一部の変人の発想なのか、、、、、、、、、、、。
未だ蕾も小さい。やがて大きくなって咲き出すと花弁が薄紅に染まり、牡丹雪のようになって風に舞う
三色に変身して果てるのだ、人の眼を、最後まで潔く尽くし静可の舞を舞って見せる優しい葉なのだ
人の一生もこんな風に終幕が引けたら最高だ。山法師有難う
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
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