おばんでがんす
全くネタ不足で困ったものだ、また今年も大正月のお飾りのネタだ、毎年のことでまずいなと
思っているが他にネタがないので仕方がない
当家の大正月のお飾りは30日にすると決まっている、それは一夜飾りにならない様にする最
低限の日時だからでありもっと前にしたいが、前は前でいそがしいからできない、、、
と言う事だろう
飾り付ける順番も決まっている。一番は七五三の大注連縄だ、これは中之間と中之小座敷に
またがる5.4mの長い注連縄だ、半紙で揚羽の蝶を型どり、身上をあげると言う謂れだ
2番目が大正月のお棚だ、このおたなは正月用に普段の神棚とは別なところに作る
中之間と奥の間の境に作る仮設の神棚だ
足を踏ん張っている様な注連飾りが。お顔隠しと言う、やはり半紙二枚で揚羽の蝶をかたどる
棚の中に鎮座するのが正月様の御歳徳神、氏子の八幡大菩薩。日の元の神天照皇大神の三柱だ
、
貢献品は左から、代代続く橙、甘い食べ物に苦労しない様に吊るし柿、何時でも勝つ様に勝ち
栗、病気を防ぐ蜜柑,子沢山の玉蜀黍、赤い物は烏瓜、棘で魔を刺し実で健康を守る柚子。
豊作を祈る稲穂、の八種類である、八は末広がりで縁起がよい壽数だ
こうして正月様のお棚飾りが終える
次は小黒柱へお顔隠しを飾る、克って小黒柱の隣は厩であったので、大切な馬の無事を祈った
次は大切な飯の元、業務用の神棚だ,恵比寿様、大黒様、を始めの七福神様だ
そして神信心の元の。御嶽大神様だ、一年中に受けた諸神社の木札も今日外して門の梁に打ち
付けておく、これは60年に一度改める習わしだ
そしおて従来の神棚もちゃんとお祀りする
内飾りが終える今度は外飾りだ、まず門松を作る
親子三代で制作している、倅、孫、影が私だ、夕刻漸く完成した
少々ピンボケだがこれはいつものことだ、門松の三神の御柱の長さは、8尺、7尺、6尺で袈裟切りにできている、これは鋭い切り口で魔を寄せ付けないと言う謂れだ
目出度い象徴の松竹梅で出来ている、松は千年の翠で二本の葉は夫婦和合の印だ
竹は親竹より小竹が必ず背がのびるから代代伸長で目出度い
梅は百花の魁で、寒さにも負けずに一番に花が咲くので目出度い、
門松では縄で梅花結びとする
そして庭には四神を祀る、産泰様、土荒神様、神農様、猿田彦様、が青龍、朱雀、白虎、玄武
に乗り屋敷や農地や家族などを、御守護してくださると言われている
昔は四本ちゃんと柱を立てて造ったものだが今は省略して一本にしてしまった
こうして主屋以外のすべての建物、11か所に小五連を付けて、21か所の神様に小実込めを
付けてお飾りを終える、そうして長い忙しい一日が終え今こうしてブログを打っている
田舎の時間は街中の時間とは違う次元の時間帯がある
どれ程急いで生きても、どれほど神経をすり減らして生きても、一生は一緒だ
もう一度生きると言う事の根本を考えてもよいのではないだろうか
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
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