お晩でがんす
余り天気は上々というわけでもないが,榛名連峰の双つ岳登山に行く
此の山は噴火口の火口壁の一つで岩ばかりの荒々しい山だ
其の昔信仰の山として大いに信者を集めた山で、私の曽祖父が修験道開山した山だ
だから一年に一度は必ず昇るようにしている
痩せ尾根峠で駐車してふと足元を見ると最近では珍しい「春竜胆」が咲いていた
小さいが其の色合いと言い、立ち姿と言い、とてもきりっとしている
其の先で漸く訪れた春と初夏と一緒の季節に慌てて菫が咲いている
標高の高い所ほど其の色合いが濃い。この個体も、とても菫らしくない色合いだ
こうなると花から花へ蝶や蜂が飛びまわる様にカメラが飛びまわってしまう
其の先に目がとまったのは、X芝の花穂だ、きずかぬほど小さいものだが、アップでみるととても整った顔立ちで、なかなかのお洒落ものだ
双つ岳の雄岳、と雌岳に絞って登ると決めて双つ岳駐車場まで下る
靴を履き替え登り始めると、三つ葉躑躅やら色色の木の花が出迎えてくれる、樹の花は明日の其の二に取っておくとして、さっそく撞く羽根草が密やかにそれでも精いっぱいの優しさで出迎えてくれた
最近榛名でも極端に少なく成ってしまった花だ、大切にしなくてはならない
殆ど岩たけでできた登山道は中中足に利く、足慣らしと修業を兼ねた登山に愚痴は言えない
頂上に着くと其処は電波塔の林立した、アンテナの群れの様な風景だ
近隣の山の翠を眺め、初夏の新緑の柔らかな山容を見て自然と優しい気持ちに成るのが不思議だ、三つ葉土栗が鮮やかな黄金いろで心を和ませてくれる
一服して、雌岳を目指す、少し足の柔軟さがなく成った老人には岩ばかりの階段は応える
雌岳の頂上近くに、舞鶴草が、優雅に羽根を広げて歓迎してくれる
いつ来ても変わらぬ心で精いっぱいの花を咲かせて歓迎してくれる、いい花だ
登山道で踏まれてしまいはしないかと危惧するくらいの所に、麓菫、の小さな小さな花が咲いている、どれ程小さくても菫は菫だ、愛らしい小さな花にもちゃんと菫としての誇りを持った
一人前のいい花だ
そして楚々として俯き加減だがしっかりと其の花を咲かせ実をならせ種の繁栄に対応している稚児百合は、なぜか何とか手助けの手をさし向けたくなってしまうたおやかさが有る
日陰でも文句も言わず意外と芯の強い花である
克っての噴火口である火口原の、おんまだに、に降りて無数の風穴から噴き出す冷気に思わず重ね着をしてしまう
谷の底と言おうか、岩の重なりの底には、未だ雪が残っている
風穴の冷気で雪が解けないのだ
小雨が冷気に冷やされて濃い霧となって谷底に漂っている
ドライアイスのステージに居るような気分だ
だれもいないので、南部牛追い歌を口ずさみながらの帰路だ、、、、、、、、、、、。
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
余り天気は上々というわけでもないが,榛名連峰の双つ岳登山に行く
此の山は噴火口の火口壁の一つで岩ばかりの荒々しい山だ
其の昔信仰の山として大いに信者を集めた山で、私の曽祖父が修験道開山した山だ
だから一年に一度は必ず昇るようにしている
痩せ尾根峠で駐車してふと足元を見ると最近では珍しい「春竜胆」が咲いていた
小さいが其の色合いと言い、立ち姿と言い、とてもきりっとしている
其の先で漸く訪れた春と初夏と一緒の季節に慌てて菫が咲いている
標高の高い所ほど其の色合いが濃い。この個体も、とても菫らしくない色合いだ
こうなると花から花へ蝶や蜂が飛びまわる様にカメラが飛びまわってしまう
其の先に目がとまったのは、X芝の花穂だ、きずかぬほど小さいものだが、アップでみるととても整った顔立ちで、なかなかのお洒落ものだ
双つ岳の雄岳、と雌岳に絞って登ると決めて双つ岳駐車場まで下る
靴を履き替え登り始めると、三つ葉躑躅やら色色の木の花が出迎えてくれる、樹の花は明日の其の二に取っておくとして、さっそく撞く羽根草が密やかにそれでも精いっぱいの優しさで出迎えてくれた
最近榛名でも極端に少なく成ってしまった花だ、大切にしなくてはならない
殆ど岩たけでできた登山道は中中足に利く、足慣らしと修業を兼ねた登山に愚痴は言えない
頂上に着くと其処は電波塔の林立した、アンテナの群れの様な風景だ
近隣の山の翠を眺め、初夏の新緑の柔らかな山容を見て自然と優しい気持ちに成るのが不思議だ、三つ葉土栗が鮮やかな黄金いろで心を和ませてくれる
一服して、雌岳を目指す、少し足の柔軟さがなく成った老人には岩ばかりの階段は応える
雌岳の頂上近くに、舞鶴草が、優雅に羽根を広げて歓迎してくれる
いつ来ても変わらぬ心で精いっぱいの花を咲かせて歓迎してくれる、いい花だ
登山道で踏まれてしまいはしないかと危惧するくらいの所に、麓菫、の小さな小さな花が咲いている、どれ程小さくても菫は菫だ、愛らしい小さな花にもちゃんと菫としての誇りを持った
一人前のいい花だ
そして楚々として俯き加減だがしっかりと其の花を咲かせ実をならせ種の繁栄に対応している稚児百合は、なぜか何とか手助けの手をさし向けたくなってしまうたおやかさが有る
日陰でも文句も言わず意外と芯の強い花である
克っての噴火口である火口原の、おんまだに、に降りて無数の風穴から噴き出す冷気に思わず重ね着をしてしまう
谷の底と言おうか、岩の重なりの底には、未だ雪が残っている
風穴の冷気で雪が解けないのだ
小雨が冷気に冷やされて濃い霧となって谷底に漂っている
ドライアイスのステージに居るような気分だ
だれもいないので、南部牛追い歌を口ずさみながらの帰路だ、、、、、、、、、、、。
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
御無沙汰をいたしております
先日志賀山に登ってきました、初夏の花と言うより春の花を見に行ったのですが
日陰には未だ雪が有ります
蕗のとうが雪境に沢山出ていましたが美味しそうなものをいくつか採ってきました
こちらでは蕗の薹はもっと大きく成ってから取ります、主に雌花だけをとるのが通例です
取ったものは塩ずけにしておきますそして塩を戻して調理します巻から冬にかけての大切な食材ですし
お焼きに切り込めば一等品のお焼きができます
何時かお会いできたときにご馳走します
ではまた
お元気に成られたご様子でよかったですね
矢張りそちらには未だ雪が有りますか
昨日村上村に仕事で行ったら、雪に振られてまいりました
信州は未だ冬の名残を持っていますね
蕗のとうの話、東北でも矢張りそうするそうですが、雪国の料理は矢張り冬越し最優先の物なのですね
其のうち何時かといつも言っていますが
中中現役が引退できずにいて、残念です
信州の春と初夏が一緒の雪解けは花の宝庫ですよね、何時も言ってみたいと思っていますが、、、、、、、
ではまた