おばんでがんす
今の時季雪ノ下が咲いています。雪ノ下はあまりに寂しい花ですが有能の花です
何故「雪ノ下」と謂うのか諸説あるらしいが、昔はよく井戸の縁に有った、手でくみ上げる井戸は常に水が零れている湿気の高い場所だから
湿地を好む、ゆきの下が生えていた。昔は井戸の事を「ゆき」とか「幸」とかと呼んでいた、水がある幸せを実感していたのであろう
或は花の大の字の下の二弁が垂れ下がっているが、これを「舌」と判じて白い雪の様な舌→が転じて「ゆきのした」ともいう
色色支持派があるだろうが私は最初の説を支持している、、、、、、、、、というわけで我が家は何処と言わず彼方此方にはびこっている
今は空池に成っているがわずかに其の池の形骸をとどめている給水口が
若干漏水しているので其の湿気をよんで雪ノ下が繁茂している
コンクリートでも岩でも石ころでもどこでも這廻して繁茂する
昔はやけどに炙って葉っぱを張り付けたりした民間薬で有ったし天婦羅でも美味しい、、夏の涼感を出すための苔玉にうÞケルト赤いランナーが無数
に出てとても綺麗なのだ、なかなか有能の花なのである
こんな雪ノ下を撮影していると頭上で何か音がしている、日本蜜蜂の分蜂が始まったのだ
当家の御神木。比翼桧葉の巨樹の洞から分蜂した、慌てて捕獲準備をしていると、なんと御神木の8mほどの太枝に集結してしまった
蜜蠟を溶かした集合版を用意してあるのにそこには止まらず、梯子もダメ高所作業車も位置が悪くて駄目。処置なしだ
水道も届かない、処置なしだ,指を咥えて見ているだけしかない、今にして思えば二階からなら水道が届いたかもしれないがすでに遅しだ
忽ち蜂球に成り、蜂の方は準備万端整って、いざ出発だ
真南方向へ飛翔していった、後を追う元気も方向を定める元気もなく意気消沈しているだけだ
何事も自然相手は難しい、奥の深さが計り知れないのが悔しい、だがどこか新天地で活動して日本蜜蜂の住濃度が増すこと考えて気を取り直す
重ね重ね無念だが、、、、、、、、
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
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