霜柱

おばんでがんす

ここ幾日かは本格的の寒気が来て冬本番の様相を呈している

こうなるとそぞろ霜柱の華が楽しみになる,もう何年も楽しませて貰って居る。面白い有能な花だ

種でも宿根でも増える強い、今年冬の内の撒いておけば、来年は芽が出て上手く行けば花が咲くかもしれない

宿根草だけに根が力強く冬に入って葉が落ちても活動している。移植すると冬なのに根がとても新鮮で瑞瑞しい

枯れているように見える茎がまだ活動していて水分を吸い上げている。それが茎の中で凍って凍姴するのだ

自分の最後を凍姴と言う自爆の様な覚悟で氷の華を作る姿に感動するし、尊厳さを見る

落葉の中に埋もれながらそれでも華を咲かせる、健気だ

今年は特に華の穂が長く一番長い物は４２cmもあった

いつの間にかその範囲を毎年毎年広げて結構な株に成った、夏場の茎は割とよわいので所所支柱を立てている

日本固有の種で紫蘇の葉に似ている、地方に依っては「雪寄せ草」と呼んで居る所も在る。誠に雅な呼び名だ

双つとして同じ形は無く夫夫個性を以って咲いている。不思議だし見事だ

新地開拓も盛んで勢力範囲を広げている、霜柱が溶けたころを見計らって少し落ち葉を吹き飛ばしてやろうと思って居る

中一日休んで今朝二幕目が開演した。まさに氷の芸術だ

　実に多彩だ

　乱舞と言えよう

少しＡＰで写してみたが、その曲線や太さや細さや、、、何処を見ても繊細このうえなしで感心させられる

毎年の事乍ら、呆れる程の造形美である、もう少し活動範囲を広げてやろうかなと思って居る

此の状況が更に広がると思うと胸がわくわくする、此れが未だ死ねないと言う活力の元に成って居るのかも知れない

もう凍姴が進み過ぎて明日は観られないかもしれない冬の何度かの刹那の芸術なのだ

又来年生きていたら遭おう！！！

 

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子