烏賊の足

お晩でがんす
十年くらいたたないと咲かないとか、言われているが最近は結構あちこちで見る
まさに月下の麗人の名前通りの花である
しかし、あらを拾うわけではないが、矢張り花は花である、　　　　　　　　　　虫媒花の領域からは逃れられないから夜の虫を呼ぶ、良い匂いを出して
どんな美人でも麗人でも高貴な方でも、雌雄の営みなくしては子孫は出来ない
此れこそ本当の自然であろう
とすると、これほど綺麗な「月下美人」でもただのスケベ爺の俺と大して違わ無い所が面白い
この花を見ずして「花酒」を作れという言う方が無理な話であるが、　　　　　　咲く寸前を摘み取り、焼酎漬けにすると香りの良い極めて優れた酒になる
花は一ヶ月ほどで早めに出したほうが良いようである、
　この花の雌蕊を見ると先が十本に割れている、烏賊が餌を取る時の様な精悍さ　さえも感じさせる
どんな綺麗な花でも生きて種を残すためにはあらゆる手段を使うものだ
自家受粉による近親交配を防ぐためにか、おしべより大分突き出ている雌蕊は
虫たちが身に着けてくる他家の花粉を待っているのであろう
自然の知恵はすばらしい、
学ぶこが多くて時間が足りないのだが、、、、、、、

そんじゃあ又　　遊童子